飄々とした人の特徴となる方法を解説

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世の中には、様々な個性を持っている人がいます。個性のひとつとして、「飄々」という言葉を使いませんか? ここでは「飄々とした人」とはどういう人なのか、どうしたらそんな人になれるのか、「飄々」の言葉の意味から振り返ります。「飄々とした人」と言われた人もなりたい人も参考にしてください。

「飄々」の意味

「飄々」とは性格・態度が世俗を超越していて,とらえどころがないさまです。
他に、風に吹かれてひるがえるさま。ぶらぶらと、あてどもなくさまようさま。
このように人やものの状態を表現する意味もあります。

参照:三省堂大辞林

飄々の使い方

最も一般的な使い方は、「飄々とした人」と人物の個性を表すことが多いでしょう。
「飄々とした風貌」などとも使えます。
「風が飄々と吹く」や「飄々と現れる」など、風そのものや風になぞらえて比喩的な表現としても使うことがあります。

飄々の類語

とらえどころがないさまの意味合いで言えば、「捉えがたい」「把握し難い」「掴みにくい」「天真爛漫」「マイペースの」などが類語として適切です。

また、執着しないという意味合いなら、「諦めがいい」「往生際がいい」「執着しない」「超然とした」などもいいでしょう。

「飄々とした人」の5つの特徴とは?

「飄々とした人」は個性なので、一概にすべての人に当てはまるとはいえませんが、ここで5つの特徴をまとめます。

飄々とした人は自分を持っている

ふらふらしていて、なんとなく信頼できなさそうなイメージがある人もいるでしょう。しかし、一般的には「飄々とした人」の特徴には、「他人に振り回されない」というところを挙げる人が多いのです。

他の人が言うことを「どこ吹く風?」というスタンスで上手く受け流し、ネガティブな批判や意見にいちいち反応しないのが「飄々とした人」です。周りからみると、実にのびのび自由なメンタルや行動に見えます。

それは、「飄々とした人」が自分の価値観や基準、考え方などをしっかり持っているからなのです。だからこそ、他人の意見などに振り回されずに、冷静に反応できるのです。そういう意味では、意志の強い人とも言えるでしょう。

飄々とした人は執着心がない

自分を持っている「飄々とした人」は、執着心がない人が多い傾向にあります。執着心がないとは、欲がないとも言えます。

他人が他人をはかるものさしにしがちな、財力や地位に対する欲もあまりないのです。これは、自分の得を考えないで行動できるので、周りからみると実にすがすがしいのです。人間関係も狭く深いよりは、広く浅いを好む人が多いでしょう。付き合う相手によっては、そこが冷たく感じしています人もいるかもしれませんが、本人は自然で身軽、ネガティブな特徴だとは思っていないでしょう。

飄々とした人はつかみどころがない

辞書でも定義されている「飄々」の意味、“つかみどころがない”というのは、ひとつのことに集中しすぎないとも言えます。
自分の仕事やものごとにのめり込まずに、全体のバランスを考えることができます。

夢中になってひとつのことに集中できるのも、場合によっては尊敬するに値するでしょう。しかし、夢中になりすぎるのは、時には問題です。「飄々とした人」は冷静で執着しないので、夢中になる前に全体のバランスが目に入ってしまうのです。「飄々とした人」に仕事ができる人が多いのは、この特徴からだと言えます。
ただ、何に対しても執着しないことから、自分のことよりも周りを優先することが多く、他の人には「飄々とした人」のポリシーや考え方が一貫していないようにみえることもあり、つかみどころがないと思われることもあるでしょう。

飄々とした人はメンタルが強い

「飄々とした人」は、いつも自然体なので、意外とメンタルが安定している人が多いです。
ちょっとしたことで気持ちが揺れ動いくことがなく、突然泣いたり笑ったりはしません。

自分の中で自分がしっかりしているので、相手を受け入れる寛大さや柔軟さを持ち合わせているのです。全体のバランスを見れるところも、メンタルの強さにつながっているでしょう。

飄々とした人はしがらみにとらわれない

執着心がない「飄々とした人」は、社会の固定観念などの「しがらみ」にとらわれないところもあります。

自分なりの判断基準がしっかりあるので、「必要ない」と思ったら、深くはかかわらないだろうし、迎合したりすることもありません。たとえ、それが目上の人だとしても、上手く受け流すすべも持っているので、深入りしないで上手く付き合えるのです。そして、人間関係のバランスを考えて、人を否定するようなこともしません。自由な考え方で、しがらみを自分の中で消化してしまうのです。

「飄々とした人」はいい意味か

本来の意味からいえば、褒め言葉ではないと言えます。しかし、つかみどころがないですが、自分をしっかり持っているので、今では褒め言葉といえるでしょう。
辞書の中には、使い方として「飄々とした好人物」を挙げているものもあります。
目上の方の中には、本来の意味で使う人もいるので、「飄々とした人」と言われた時には、話の筋や言われたシーンなども兼ね合わせて理解したほうがいいでしょう。

「飄々とした人」になるには?

いい意味での「飄々とした人」になりたいと思う人も少なくないでしょう。どうしたら、そんな理想の人物像に近づけるのでしょうか?

自分を知りポリシーを持つ

「飄々」は風に由来した意味がありますが、「飄々とした人」は確固たる自分を持っている人です。

飄々という抽象的な表現でなく、どういう自分になりたいか具体的な項目で考えてみるのはどうでしょう? そして、いつもの自分の考えや行動を客観的に振り返ってみましょう。「自分はこうだから大丈夫」と思えるくらい考え抜けば、それが自信につながり、考えだけでなく立ち振る舞いにも変化があるはずです。

小さなことにこだわらない

ものごとにこだわったり執着したりしないことは、簡単そうで難しいことです。
反省や改善は必要なことですが、些細なミスや失敗、ちいさなもめごとなどは、あまり後まで気にしないように心がけてみてください。立ち直りの早さ、寛大さを意識してみましょう。過去のことを振り返ってばかりでは、前には進めません。

飄々のポイント

「飄々」には、人やものの状態を風になぞらえる意味もありますが、人の個性を表現する時には、“性格・態度が世俗を超越していて,とらえどころがないさま。”という意味があります。捉えどころがない、執着しないなどの類語があります。「飄々とした人」の主な5つの特徴には、自分を持っている、執着心がない、つかみどころがない、メンタルが強い、しがらみにとらわれないがあります。

一般的には「飄々とした人」はいい意味ですが、本来の意味からよくない意味で使う人もいるので注意しましょう。
「飄々とした人」になるのは、自分のポリシーを持つこと、小さなことにこだわらないのが大切です。