「感受性が豊かだ」「感受性に乏しい」といった表現を耳にしたことがあるはずです。

・感受性が豊かとは、具体的にどのような人のことを言うのか
・感受性と豊にする方法はあるのか
・感受性を表す英語表現

このような点について解説いたします。

感受性の言葉の意味

それぞれ漢字を分解して考えると、「感」は感じる、「受」は受ける、「性」は性質です。つまり、外界からの刺激や印象を深く感じ取り、心に受け止める性質のことを指します。

美しいものを見て、人一倍観劇したり、誰かの言葉に深く共感したりする人のことを「感受性が強い」「感受性が豊か」だといいます。

感受性の豊かな人の特徴

他人の気持ちを察して気配り上手

感受性が豊かな人は、相手の気持ちを汲み取るがうまいといわれています。声や表情、仕草など相手の微妙な感情の変化を感じ取りやすいため、気持ちを察することができるのです。

言葉で言われたことよりも相手の感情を先に読み取るので、気遣いのある対応ができる人が多いです。

感動を発見するのが上手

日々の暮らしや出来事の中でのちょっとした発見や変化に気づきやすく、小さなことにも感動します。太陽の日差しが暖かいこと、庭の花壇の花が綺麗に咲いていることなど心でその変化を感じ取りやすいのです。

深い愛情の持ち主

相手の感情にいち早く気づくため、上辺だけの関係にも気づきやすい傾向があります。逆に相手の心の変化に気づきやすいため、愛情を持って接することが多い傾向があります。人だけではなく、物や動植物にも愛情を持って接することができます。

周りの物事に敏感に反応

相手の言動や音、におい、光などの外的刺激に敏感な人が多いです。少しの雑音でも自分にとって心地よくないものであれば、気になって集中できない、かすかににおう香りが鼻について、気分が乱れる、周りの人が気づかないようなわずかな振動や光の色味などが気になる、といった特徴があります。

気になったり、集中できないだけでなく、心身に影響を与えてしまいます。特に好まない刺激の場合は嫌悪感が生まれ、心身の具合が悪くなることがあります。

わがままが言えない、甘えられない

相手の感情を察知しやすいことから、人の痛みや苦悩も分かってしまいます。自分の意見を通すことで相手が悲しんだり、辛い思いをするのではないかと考えやすく、自分のわがままを言ったり、人に甘えたりするのが難しい傾向があります。

自分のことよりも相手が喜ぶ顔が見たい、相手が安堵している姿が嬉しいと感じるため、自分の気持ちを押し殺してしまうこともあります。

優れた芸術的センスを持っている

美しいものを見て人一倍感動したり、絵画を描いたときの視点が斬新だったり、と感性が鋭い人が多いのも特徴です。同じ刺激を受けたとき、人よりも多くの刺激を感じ取りやすいため、クリエイティブな面ではプラス要因として働きやすいのです。

独自の世界を表現すること、センスが必要な作業などは得意な人が多く、持ち前の感性を発揮します。芸術作品からインスピレーションを受けることもしばしばあります。

自分に正直な人が多い

相手の感情にいち早く気づくと同時に、自分の気持ちにも気づきやすいのが感受性の豊かな人の特徴です。幼い頃、家族や周囲からの圧力で自分の感情を押し殺してきた人は自分の気持ちに気づきにくくなっているかもしれませんが、本心に向き合えば、「自分が好きなこと、自分がやりたいこと」が明確になります。

また、自分の好みやセンスに合わないものは受け入れたくないという思いが他の人に比べて強いのも特徴です。外界からの刺激を他の人より敏感に感じ取るためです。

感受性を豊かにする方法

感受性を豊かにするにはまずこだわりすぎない

人はプライドや固定概念を少なからず持っています。これらの偏った考えや見方が、自然のままを受け入れ感じ取る能力の妨げになっています。感受性を豊かにするためには、様々な意見やものをそのまま受け入れることが大切です。

人の意見に同意するか否かは問題ではありません。まず、相手の考えを聞き、「そういう考えもあるんだ」と一度自分の中に取り込んでみましょう。自分の考えや捉え方を否定するのではなく、「自分の考えも相手の考えもそれぞれある」とこだわりを少なくしてみると良いでしょう。

次に人の感じ方を味わってみる

こだわることをやめたら、次に人の感じ方を味わってみましょう。

例えば、いつも恋愛小説ばかり読んでいる人はミステリー小説や伝記を読んでみる、ホラー映画が好きな人はドキュメンタリーやヒューマンドラマを見てみるなど、普段自分がしないことやものから、新しい刺激を取り込んでみると自分の感情にも変化が起こるはずです。そして、自分と異なるものが好きな人の感情に触れることができます。「やっぱり好きではないなぁ」と最初は思うかもしれません。しかし、その感情は一旦置いておいて、一部でも共感できるところを探してみてください。

色々な人の感情を体験することで、自分の中にも多くの感情が芽生え、相手の気持ちになって考えることができるようになります。

感受性の英語表現

感受性が強いことを英語で表すと、以下のようなになります。
・have real sensibility 感受性が豊か
・be very sensitive (他人の批判などを)感じやすい
・be very impressionable 影響を受けやすい
・have a very receptive mind 感情を受け取りやすい人

感受性のまとめ

・感受性とは、外界からの刺激や印象を深く感じ取る性質
・感受性の豊かな人は、気配りが上手で、深い愛情の持ち主である
・音や光などにも敏感で、他の人が感じないようなわずかな変化を捉えることができる
・詩人や音楽家、画家などセンスを必要とする芸術に長けている
・感受性を豊かにするには、人の感じ方に共感してみることが大切
・感受性が豊かである、の英語はsensitive