会社やコミュニティでも傲慢な人より少し謙虚な人の方が好まれたり成功したりすることが多いですが、度を過ぎた謙虚さはただ自己評価が低いだけなのかもしれません。

自己評価が低い人は場合によっては物事を客観的に見れていないと判断され、人間関係に支障をきたしてしまう場合もあります。この記事では自己評価が低い人の心理や特徴を解説していきます。

自己評価を改善していくことが円満な人間関係の形成に繋がります。

自己評価が低くなる心理

自己評価が低くなってしまう人には、ある共通の心理があります。

まず、「幼少期に家族から認めてもらうことが少なかった」という心理が挙げられます。自分では無意識・無自覚でも子供の頃に受けた影響は大人になってからも強く残ってしまうものです。子供の頃の過度な注意や抑圧が心の奥底に残り、それによって自己評価が低くなってしまいます。

また、人間は社会的な生き物です。社会の中で生きていると暗黙のうちに「こうあるべきだ」「こうしなければならない」などのルールを守らなければならない場面も多々あります。しかし自分で課したルールや決め事はあくまで理想であり、そのほとんどが達成不可能なものとなってしまっていることも多いです。

目標に向かって定めたルールは自分を成長させてくれるかもしれませんが、行動を制限してしまうようものはただの苦しみとなります。

自己評価が低い人の特徴

自己評価が低い人の多くに見られる特徴は以下の通りとなります。

自分に厳しい

自己評価が低い人の特徴として多いのが、自分に厳しいことです。

他人から見れば十分な働きをしていたとしても、何か理屈をつけて自分ではそれを認めることができません。少し謙虚なくらいが会社などで評価を得られることは確かですが、度を超えた自己評価の低さは考えものです。

素直に評価してくれている人からはそれが、嫌味のように聞こえてしまう場合もありますから、行き過ぎた自分への厳しさは好ましくありません。

ネガティブ思考(ネガティブな発言など)

ネガティブな思考も自己評価が低い人の特徴です。

冗談めかしてネガティブな発言をする人でも、実は本心からそう思っていることが多いです。中でも「どうせ」が口癖となってしまっている人は要注意です。ネガティブ思考は客観的な判断能力を鈍らせます。

自分では客観的に物事を捉えているつもりでも、実際にはただの過小評価となっている場合が多いでしょう。

褒められることが苦手

自己評価が低い人は褒められることが苦手です。

他人からの評価と自分の評価にギャップがあると違和感を覚えせっかく褒められているのにそれが本音なのか疑心暗鬼になることもあります。

こうなってしまうと対人関係も上手くいかなくなりますから、過剰な程に自己評価を低くするのは危険です。

自分の意見を言えない

自分の意見を言えないことも自己評価が低い人の特徴です。

先ほどのネガティブな思考と共通する部分もあり、自分の意見を発言する前に「自分の意見が正しいはずがない」と決めつけてしまうのです。

また自己評価が低い人は他人の顔色を伺って自分の価値を判断します。他人の意見に簡単に同調してしまうということも、自己評価が低い人の特徴です。

他者批判が多い

自己評価が低い人の中には、やたらと他者批判を行う人もいます。

自分に対して過度に厳しい評価をするため、他人の行動も同じ基準に当てはめて評価をしてしまいがちです。自分の評価が低いことと同様に、他人の評価も決して高くはしないのです。

また、他人の評価を低くすることで、「あいつはこんなにできが悪い。だから自分の出来が悪いのも普通なのだ」と評価の低い自分を正当化しようとする心理がある場合もあります。

自慢話が多い

自慢話が多いことも自己評価が低い人の特徴の一つです。

なぜなら、自己評価が低い人ほど承認欲求も強くなることが多いからです。ちょっとしたことでも自慢し、それを他人に聞いてもらうことで認められようとします。

しかし、自己評価が低い人には褒められるのが苦手という側面もありますから、親切な人が自慢話を褒めてくれても、結局は「自分なんてまだまだだよ」と返してしまうこともあります。話を聞かされる相手からすればこれほど面倒なことはありませんから、しばらくすると相手にされなくなるかもしれません。

こうなると、更に「自分なんて」と自己評価が低くなってしまいますから、負のスパイラルに陥ってしまいます。もし心当たりのある人は、自慢話はほどほどにするように気をつけましょう。

自己肯定感を高める方法

幼少期に抑圧されたことが原因である場合、大人になってから自己肯定感を高めるのは容易ではありません。既に形成された人間性を変えるのは非常に難しいものですが、不可能ではありません。

自己肯定感を高めるにはまず、自分で自分の評価を低くしてしまっている現実に気づき、それを認めることが重要となります。自己評価が低いことに気づくことができたら、少しづつで構いませんから、自分の意思を明確に表現できる努力をしましょう。

「自分の意見を言えた」という経験を積み重ねていくことで、だんだんと自分に自信を持てるようになります。また、親しい人に弱音を吐くというのも効果的。自己評価が低い人は、誰にも弱音や本音を言えていないことが多いですから、それを親しい友人や恋人などに聞いてもらうことで少しずつ改善されていきます。

自己評価が低い人に関するおさらい

自己評価が低い人は、幼少期に過度の注意や抑圧を受けたことなどが、大人になってからの心理に影響しています。

自己評価が低い人には共通する特徴があり、それはネガティブな思考や自分に厳しいこと、自慢話が多いことなど。これらの特徴は人間関係に支障をきたしてしまう場合もありますから、自己評価が低くなってしまう人はそれを改善した方が良いでしょう。

自己肯定感を高める方法として、まずは自己評価が低い現実に気づき、認めることが重要。そしてそれに気づいたら少しづつでも自分の意思を明確に示せるように意識したり、親しい友人や恋人などに弱音や本音を吐くことが効果的です。自己評価が低い人は、焦ることなく時間をかけて改善していきましょう。