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咫尺天涯(しせきてんがい)の意味
「咫尺(しせき)」は、ほんのわずかな距離の単位を意味する言葉で、「天涯(てんがい)」は遠く離れている事を意味する言葉です。
上記の事から咫尺天涯とは、ほんの僅かな距離であるはずなのに、まるでとても離れているように会えない事を意味する四字熟語です。
咫尺天涯のビジネスシーンでの使い方
咫尺天涯は、ビジネスで比較的使える場面の多い言葉です。ビジネスシーンでは、僅かな距離を埋められなかったり、近くにいるからこそ対立が厳しくて、共感し合えなかったりすることは珍しくありません。
「人事部と営業部の意見はまったく違うな。同じビルの中なのに咫尺天涯、途方もない距離を感じるよ。」などと使うことが出来ます。
しかし、四字熟語の中でも、現代では耳慣れない言葉であるため、なにを意味しているのかが周りに分かる文脈で使うことが求められます。
咫尺天涯の例文
まったく、この会社の身分の差は強烈だな。おそらく僕らじゃ幹部用の食堂もずっと使えないままだぞ。まさしく咫尺天涯、とてつもない距離だよ。
ようやくこの会合を持てて本当に嬉しいです。あなたとはずっと同じフィールドで競ってきましたが、今まで私たちは咫尺天涯、同じ都内に会社を構えているのに、顔を合わせたことすらもなかったのですからね。