天魔外道(てんまげどう)の

天魔とは、欲界の最上のレベルにある他化自在天(たけじざいてん)の魔王のことを意味する言葉で、仏教の修行を妨げる事も意味します。

外道とは、仏教の道から外れた教えを意味し、仏教を信仰する人や仏教を悪い教えだと考える人の事も意味します。

上記の事から天魔外道とは、仏教をさまたげることや、天上界にいる魔王と、仏教を信仰しない者をさす四字です。

天魔外道の類義語には、煩悩や迷いにとらわれて、仏教の修行をしない人を意味する「煩悩外道」などがあるでしょう。

天魔外道のビジネスシーンでの使い方

天魔外道は、仏道の修行から外れた人のことをさす言葉であるため、ビジネス用語ではありません。

しかしビジネスでは、日々問題が起こったり、上司や部下との人間関係に気をつかったりするなど、毎日が修行のようなものです。

対処しなければならない責任から逃避するなど、あまい誘惑にさそわれて問題を投げやりにしたり、手を抜いたりする事が、仏の道から外れた天魔外道の行いです。

人としての道を外れないために、自分を戒める力が求められるとき、自分が今天魔外道の状態になっていないかどうか確かめる事が大切です。

天魔外道の使い方と例文

君恩をかさに着て利欲名聞のほか何ものもない行状は、ごく近ごろのことゆえ、きっと硫黄ヶ島にいるあいだに、天魔外道に心を食われ、都返りをして来た者は、その外道の身代りだろう……などともいっておりまする。私本太平記:09 建武らくがき帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの男は寺の息子のくせに、仏の教えを守らず遊んでばかり、まさに天魔外道の行いだ。