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文部科学省と厚生労働省の調査では、平成29年に卒業した大学生の就職率は97.6%で、高卒でも98.0%と高い水準を維持しています。
しかし、このような環境の中でも、仕事のない若者が多いのも事実です。中高年になると色々な条件が加わり再就職は難しくなりますが、若ければ就職は決して難しいものではありません。
ここでは仕事がない人について解説していきます。
仕事がない人の3つの特徴
仕事に対する意欲が無い
社会人として独立するためには仕事は不可欠です。しかし、仕事のない人は、仕事に対する執着心が欠如している傾向があります。「絶対に就職する」という積極的な気持がなければ、ライバルに勝つことはできません。
一生、ニートで暮らせれば良いですが、世間はそんな甘くはありません。将来のことを考えて積極的に仕事につくことを考えましょう。
明確な志望動機がない
採用する担当者にとって、どのような理由で志望してきたかは重要な判断材料です。志望動機が曖昧だと担当者も判断に迷ってしまいます。最悪の場合、やる気がないと思われることもあります。
明確な志望動機や目標をきちんと発言できなければ、志望の会社には入れないことを自覚するべきです。
理想が高い
もっとも厄介なのが、理想の高い人です。理想を高く持つことは決して悪いことではありませんが、自分を過大評価するのは問題です。
「この程度の会社では能力が発揮できない」とか「自分が活躍できるのはこの会社しかない」など、現実の自分を直視しないで高望みばかりしていては仕事にもありつけません。
このような特徴を理解して、積極的に仕事を探すことが大切です。しかし、探しても希望の会社になかなか就職できない場合もあるでしょう。そんな時は、それなりの対処法を実践することも必要です。
仕事がない時の対処法
とりあえずアルバイトで稼ぐ
仕事がなければ収入もありません。貯金があっても食いつなぐには限界があります。まずは、単発でもアルバイトで収入を確保するようにしましょう。とりあえず生活面で心配がなければ、次にアクションへの余裕にもなります。
「衣食足りて礼節を知る」です。お金に困っていては、落ち着いて就職のことは考えられません。
自分のスキルを磨く
仕事のない期間に、自分がやりたい仕事のスキルを磨きましょう。外資系の会社が希望なら英語の勉強やデザイン系なら絵画展などに行くことも効果的です。磨いたスキルは決してムダにはなりません。ダラダラと時間を過ごすのではなく、自分を磨くために時間を使うようにしましょう。
仕事ないと精神的にも落ち込んでしまいがちですが、あせっても仕事はみつかりません。アルバイトやスキルアップのために時間を費やして、常に就職に対する努力は欠かさないようにしましょう。
若くて働けるのに就職できないのには理由があります。しっかりと自分を見つめて、どうすれば就職できるかを考えることが大切です。
社内で仕事がない人の場合
会社には忙しく動き回っている人がいる反面、暇そうにしている人も時々見られます。「社内ニート」とも呼ばれ、会社としてはあまり好ましくない人材です。
社内ニートの原因
社内ニートになる人で、多いのが「自分は仕事ができる」と思っているタイプです。
しかし、現実は仕事の量が少なかったり仕事の質が低かったりして、自分が満足する仕事ができないという状況が続きます。このような状況が続くとやる気が薄れ、少ない仕事をダラダラこなすようになってしまいます。
自分が希望した職種などについた場合や想像していた仕事と違っていた場合などに、やる気を失ってしまうタイプの人もいます。何も期待せずに与えられた仕事を時間内でこなすという無気力な仕事のやり方になってしまいます。
このような状況になるのには、その人の性格や能力も大いに関係しています。
社内ニートになりやすい人
上司と上手くコミュニケーションがとれない
全ての上司が話しやすいとは限りません。話しづらい上司にも話をしなければ仕事は進みませんが、社内ニートになりやすいタイプは、上司とのコミュニケーションが上手くできません。
上司が仕事を頼んでもそっけいない態度になったりします。すると上司も重要な仕事を任せなくなり、単純な仕事しか与えなくなってしまうのです。
仕事の効率が悪い
仕事のミスが多かったり、仕事に時間がかかる人も社内ニートになる危険性があります。
何度も注意しても改善しなければ、仕事を出す側も重要な仕事を任すことはできません。必然的に、当たり障りのない仕事しか任せられなくなり、仕事の量も減ってしまいます。
社内ニートの特徴
社内ニートの特徴は以下の通りとなります。
周囲の目を意識して、あたかも仕事をしているように振舞います。意味なく残業をし、早く仕事が完了しても上司には報告せずに、期日になるまで置いておきます。早く終われば、提出は遅くして、期限のないような仕事はダラダラと引き延ばします。
さらに、新しい仕事から逃げるように極力上司には近づかないようにします。
社内ニートにならないためには
仕事をしている振りをやめる
一度社内ニートになると、抜け出すのは難しいですが、社内ニートの状態は決して良いことではありません。少しでも改善したいという気持があるのなら、まず、「仕事をしている振り」をやめることが大切です。
上司や同僚と積極的にコミュニケーションを取る
苦手な上司ともきちんと向き合いましょう。そして、同僚たちと積極的にコミュニケーションを図るようにすることです。社会人としても最低限のコミュニケーション能力は不可欠です。苦手な人と会話ができるようになれば、仕事上でもメリットは大きくなります。
このような努力をすれば、仕事のない状態からはきっと脱出できるはずです。
転職をするのも手段の一つ
それでも仕事がない場合は、転職も選択肢です。これまでの自分の過ちをきちんと分析して、新しい職場で一からやり直すことも悪くはありません。環境を変えることで新しい自分を作り出すことは可能です。
仕事をしている振りをしているような社内ニートは、会社にとっても人件費の無駄遣いになります。そのことをしっかりと理解して、自分の立場を理解することが大切です。
まとめ 仕事がない人の特徴と対処法のおさらい
仕事がない状態は、経済的なことだけでなく精神衛生上も良くありません。特に年齢が若いのに仕事がないのは、どこかに原因があります。
仕事がない人の特徴は、
②明確な志望動機がない
③理想が高い
などがあげられます。まずは、自分をきちんと分析して下さい。
仕事がない間は、アルバイトなどで収入を確保して、やりたい仕事の関するスキルアップなどをすることも大切です。あせらずに地道に仕事を探すようにしましょう。
就職したにもかかわらず、社内で仕事のない「社内ニート」になってしまう人もいます。社内ニートにならないために、上司や同僚との人間関係を改善し、仕事をする振りをやめて積極的な姿勢を示すことが大切です。
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