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ビジネスシーンにおいて「さしあたって~しましょう」といった曖昧に濁した表現をすることがあります。
よく使われる表現ですが、この「さしあたって」の使い方を間違えると、場合によっては失礼な印象を与えたり、意味が通じずに混乱を招くこともあります。
「さしあたって」の意味合いや使い方を理解してビジネスシーンに活かしましょう。
「さしあたって」とは
「さしあたって」とは「さしあたり」のラ行五段活用の動詞の連用形の「副詞」で、「とりあえず」「今のところ」「当面」「今しばらくの間」といった意味になります。
つまり、「未来は変わる可能性があるが、現在のところは…」という意味合いで用いられます。
また、先の事が不明瞭な場合に使用するため、物事の方向性が確定していたり、結論が出ている事柄に対して使用すると、意味が通じず相手を混乱させる恐れがあるので注意しましょう。
「さしあたって」を使用する際の注意点
ビジネスシーンで多用は注意
「さしあたって」という言葉は、ビジネス上ではよく使用される表現です。
しかし、曖昧さを含んだ表現方法で、結論を回避するためや、直接的な回答を避けるために使われる場合が多く、ビジネスシーンにおいてはネガティブな印象を持たれがちです。
そのため、多用すると決断力がない印象を与えたり、信頼を失う恐れがあるので、注意が必要です。
適切なシーンで用いる
「さしあたって」の使用がふさわしいシーンかどうか判断しましょう。
以下、例を挙げます。
「〇〇商事が当社の製品を所望しているようだ」
⇒「さしあたって、見積書を作成します」
「〇〇商事から当社の製品の発注があった」
⇒「さしあたり、見積書を作成します」
※「結果はどうなるか分かりませんが、とりあえずは見積書を作成します」という意味合いになる。
意味としては通じるかもしれませんが、発注があれば納品まで迅速に対応する事が望まれるビジネスシーンで「とりあえず」と言う回答は相応しいとは言えません。
この場合は「ただちに」や「すみやかに」といった表現が望ましいでしょう。
「さしあたって」の類似表現10個
以下、「さしあたって」と似た表現です。
現在の状態を表現する言葉
・現時点では
・目下
”すぐに行動に移す”という意味合いでの表現
・ひとまず
・取り急ぎ
・いったん
・まずは
・当面は
・当分は
使用するタイミングやシーンによっては「さしあたって」よりもふさわしい表現となりますので、使用場面に合わせて使い分けましょう。
ビジネスシーンでの「さしあたって」の例文3選
ビジネスシーンでの「さしあたって」の英語表現4選
さしあたってを英語で表現すると以下のようになります。
まとめ
さしあたっての使い方や注意事項についてまとめました。以下のポイントを押さえて大切なビジネスシーンを乗り越えましょう。
・曖昧な表現の為、多用するとネガティブな印象を与えるため注意が必要。
・目的や結論ははっきりしている場合は「まずは」や「ただちに」にといった表現を使用する。
・「さしあたって」を使用する場合も、タイミングやシーンに合わせて表現方法を変える。