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社会人なであれば月々のお給料で生活するのは当然ですが、将来のことを考えると貯金も必要です。
独り暮らしの人は家賃や光熱費など月々の支払いがあって貯金するのも大変でしょう。しかし、実家暮らしの人であれば話は別です。家賃などの負担がなく、貯金がしやすい環境にあれば普通より多く貯金できるものです。ここでは、実家暮らしの社会人の貯金事情について解説します。
一人暮らしの年代別平均貯金額
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査【単身世帯調査】」(2016年)の調査による、年収および年代別の貯金額は以下の通りです。
平均値は全体の合計の平均値であるため、高額な貯金がある人の影響を受けて高くなります。中央値は、一番少ない人と一番多い人の中間の数字を算出したものです。
年収300万円未満…平均値58万円 中央値0万円
年収300~500万円未満…平均値205万円 中央値73万円
年収500~750万円未満…平均値630万円 中央値445万円
年収300万円未満…平均値221万円 中央値0万円
年収300~500万円未満…平均値504万円 中央値100万円
年収500~750万円未満…平均値1128万円 中央値905万円
年収300万円未満…平均値285万円 中央値0万円
年収300~500万円未満…平均値660万円 中央値300万円
年収500~750万円未満…平均値1364万円 中央値950万円
実家暮らしの月平均貯金額
一般的に収入の30%を目標にして貯金するのが理想といわれています。
年収が300万円の人は、年間90万円で、月々75,000円になります。家賃や光熱費を払っている一人暮らしの人には、かなり厳しい数字でしょう。しかし、家賃や光熱費の必要がない実家暮らしであれば、不可能な数字ではありません。
不動産情報サイトのSUUMOが首都圏の実家暮らしの男女(29~39歳)400人に実施したアンケートでは、年代別の月平均貯金額は以下の通りです。
年代別の月平均貯金額
20~24歳男性
37,714円
20~24歳女性
34,117円
25~29歳男性
41,327円
25~29歳女性
54,222円
30~34歳男性
41,851円
30~34歳女性
35,454円
35~40歳男性
49,897円
35~40歳女性
41,914円
全体の平均では、男性が42,697円、女性が41,426円となっています。年収300万円以下の一人暮らしの人より貯蓄額は多いです。しかし理想的な目標の30%には程遠い数字になっています。家賃や光熱費がかからないにもかかわらず、実家暮らしの人の貯金額が多くない事が疑問点としてあげられます。
スーモ 実家暮らし派に聞いた! ズバリ、家にいくらお金を入れている?
実家暮らしの人が貯金できない理由と対処方法
実家暮らしのメリットは、「お金がかからない」ことです。人によっては朝夕の食事代もかからない場合もあるでしょう。実家にお金を入れなければ、お給料の全てが自由に使えます。
しかし先程のアンケートに回答してくれた33歳の女性は、「習い事にお金を使って貯金できない」と貯金が少ない理由を述べていました。
実家暮らしの人が貯金できない理由は、趣味や旅行、買い物などに使っているという場合が多いです。
実家暮らしで貯金できない人の理由
貯金の出来ない人の特徴は、「計画性のない」ところです。
月々に使う金額を決めずに、欲しい物があれば、引き落とし金額を把握せずにクレジットカードを使うのが習慣になっています。貯金をしても目標額を決めていないため、溜まったらお金をすぐに使ってしまいます。
流行に敏感なのは悪いことではありませんが、気に入ったらものに飛びつくのは浪費でしかありません。
実家暮らしのメリットを活かし貯金をする
家賃や光熱費、食費など一人暮らしに不可欠なお金を払いながら貯金をするのは大変です。しかし実家暮らしであれば、その分貯金は可能でしょう、収入の30%を貯金に回すことも難しいことではありません。
実家暮らしの人はどうしてもお金に関して意識が甘くなりがちです。大切なのは、きちんとした計画性を持つことです。収入の30%を貯金するとしたら、最終の目標金額を決めて、それまでは手をつけないようにしましょう。
また、衝動買いしたくなったら、一晩頭を冷やして考えることも大切です。貯金は、今の自分ではなく将来の自分のためにする物であるということを忘れてはいけません。ただし、無理は禁物です。きちんと計画を立てて、自分の楽しみに使えるお金はキープしておきましょう。
実家暮らしであるかどうかにかかわらず、充分に貯金できるだけの収入がないと悩んでいる方は転職エージェントに相談してみましょう。転職エージェントについては以下の記事を参考にしてみてください。
転職したい!その思いに答える16のエージェント解説と、効率的な転職の仕方
業種&年代など経歴特化型転職エージェントの紹介と比較
実家暮らしの貯金についてのまとめ
- 貯金の理想は収入の30%が理想と言われますが、現実はそう簡単なものではありません。
- しかし、実家暮らしなら不可能ではありませんが、実際のアンケート調査では、収入の30%を貯金している人はほとんどいません。実家暮らしのメリットを活かしていないのです。
- 今の贅沢を考えるのではなく、しっかりとした計画を立てることが大切です。実家暮らしのメリットを十分に活かして、将来の自分のために貯金をして下さい。