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一本義は、物事に一途に取り組む性質や、ひたむきな様をあらわす言葉です。一本気な人というと、何かを一生懸命にやっていたり、わき目もくれず何かに没頭するような態度の人を表します。
職人などのように、何かを一生かけて取り組んだり、固く信じた信念を持っている人が多く。真面目で純粋な印象のある場合が少なくありません。
一本気の意味とはなにか
一本気の意味の意味の一つ目は、真面目であることがあげられます。
頑なに何かを信じ、懸命に取り組む真面目な様子や、本気で懸命に何かをやり遂げようとする印象のある言葉です。強い信念を持ち、自分を信じて常に前向きな態度で真剣に物事をやり抜く強い姿勢の人が少なくありません。
二つ目には、信じていることがあるという点があげられます。真面目などとの違いは、信じている考えや、やり方に強いこだわりがあるという点です。
職人のように、自分のやり方などに自信を持っており、信念や信条に基づいているということがあります。
三つ目には、固い意志を持つという意味があります。少しのことでぐらつかない、意志を変えないという意味です。強い気持ちをもっているという意味でも使われます。
上記ような意味がある言葉であるため、「一本気がある人。」などと使うと、頑固でやり方を変えない人というような意味をあらわします。
一本気の英語表現
一本気を英語で言うと、「single‐minded」とあらわせます。直訳すると一つの気持ちという意味がありますが、気持ちの中心に一つ大きな軸があるという意味がある言葉です。
上記以外には「monotony」「humdrum」「sameness」などもあります。
上記の3つには、「一本気」から派生して、「真面目である」「堅物である」や、「つまらない」「面白みがない」などという意味があります。
一本気の類語表現
一本気の類似語には、以下のような言葉があります。
一律と一本気の違い
一つ目は「一律」です。一律は、常に同じ状態であること、変化がないことという意味があります。例として、「一律に1割値上げする」などと使われます。
人の様子などではあまり使われませんが、「一律な態度で接する。」というと、誰にでも平等で偏りがないという意味を表現できます。
真面目と一本気の違い
二つ目には、真面目も同等の意味で使われる点があげられます。
真面目の方は態度や言動が正直であることや、公明正大であるというような意味が強いのに対して、一本気は信念が強い、一つのやり方や考え方に固執しているなどという意味が強いです。
真面目であるというと、「几帳面」や「きちんとしている」などという意味であるのに対して、一本気は「頑固」などの意味が強い言葉です。
一途と一本気の違い
一本気は「一途」という言葉とも似ています。
「一本気」が信念が強い、頑固であるという意味が強いのに対して、一途は一つのことを思い続けることや、一心不乱で何かを思うというような意味が強いため、気持ちの集中などをさすことが多いです。
例として、「あの人は一途に彼女を思い続けた。」「一途な性格なので、30年間は同じ人とやっていける。」などというように、対象となるのは人であることもあります。一本気には、誰かを思うというような意味はありません。
単調と一本気の違い
四つ目には、単調という言葉があります。一律という言葉に似通っており。「変化が少ない」「常に同じである」などが似ている点です。
「単調なやり方を好む。」「単調な作業だ。」などのように、「いつも同じであるため、なんとなくつまらない。」という意味で使われます。
単純であると一本気の違い
五つ目には、「単純である」ことがあげられます。
一つのやり方にこだわる=単純で分かりやすいというようなイメージです。常に同じことを信じていたり、行動をくりかえすため単純と表現できます。
一本気な人の特徴１：一つのことを長く続ける
一本気な人の特徴には、一つのことを長く続けることが出来る点があげられます。
「継続は力なり」の意思で、大成する人が多く、職人気質について解説したように、同じやり方で続けてきたことが成功を収めるポイントである職業では、一本気な性質がプラスに働きやすいです。
職人的な仕事や、芸術家、クリエイター、作家などもにも適しています。広く浅くではなく、狭く深くの考え方であるため、専門性の高い仕事や、センスや感覚にかかわることもよいでしょう。
一般企業などでは他の人と調和していくのが難しい面があるため、人間関係が上手くいかなかったり、人とトラブルを起こしてしまうということも少なくありません。
一本気な人の特徴２：自分の感覚を大切にする
一本気な人は、流行りものや流行を追わず。自分の信念やセンスなどの感覚を大切にしているため、むやみに人が買っているからといって買い物をしたり、よく売れているからといって衝動買いをするということは多くありません。
服装や選ぶものは、自分流なことが多く、はやっているファッショナブルな洋服や、アクセサリーなどにも興味がなく、きらびやかなものや自分を装飾することには興味がない場合が多いです。
考え方も同様で、まわりの空気や一時的な感情で流されることはなく、話し合いなどをしていても、賛成や反対という場面で理由もなく多数派についたり、人に流されて自分の本位でないほうに投票するということは少ない人が多いです。
自分の考えで行動できる人が多い分、人に合わせるということは苦手である人が少なくありません。
一本気な人の特徴３：孤独な面がある
一本気な人の特徴の３つ目には、孤独な面がある点があげられます。
一本気な人は、子供のころから孤独な性質を持っている場合があり、仲間に上手く入れなかったり、いつも孤立していたという経験がある人が多いでしょう。
学校では、人とやっていくのが苦手で、仲間の輪に入れなかったり、あまりクラスになじまかったという思いをしてきた人も少なくないでしょう。
会社の一つ馴染めかったり、仕事で衝突したという経験もあるかもしれません。
周りと馴染みづらい経験を繰り返しているうちに、だんだん自分から人の輪に入るのが怖くなってしまったり、「どうせ理解してもらえない」などと、はじめから人を避けたり、人の輪に入ろうとしない性格になってしまうこともあるでしょう。
一本気な人との付き合い方
一本気な方が職場にいる場合、以下のようなお付き合いの仕方がおすすめです。
一本気な人との付き合い方１：尊敬した態度で接する
一つ目は、尊敬するような態度で接するということです。
一本気な人は常にプライドをもち自分の強い信念を持っているため、信じていることに対して敬意を表したり、尊敬の念をもつことは、相手にとっては一番嬉しいことでしょう。
相手も同様に大切にしたいという気持ちになってくれるため、お付き合いが上手くいく場合が少なくありません。
一本気な人との付き合い方２：一人仕事などをまかせる
二つ目には、一本気な人は人と衝突しやすいため、一人仕事などをまかせることがあげられます。
一本気な人は、集中力もあり、自分にも厳しい人が多いため、妥協を許さないことも多いです。
仕事の完成度は高くなりやすいですが、人にも厳しいため、チームやペアなど、人と一緒にする作業の場合は歩調があわずに相手に不快感を与えてしまったり、厳しい態度で接せられて、苦手意識を持たれてしまう事もあります。
上記の事から一人で集中してできる仕事を与えるのが最もうまくいくコツでしょう。
