ビジネスにおける「配慮」の意味と使い方、類義語との違い

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ビジネスシーンでは、相手への思いやりを言葉を示し、よりよい信頼関係を構築していくことが重要になります。気持ちを伝えるためによく使う言葉には、「配慮」があるでしょう。ここでは、「配慮」の意味と使い方、「考慮」「気遣い」「心遣い」「高配」との違い、「配慮」の他の類語や英語表現などをご紹介します。コミュニケーションスキルを身につけて、ビジネスを円滑に進められます。

「配慮」の意味

2つの漢字の訓読みは、「配」は「くばる」で「慮」は「おもんぱかる」です。「おもんぱかる」なんていうとよけいにややこしくなりそうですが、これは単に「おもいはかる」が変化したものです。つまり、「配慮」とは「相手の立場や状況を想像し、思いやった上で、それにふさわしく心を配る」ということになります。

目上に「配慮」を求めるのは、よほどの場合だけ

まず初めに覚えておくべきことは目上の人や取引先などにみずから「ご配慮」を求めるということはそもそも厚かましい行為であり、よほどの場合でなければそういう使い方はあまりしないということです。

自分への「配慮」に感謝する場合の使い方

誰かが自分に対して「配慮」してくれたら、大いに感謝の意を述べましょう。

例文
このたびのプレゼンテーション大会の順番決定につきましては、上がり症の私のためにお昼の休憩後の2番目という、聞く方も話す方もリラックスできる時間帯に持ってきてくださったようで、細やかなご配慮に対しまして心から感謝いたします。

目下へ「配慮」を要求する場合の使い方

「心を配ってください」と相手に願うということは、その願いを拒否できない相手にとってはすなわち遠回しな「命令」となります。

例文
平素は弊社依頼の工事において鋭意作業を進めていただいており、感謝いたしているところでございます。しかし最近、近隣住民より、工事の騒音は我慢するが昼休憩中の作業員の談笑の声がうるさいとの苦情が多数寄せられており、工事に注力していただいている皆様に対して心苦しくはありますが、何卒いま少しのご配慮をいただけますよう作業員皆様のご指導についてよろしくお願い申し上げます。

どうしても目上に「配慮」を求めたいような場合の使い方

厚かましいこと承知で求めるため、それ相応の理由を要します。この場合、横入りしてきた注文者がお得意様と無関係なお客であった場合、本当に厚かましい言い訳となりますが、例文のような取引先関連の無理なお願いの場合、先方に事情を伝え、お詫びの言葉とともに使うとよいでしょう。

例文
毎月10日までに500個を納品させていただく契約でこれまで完納してまいったわけでございますが、このたびは御社本店様からの急なご注文をいただきましたことにより、社員総出で休日出勤を重ねても間に合わない見込みとなってしまいました。ほかからの注文であれば、順番どおりにお待ちいただくようお願い申し上げたのですが‥‥。何分ご承知のような零細企業のことゆえ、今回の特段の事情にどうかご配慮をいただきまして、納期を3日延ばしていただけませんでしょうか。

「ご配慮」と「ご考慮」との違い

「配慮」は「よく思いやること」、「考慮」は「よく考えること」になります。ビジネスの場では「考慮」はまだ相手に求めやすいですが、「配慮」は前述のように求めにくいです。それは「思いやった結果を何かしらの形で表す」とすれば行動を伴わせる必要があるので、相手の負担は大きくなります。

「(結果は変わらないが)考慮しました」とは言えますが、「(結果は変わらないが)配慮しました」と言えば相手からは「何をどう具体的に配慮してくれたの?」と目に見える形を要求されます。

「配慮」と「気遣い」「心遣い」の違い

例えば飲み会の帰りに友人が「大丈夫? タクシー代足りる? 貸そうか?」と尋ねてくれることは「気遣い」や「心遣い」になります。すでにタクシーを手配し運賃の支払いをしていただいだ場合は、「配慮」になります。「配慮」の「配」は「くばる」なわけですからただ尋ねるだけではダメで、実際に行動にあらわさなくては「配慮」とは言えません。
感謝の言葉「お心遣い」の使い方と類義語「お気遣い」との違いとは?

「ご配慮」と「ご高配」の違い

「ご高配」とは「ご配慮」は配慮の度合いが高いのではなく、配慮してくれる相手の地位が高い場合に使用します。お礼を述べるときには「このたびはご高配を賜りまして幾重にも感謝いたします」などと使えます。注意点として、大した用件でないのにこの語を使うと相手は違和感を覚えます。よほどの場合に使用すると覚えておきましょう。

「ご高配」の意味・類義語と使い方、例文・フレーズ集

「配慮」の類語

「配慮」にはニュアンスにより、さまざまな類語があります。
特に注意を払うニュアンスでは、「気配り」「考慮」「配意」などがあるでしょう。
思いやりのある配慮なら、「温情」「気遣い」「親切」「いたわり」なども類語になります。
誰かに何かをする配慮なら、「世話」「めんどう」なども当てはまるでしょう。
心配の原因の配慮なら、「懸念」「気がかり」なども類語でしょう。

「配慮」の英語表現

「配慮」の英語表現は、”concern”や”consideration”などがあります。

ビジネスシーンでも使う機会の多い「ご配慮ありがとうございます」は、以下のように英語で表現できます。
・Thank you for your concern.
・Thank you for your consideration.
・Thank you for being so considerate.
などとすることができるでしょう。

まとめ

「配慮」は相手のことを思った上で行動すること。

「お気遣い」「考慮」との違いは実際に行動に移すかどうか

・相手への敬意をより高くあらわす言葉は「ご高配」

それぞれの言葉の違いを理解し正しい言葉で感謝を述べましょう。

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