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メンタルモデルの一般的な意味とは
「メンタルモデル」とは、認知心理学の用語のひとつで、人が持つなにかしらのものごとや人に対して持っているモデル、イメージのことを意味します。
人はなにかしらの意思決定をしなければいけないときに、メンタルモデルに照らし合わせ、頭の中で情報を処理します。メンタルモデルと矛盾がなければ、処理がスムーズに行われ、矛盾があれば処理に時間がかかります。
たとえば、犬にかまれた経験がある人は、「犬は危険」というメンタルモデルを持っていることが多いでしょう。突然犬に遭遇したときには、過去の経験から得たメンタルモデルによって、反射的に逃げてしまうこともあります。
反対に、小さなことから犬を飼っていて、「犬はかわいい」というメンタルモデルがあれば、犬に遭遇したときには近寄って撫でてあげるでしょう。
メンタルモデルのビジネスでの使い方
メンタルモデルは、ビジネスでも一般的な意味と同じく使われます。
ビジネスにおいてメンタルモデルは、説明の仕方や文章の書き方に使えるでしょう。例えば相手のメンタルモデルが何かしらの初心者であった場合、専門用語を使わずに理解しやすい言葉を使うか、知らないと思われることは丁寧に説明する必要があります。
また、経済学者のセンゲは、自社・競合相手・マーケットに関して、組織が共有しているメンタルモデルを認識し、打破しようとすることが、組織の継続的な能力開発には重要だといっています。
メンタルモデルの使い方と例文
- メンタルモデルという言葉は、日常生活ではあまり使わない言葉ですが、認知行動学の用語で知っていても損がない、ビジネスでも使える言葉でしょう。
- メンタルモデルのせいか、野球など球技全般が苦手だ。
- ホームページの説明文は、アンケート結果からアクセス者のメンタルモデルを考えて構成しよう。