勇猛果敢(ゆうもうかかん)の一般的な意味

「果敢」は決断力に富むという意味で、この言葉自体は「何も考えずに突き進む」という意味合いではありません。
したがってひたすら突き進むという意味の「猪突猛進」と類義語とみられがちですが意味合いは違ってきます。

勇猛果敢は「勇ましく力強く勢いがあるさまや、多少の抵抗にも負けず、思い切って決断して進んでいくさま」をあらわします。

類義語としては「勇壮活発」「剛毅果断」などが挙げられます。

勇猛果敢のビジネスシーンでの意味

ビジネス用語ではありませんが、非常に前向きな言葉ですので会議や報告書にも使うことが可能です。

ただし、自分で自分を評価する場合には使うことは避けましょう。
あくまで相手から評価される場合、誰かを評価する場合に使う熟語ですので、使うシーンを間違えない必要があります。

「営業課は新商品の販売ルート開拓に際して、未開発土壌へ勇猛果敢な取り組みを行った」などどちらかというと上から目線の言葉になります。

また、前述したとおり「猪突猛進」と混同される場合が多いので、使うシチュエーション、使う相手などTPOを意識した使い方が必要になってきます。

勇猛果敢の例文

その勇猛果敢ぶりは、三百年の泰平に馴なれた江戸の武士のおよぶところではない。

出典:司馬遼太郎「燃えよ剣」

日本は今や君国のために水火をも辞さない勇猛果敢ゆうもうかかんな青年を求めているのだ。

出典:下村湖人「次郎物語」