管理職の役割とはなにか 求められる仕事内容と心構えについて解説

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管理職といえば、身近な上司でしか知らない人も、将来的にばくぜんと管理職になりたいと思っている人もいるでしょう。

ここではそもそも管理職の役割とはなにかという疑問から、管理職が役割を果たすための心構えや心掛けたいことまで解説します。

管理職に求められる役割とはなにか

管理職は組織のやりくりをする人

管理職をひと言でいうと「やりくりする人」のことです。管理者のことをmanager(マネージャー)というのは、「manage=やりくりする」人から来ています。

担当する組織(職場・チーム)の人・物資・金を効率的にマネジメントし、与えられた目標を達成する事が管理職の役割です。

マネジメント1.業務の企画(プラン)

どんな業務にも企画や計画が必要です。管理職は与えられた業務目標を達成するために、どんな方法がよいのか、どんなスケジュールを立てればよいのか、目標達成のために部下の役割分担をします。

このとき、管理職の役割はできるだけ部下(人)の意見を取り入れ、経費面(金)や達成道具・手段(物資)にも配慮して企画をします。

マネジメント2.遂行・調整(ドゥ・チェック)

企画内容に基づき実行段階に入ります。このときの管理職の役割は、事前に立てた企画通りに事が進んでいるかどうかを常にチェックすることです。

また、部下がそれぞれの決められた役割を実行しているか、経費面も予算通りにおさまっているかどうかも見極めなくてはなりません。

マネジメント3.改善(アクション)

当初立てた企画通りに進んでおらず、組織や職場に与えられた目標が達成できないかもしれないとわかった場合、計画そのものを考え直さなければなりません。

マネジメント1.~3.はマネジメントサイクルといわれ、プラン・ドゥ・チェック・アクションのそれぞれの頭文字を取り、PDCAサイクルといわれています。

 

人材育成をするのも役割

管理職は日々の業務で目標達成に向け、マネジメントの先頭に立って役割を果たしていきますが、管理職には別途大きな役割である「人材育成」があります。

部下に仕事の役割分担をしたり、行動をチェックしたりします。しかし部下を単なる駒のように使っていては役割を果たしたことにはなりません。

部下の役割分担や部下の行動チェックが成長につながっているかどうかが問題です。部下の強みや弱みをよく観察し、今後の部下の成長に役立つ役割分担や指示でなければなりません。

経営理念・ルールの浸透も仕事

管理者は担当する組織(職場・チーム)を任された責任者ですが、独立しているわけではありません。会社であれば経営トップの理念や経営方針、また、さまざまなルールの元に存在しています。

管理者の役割として、経営トップの理念・方針を自分が担当する組織に浸透するさせるという大きな役割があります。

日常の業務を通じて浸透させる方法もあれば、機会をとらえて部下に理念や上位方針を伝える場合もあります。

管理職は管理するだけでない

管理職の役割は、PDCAサイクルに基づいて仕事をマネジメントすることで、多くの場合はトップダウンで降りて来た目標をどう達成するかという「管理」が中心です。

しかし、管理職の役割は管理にとどまらず、指導者、労働者という別の側面という役割もあります。

管理職には指導者としての役割もある

指導者は与えられた目標に加え、担当する組織を強いリーダーシップで、自分の考える方向へ導いていくリーダーの役割を持ちます。

沈滞している組織では、職場の活性化を図ったり、一定の成果を出している組織であればさらに高い目標や理想に向けて引っ張っていくという役割です。

経営理念を浸透させる事が管理者の役割の場合、指導者の役割は経営理念に即し、さらに強い組織づくりを行っていく事が大切です。

管理職には労働者としての役割もある

管理職は経営者や経営幹部ではないため、管理職自身を含め、部下たち全員が労働者であるという側面があります。

労働者である限り、目標達成に向かって努力をするのは当然ですが、目標達成を目指すあまり、部下に不当な労働を強いたり、経営者から強いられたりすることのないようにしなければなりません。

管理者は、正しい「勤怠管理」や「労務管理」を行う管理者の役割を持つ事が大切です。働き甲斐とやりがいのある職場にしていく事は、管理職が労働者としてしなければならない役割だといえるでしょう。

管理職になったらまず心がけること

部下を守ることも管理職の仕事

管理職の仕事が部下を通じて達成されて行く以上、マネジメントをする管理職が心掛けなければならない第一の基本は、「部下あっての自分(管理職)」という気持ちです。

自分のために働いてくれている部下についてなにかあった場合、管理職が守ってあげるというスタンスを持つ事が大切です。

部下を褒める・叱ることも管理職の仕事

管理職の役割でも述べたように「育成」を念頭におかなければなりません。育成の基本は「褒めて育てる」です。

職場で仕事がうまくはかどらないと、管理職の立場としてはついつい叱りがちになりますが、まずは褒めてから叱るという順序を心掛けます。

現場を観察・先を予測することも管理職の仕事

管理の鉄則で「3G主義」という言葉があります。「現物」「現場」「現実」の頭文字の3Gを徹底せよという意味です。

仕事は常に「現場」で動いているため、仕事現場で「現実」を観察してから「現実」を直視することをいっています。

先に起こるであろうよいことも、悪い予感もすべて現場から予測できると心得ることが大切です。

チームとして団結させることも管理職の仕事

職場はチームであることが前提です。

何人もの部下がそれぞれの長所を持ち合い編成されているため、集団を団結させて方向付けするのは管理職であり、リーダーの仕事です。

相乗効果という言葉があります。たとえば10人の力が10人以上の力を発揮するのは、団結力以外に他なりません。

管理職はメンバーの個々の長所を集めるのが仕事と心掛けることが大切です。

ストレスコントロールも管理職の仕事

管理職の仕事にはストレスが付きものです。ストレスの原因は、自分の上司からの目標達成のプレッシャー、部下からの問題点提起、部下同士の確執、関係部署との軋轢などあげればキリがありません。

しかし、自分が管理職に任命される理由は、これらをうまくコントロールできる人材だと判断された結果です。

ストレスをストレスと感じずやり過ごすコツは、管理職という仕事を楽しむことです。目標達成を部下と喜び合えるという気持ちで仕事に励むようにすることが大切です。

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ビズリーチ

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管理職についてのまとめ

  • 管理職は、「管理(manage)=やりくりする」というところから来ています。ヒト・モノ・カネを有効活用し、目標に向かって達成して行くことが仕事です。
  • そのためには、業務の企画から遂行、改善までマネジメントサイクルに従い日々の仕事を進めていく他、人材育成、経営方針の浸透などが具体的な役割となります。
  • 部下を通じての目標達成という管理面の役割の他、指導者として、労働者としての役割も認識しておきましょう。
  • 管理職になったら心掛けるべきことは、「部下を守る」「褒めてから叱る」「現場を観察し予測」「チームとしての団結」そして、「ストレスコントロール」の5つです。