こちらのことを思っての事であっても、「余計なお世話だ!」と言いたくなる相手に出会うこともあるでしょう。

ここでは「おせっかい」の正しい意味や、おせっかいの特徴、上手な付き合い方について解説します。

おせっかいの意味とは

「おせっかい」とは漢字で「お節介」と書きます。

私たちが良く使う「おせっかい」の意味には、「出しゃばっていらない世話を焼くこと」や、「人の事に不必要に立ち入ってくること」という意味があります。

おせっかいのもとになった「切匙」とは、鉢植えの内側に付着した汚れや泥を掻き落とすためのかぎ状の道具です。

切匙の先が細かい溝の中にもキレイに入り込むことから、人様のプライベートや感情にスーッと入ってきて、ガチャガチャと引っ掻く様子を「まるで切匙のようだ」と言うようになり、長い月日とともに「節介」という漢字に変化していった、という説があります。

おせっかいの英語表現

おせっかいを英語で表現すると「interference」や「meddling」などと表現します。

「おせっかいな人」はそのまま「an interfering person」と表します。

おせっかいな人には以下のような言葉をぶつけることもあります

None of your business
これはあなたの問題ではない

おせっかいの類語・似た性格

以下では、おせっかいと似たような意味をもつ言葉について解説します。

余計なお世話との違い

余計なお世話は、おせっかいと非常に似たような意味を持ちます。

本来「お世話」をしてもらうことは大変感謝すべきことですが、頭に「余計な」という一言がつくことで、しなくてもいい世話を焼く事をあらわします。

ありがた迷惑との違い

本来であれば、「ありがたい」は感謝する言葉ですが、「迷惑」という言葉がつくため、ありがたいという感謝の気持ちを打ち消しています。

「ありがた迷惑」もおせっかいと同様、「自分のためを思ってしてくれているのだろうけどいらない」、という意味が含まれます。

おせっかいとほぼ同じ意味を持つ言葉といっても良いでしょう。

干渉との違い

おせっかいと似たような言葉に「干渉」という言葉もあります。

しかし、おせっかいは「相手のためによかれと思って」するものですが、干渉は必ずしもよかれと思ってするものとは限りません。

干渉は「妨害」「邪魔」といったような意味があります。おせっかいの代わりに利用する言葉としてはあまり適切ではありません。

差し出がましいとの違い

差し出がましい、はおせっかいと似たような意味がありますが、少し形式ばった言い方です。

「差し出がましい」は自分の好意をへりくだる時にも使う事があります。「おせっかいですが」というより、「差し出がましいようですが」といったほうがより丁寧な言葉遣いに聞こえるうえ自然な感じがするでしょう。

僭越との違い

僭越とはおせっかいと似たような意味がありますが、他人を非難する言葉として使われることはありません。

「おせっかいなのはわかっているけど。」などと自分の行為をへりくだり、相手に対して気遣いを示す言葉です。

「僭越ながら一言」などといったような使い方をします。

おせっかいな人の特徴1:人の事が気になる

おせっかいな人の最大かつ最低限持っている特徴に、人のプライベートが気になって仕方がない、という要素があります。

他人に興味を持ちすぎるがあまり行動が気になり、ついついおせっかいを焼いてしまいます。親切で人の世話を焼くのが好きな人という特徴でもあります。

ビジネスシーンでは、「自分が知っていることをどんどん教えてあげよう。」という考えや「困っているだろうから代わりにやってあげよう。」などという行為も同僚にとっておせっかいに感じるかもしれません。

自分は「良かれ」と思って親切心でやっていても、かえって迷惑に思われてしまう事もあります。

こちらが期待する以上の事をやってしまう、ほどほどの所でやめておけばいいのに、ついつい自分をコントロールできず入り込んでしまう、という特徴があります。

おせっかいな人の特徴、その2:自分に自信がある。

自分が一人前にできていると思っていない人は他人におせっかいを焼くことはありません。

「自分はちゃんとできているうえで、さらに余力があるから、他の人のためにも何かをしてあげよう。」というのがおせっかいな人の心理である事が多いです。

自分の能力に自信があるからこそ、他人におせっかいができるととらえることもできます。

おせっかいな人の特徴3:リーダーシップを取りたがる人が多い

おせっかいな人はリーダーシップをとりたがる人が多いのも特徴と言えるでしょう。

おせっかいな人は大概、自分が先頭に立ち、みんなをリードして物事を進めていきたいと考えています。

グイグイ引っ張って行ってもらいたいと考えている人にとっては、頼もしく感じる事も多々あるでしょう。

おせっかいな人はコミュニケーション能力があり、常に前向き、さらに人見知りをしないという特徴も兼ね備えています。

良きリーダーのなかには少しおせっかいな人も少なくないため、ビジネスシーンにおいて「おせっかい」というのは必ずしも悪いことではありません。

おせっかいな人の特徴4:困っている人を見ると放置できない

おせっかいな人は自分の周りにいる困っている人を見過ごすことができません。「自分が何とかしてあげなきゃ」という善意に基づいた使命感が強いのもその特徴と言えるでしょう。

そのため、本当に困っている人にとって「おせっかいな人」は、「ありがた迷惑」や「大きなお世話」ではなく「とても親切で頼りになる人」としてみることもできます。

しかし、おせっかいな人は勝手に「あの人は困っているだろう。」と判断して暴走してしまう事があります。

もし自分が、「困っている人を見ると放置できない。」というタイプである場合は注意が必要でしょう。

おせっかいな人の特徴5:人と接することが好き

おせっかいな人は基本的に人と接することが好きです。人と接することが好きなため、相手の事にも興味が出て、自分を犠牲にしてでもお世話を焼きたくなるという心理があります。

おせっかいな人は人と接することが好きなために、時として自分と他人の境界線があいまいになってしまう場合がおこります。

悩み事や相談を親身になって聞いていると、まるでそれが自分の身の上に起こったかのように錯覚してしまい、相手と一緒に気分が落ち込んだり、凹んだりすることも珍しくありません。

おせっかいな人との付き合い方

悪い人ではないと理解する

おせっかいな人と上手に付き合う一番の方法は、おせっかいな人は悪い人ではない、と理解してあげることです。

おせっかいな人の特徴でも紹介したように、基本的に心の優しい、よい人が多いです。他人に冷たい人たちが多い社会において、おせっかいな人は貴重な財産とも言えるでしょう。

「この人は自分に興味を持ってくれている」「自分を助けようと考えてくれている」ということを知れば、おせっかいをされても嫌な気分になりずらくなります。

きっぱりと断る

最終手段ですが、おせっかいな人と上手に付き合うためには、時としてきっぱりあいての申し出を断るという勇気も必要です。

気遣いは自分にとってありがたいことではない、という意思はっきりと示すことで、分かってもらう事が出来ます。