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再三再四の意味や読み方とは
「再三再四」は「さいさんさいし」と読み、「繰り返して何度も」という意味です。「再三」は「二度も三度も」という意味があり、その後ろに「再四」がつくことでその意味がさらに強調されています。
具体的に何度かということは決まっていませんが、二度や三度では足りないくらい「繰り返して何度も」ということを伝えたい場面で使われる言葉です。またこの四字熟語の語源は中国清朝の乾隆帝の時代に書かれた『紅楼夢』(こうろうむ)にあるとされています。
『紅楼夢』の中で「再三再四」が使われているシーンがあるので、現代でもその語源として認識されているということです。この際なので、「再三再四」の読み方や意味とセットで覚えておくと良いかもしれません。
再三再四のビジネスシーンでの使い方
「再三再四」はビジネスシーンでも使われることがある言葉です。「再三再四」のビジネスシーンでの使い方としては、以下のようなものが考えられます。
お互いが納得できる内容でなければ、商談は成立しません。この例では繰り返して何度も交渉してもどうしても折り合いがつかなかったので、やむなく破断になってしまったということが読み取れます。
就労態度が良くない社員に対しては、まずは先輩や上司などが改善するように指導を行います。それで改善されなければ何度か指導を繰り返しますが、それでも改善が見られなければ上記の例のように契約を打ち切ることもあるかもしれません。
再三再四の例文
言葉を理解する上では、具体的な使い方を確認した方が分かりやすいといえるでしょう。そこでこの項目では、「再三再四」の使い方の例文を解説も添えて取り上げました。
繰り返し断られてもめげずにアプローチを繰り返した結果、その熱意が伝わり彼女と交際することができたという場面です。ただし何度もアプローチをされると迷惑だと思われるケースもあるので、はっきりと断られた場合はすんなり引き下がった方が無難かもしれません。
進路を決めるにあたって、学費や一人暮らしの可否などの少なからず親の意向が影響することがあります。今回の例では、何らかの理由で首都圏の大学への進学を反対されていて、繰り返し何度も説得することでとうとう受験許可を得られたということでしょう。
再三再四の類語
「再三再四」の類語は「繰り返し何度も」や「重ね重ね」などが挙げられます。どちらの言葉にも「繰り返して」や「何度も」という意味が込められているので、「再三再四」の類語として適しているといえるでしょう。
またそれらの類語を使った例文としては、以下のようなものが考えられます。
野球の素振りやバスケットボールのシュートなど、スポーツの基礎を身につけるためには同じ動きを何度も繰り返して反復することが必要です。そうすることで体にその動きが染み付き、自然とその動きができるようになるとされています。
部活動や会社などの先輩には接する時間も長いことから、お世話になることが何度もあるでしょう。今回の例でも、先輩には何度も何度もお世話になっているので非常に感謝しているということです。
再三再四の英語表現
「再三再四」の英語表現は、「again and again」や「over and over」といったものが挙げられます。「again」は「再び」という意味の副詞ですが、「again and again」と繰り返すことによって「再三再四」のような意味で使うことができるのです。
また「over and over」も同じような意味で使用することができます。英語で「繰り返し何度も」ということを表現したければ、上記のような表現を用いると良いかもしれません。
さらに強調した言い回しをしたければ「over and over again」とするのが適切でしょう。なお「over」には「終わる」という意味があるので、「over and over」も「終わっても終わっても繰り返して」という意味になるのかもしれません。
このように同じような言葉を重ねることでその意味を強調するのは、日本語だけでなく英語でも見られる表現です。そのことも念頭に置くとそれらの英語表現も覚えやすくなるでしょう。
まとめ この記事のおさらい
- 「再三再四」は「さいさんさいし」と読み、「繰り返し何度も」という意味がある
- 「再三再四」の語源は中国清朝の乾隆帝の時代に書かれた『紅楼夢』にあるとされている
- 「再三再四」の類語は「繰り返し何度も」や「重ね重ね」などが挙げられる
- 「再三再四」の英語表現は「again and again」や「over and over」といったものが挙げられる