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ビジネスシーンにおいては、自分の予想外の事が起きる事もあります。そんな時に使用される「図らずも」の言葉は、意外と正しく使えない人が多くなっています。ここでは、「図らずも」の意味と正しい使い方、類義語、英語表現について触れています。
「図らずも」とは
「図らずも」とは、「予想していなかったさま、思いがけないさま、意外にも」を意味する副詞です。「図る」は「計画する、他人をだます、人の意見を聞く」などの意味があります。
どのような場面で使う言葉か ビジネスでは
「図らずも」は、自分の予想外の結果が出た時や、思いがけない出来事に合った時、意外性のある内容を話す、記述する時などに使用されます。
ビジネスシーンでは、例えば朝の通勤電車で偶然同僚や上司と一緒になった時などに、「図らずも、今朝の電車で〇〇さんと一緒にラッシュの中通勤してきました」などと使用します。
図らずもの類義語・類似表現
図らずもの類義語:偶々、思いがけず、たまたま、偶然に
「偶々・思いがけず・たまたま・偶然」には、予定していた事ではなく、偶然に起きた時に使用する言葉です。
彼の言った一言が、思いがけない結果に繋がった。
帰宅途中、駅でたまたま母に会ったので一緒に帰宅しました。
図らずもの類義語:計らずも
「図らずも」の同音に「計らずも」があります。こちらも、自分が考えていなかった事で恩恵を受ける事や、計画外の事で事態が好転する意味があります。
計らずも、私の作った会議資料が見やすいと大変好評で、今後会議資料のフォーマットとして採用される事になりました。
図らずもの類義語:予想外に、想定外に
「図らずも」の類義語に、「予想外に」「想定外に」という言葉もあります。いずれも日常生活でも使われやすく、俗語っぽさのある言葉ですので、ビジネスシーンで使用する時には時と場所を選ぶようにしましょう。
その会社が倒産するなんて、想定外の出来事だ。
図らずもの類義語:不図(ふと)
主にひらがなで表記される「ふと」は、漢字で「不図」と書き、思いがけなく突然起きる様や、これと言った理由なく物事が起きる様を表します。
実家の庭を見つめていたら、ふと小学生の時の夏休みの出来事を思い出しました。夜中に、ふと目が覚める。
図らずもの英語表現
「図らずも」を英語で表す時には、文章の内容によって色々な表現を使用できます。「思いがけずに」といった意味のある副詞“unexpectedly”や「偶然に」という意味のある熟語”by chance”、「(計画していない事が起きて事態が好転した時に使用する)図らずも~する」という意味の“happen to~”などで表現できます。
「図らずも、以前の部署でまた気の合う同僚と一緒に働くようになりました」
「彼女は、図らずもあなたの事は耳にしていた」
「先日、図らずもミシュランで紹介された大人気のレストランに、予約なしでディナーを楽しめました」
図らずもの例文
まとめ この記事のおさらい
・「図らずも」の類語には、「偶々、思いがけず、たまたま、偶然に」や「予想外、想定外」、同音の「計らずも」「不図(ふと)」がある。
・英語で「図らずも」を表現する時には「思いがけずに」といった意味のある副詞“unexpectedly”や「偶然に」という意味のある熟語”by chance”、「(計画していない事が起きて事態が好転した時に使用する)図らずも~する」という意味の“happen to~”などで表現できる。