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稀に耳にする言葉に「無能な働き者」というのがあります。 ここでは、あらためて「無能」の意味を振り返り、「無能な働き者」の特徴をまとめます。「無能な働き者」と言われないためにどんなことに気を配ればいいか、特徴から掴みましょう。
無能の意味とは?
「無能」とは、“能力・才能のないこと。役に立たないこと”をいいます。
「無芸無能」、「無能な人」などと使われ、無能の反義語は「有能」です。
無能な働き者の特徴
「無能」の意味からいうと「無能な働き者」は、“能力も判断力もないのに、行動力だけが人一倍あるため、組織に大きな混乱を巻き起こす人”のことを言います。
この言葉は、「ゼークトの組織論」という兵士の分類方法からきていて、4つの分類の中のひとつになります。
そんな「無能な働き者」の特徴をまとめます。
無能な働き者は自己判断で行動
一般的には、“行動力が人一倍高い”とは、褒めているいい言葉です。しかし、「無能な働き者」の行動力は、問題視されます。それは、よく考えずに自己判断でどんどん行動する傾向が強いからです。
会社などの組織では、仕事には順番やタイミングがあります。だからこそ、ほうれんそう(報告・連絡・相談)が大切です。しかし、「無能な働き者」は周りを無視して、その行動力で自己判断に基づき突っ走ってしまい、チームワークを乱します。
無能な働き者は間違いを認めない
「無能な働き者」は、自分の間違いを認められない人が多いのです。
間違いは誰にでもあることで、それを認めて対応することがとても大切になります。しかし、間違いを認めないので周りが対応できず、迷惑をかけて混乱させてしまいます。
「無能な働き者」は、認めないだけでなく、間違いを指摘されると反論することもあり、扱いにくい人と思われることも多いでしょう。
評価されていると勘違い
「無能な働き者」は、間違いを認めないためか、なぜか根拠のない自信を持つ人が多いです。
“勤勉なので、周りから自分は評価されている”と、勘違いしている傾向もあります。
しかし、勤勉でも自己判断で行動してしまうことので、周りには何をしているのかも伝わらないことが多いでしょう。扱いにくい人、迷惑な人と思われていて、距離をあけて付き合っているだけなのに、それを一目置かれていると誤解している無能な働き者もいます。
無能な働き者は同じ間違いを繰り返す
「無能な働き者」は、能力も正しい判断力もなく行動力だけで行動し、間違いの反省もしません。
だから、同じ間違いを何度も繰り返します。
また、丁寧に仕事すること、早く仕事を片付けることも、実は苦手な人が多くてミスをします。周りはフォローしなければいけないので、無駄に仕事を増やす結果になります。勤勉なのに周りに迷惑をかけるのは、「無能な働き者」にはよく見られます。
話題になった“無能と言われたら職場を変えたらいい”
少し前に、はてなブックマーク上で匿名投稿がありました。投稿者は、社会人になって15年、転職回数5回の自称「中年のおっさん」で、「会社で無能扱いされたら自分の能力を悲観するより、会社に合ってないと考えたほうがいい」という言葉でした。
転職を繰り返す中で、自分の評価・実績に浮き沈みがあり、それぞれの職場の環境や人間関係から、「無能な人間はいない。無能にされてしまう場があるだけ」という結論に至ったとか。現在「中年のオッさん」は、フリーランスで働き、収入は減ったが気楽に働いているそうです。
元投稿:はてな匿名ダイアリーへ
無能のまとめ
「無能」の意味は“能力・才能のないこと”であり、「無能な働き者」は“能力も判断力もないのに、行動力だけが人一倍あるため、組織に大きな混乱を巻き起こす人”のことを指します。
「無能な働き者」の特徴には、自己判断で行動・間違いを認めない・評価されていると勘違い・同じ間違いを繰り返すの4つがあります。
ネットでは、「無能と言われたら、職場を変えたらいい」「無能な人間はいない。無能にされてしまう場があるだけ」との投稿が話題になりました。