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いざ就職が決まり喜んだのも束の間、就職先や配属先が遠すぎて自宅から通うことができないケースがあります。一方、せっかく社会人になったからには、親元を離れて自分の力で暮らしてみたいという方も多いはず。そんな時、新しいスタートとして役立つのが独身寮です。この記事では、その仕組みやルールなど、独身寮にまつわる疑問を徹底解説します。
独身寮とはそもそもなにか
独身寮とは、企業が独身の従業員のために用意する社員寮のことです。一般的に「一定年齢以下」という年齢制限が設けられていることも少なくありませんので、入寮を希望する場合は、あらかじめ条件を確認しておく必要があります。
独身寮のメリット
独身寮に入るには、企業側が決めた条件を満たす必要がありますが、一旦、入寮してしまえば実はメリットがたくさんあります。
自分で部屋を借りるよりも家賃が安い
独身寮最大のメリットは何と言っても家賃が安いことです。
独身寮は、企業の福利厚生の一環として用意される施設のため、格安の家賃で住むことができます。相場の1/3~1/5で住めることも少なくありませんので、自身でマンションやコーポを契約するよりもはるかにお得に新生活をスタートすることができます。
駅や会社からのアクセスがよい
独身寮は企業側が用意する住居であるため、当然職場までの距離が近いというのも嬉しいポイントです。1度や2度ならず毎日通う職場ですから、私生活を満喫するためにも、通勤時間は最も削りたいところです。
職場が近いことで、朝も余裕を持って1日をスタートさせることができますね。都心部に職場がある場合、例外として郊外に独身寮が用意されていることがあります。
「家賃が安い分遠い」と納得できればいいですが、あまりの通勤時間に通うのが辛くなるということもまれにあるため、要確認です。
食堂がある場合がある
独身寮は、寮内に食堂がある場合があります。その場合は、寮母さんや食堂スタッフの方が、毎日きちんとバランスを考えて食事を作ってくれるので、栄養管理もバッチリ。生活する上で最も大切な食事を充実させることで、従業員の健康管理をするという企業側の狙いもありますが、帰宅すれば夕食が用意されているというのは、入寮者にしても嬉しい限りです。
費用は無料から数百円までさまざまですが、500円以下が一般的。たとえ費用がかかったとしても、食費・光熱費ともに自炊よりも断然安く抑えることができます。
独身寮のデメリット
入寮するにあたりメリットがある反面、もちろんデメリットもあります。
オンとオフの切り替えが曖昧になる
企業が用意した寮に入寮するということは、平日・休日分け隔てなく同僚たちと顔を合わせるということです。「社員同士、仲がいいから全く気にならない」という人であれば問題ありませんが、心身ともに完全に1人になるというプライベートな時間を大切にしたい人には、かなりのストレスとなってしまう可能性もあります。
自分の中で上手に線引きできる人や、逆に仕事やプライベートで起こった問題について相談に乗ってもらいたい人など、共同生活に抵抗のない人にはオススメですが、そうでない人は入寮を申し込む前によく考えておきましょう。
寮独自の規則や行事に参加しなければならない
社会人になれば飲み会などの付き合いも多くなります。しかし、独身寮には門限があることもしばしば。一見、煩わしく感じる規則ですが、時間を守るという最低限のルールを身に付けることができます。人によってはそれを理由に付き合いを断ることもできるので、一概にデメリットとは言えないかもしれません。
それよりも、ゴミ当番や大掃除など共同生活ならではの役割分担や、バーベキューやラジオ体操など思った以上に行事が多い場合がありますので、気になる方は入寮の前に情報収集をしておくことをおすすめします。
また、お風呂や洗濯機などが共用となっている場合、避けられないのが利用する順番。決められた時間通りに行動するのはもちろん、予定が重なった際は先輩が優先となることがあるなど、寮ならではの暗黙のルールが発生することも少なくありません。
建物自体が古くて汚い場合がある
「独身寮」と一言でいっても、新築のマンションから古い平屋造りまで、建物の状態はさまざまです。
建物が古い場合は当然部屋や設備の老朽化も著しく、不衛生であったり虫が出るなどの問題も少なくありません。その場合は、家賃が安い分我慢をするか、どうしても我慢できない場合は自身でマンションを契約するかのどちらかになります。
入寮した際の基本的なマナー
入寮し共同生活をスタートするにあたり、いくつか知っておかなくてはならないルールがあります。
共有スペースは綺麗に使用する
基本的に、寮の共有スペースに私物を置くことは御法度です。同僚にだらしない人だという印象を与え、あまりにひどいと仕事に影響が出る可能性も大いにあります。
「使用後は使用前よりもキレイにしておく」をモットーに、普段から整理整頓しておく癖を付けておけば、自身の部屋もキレイに保つことができて一石二鳥ですね。
挨拶は欠かさない
独身寮に限らず、良好な人間関係を築くためには挨拶は欠かせません。
一緒に暮らしているのは、毎日寮だけでなく会社でも顔を合わせる先輩や後輩ということを常に念頭に置き、自分から積極的に挨拶してコミュニケーションを図るようにしましょう。
独身寮のおさえておきたいポイント
企業が独身の従業員のために用意する社員寮、家賃が安い上に駅や会社からのアクセスもよく、時間を有効に使うことができるのでとっても便利です。寮内に食堂がある場合は、健康管理も同時にできるので一石二鳥ですね。一方、24時間上司や同僚と同じ空間にいるという窮屈さは否めません。それに伴い行事やイベントなどへの参加や、最低限のコミュニケーションも必要不可欠。寮の建物や設備が著しく古い場合もあるので、下見ができる場合は下見をしてから入寮するかどうか決めましょう。