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レガシー 意味とビジネスで使う場面
「レガシー」とは、“過去の遺産”を意味します。
最近では、ニュースで「レガシー」を耳にします。行政が説明の際に使う「レガシー」は、“次世代に残す公共施設”のことを言います。
これは、国際オリンピック委員会(IOC)が提唱する「オリンピックレガシー」からきている言葉です。オリンピック開催のために増設された競技施設やインフラ整備が、そこに住む人の利便性に繋がるという考え方です。
ビジネスでは、長年企業内で使ってきたソフトウェアで、高価で維持が難しいが業務上でかかせないものを指します。
レガシーを使った形成語が財務・金融関連、コンピューター関連で多く使われているので、まとめます。
レガシーコスト
「負の遺産」と言われ、企業において過去の取り決めやしがらみ、事件から、現在に生じている負担のことを言います。
特に、企業年金や年功序列型賃金制度など、昔からある制度で継続的に発生している金銭的負担を指していいます。
レガシーインターフェース
時代遅れになった古いインターフェースのことを指します。
例えば、今ではほとんど使わない、パソコンのプリンタポートやPS/2がレガシーインターフェースです。
レガシーアプリケーション
2つの意味で使われるので、文脈から意味を判断しましょう
① 現行OSバージョンでサポートされていないアプリケーションのことを指します。
② 時代遅れが、何らかの理由で今も使い続けなければいけないアプリケーションのことを言います。
レガシーフリー
今までのインターフェースやデバイスを搭載しないで、最新規格にしたパソコンのことを指します。
かつてiMacがフロッピーディスクドライブの搭載をやめたのが、レガシーフリーの先がけと言われています。
レガシーの例文
・この新規事業で、知事としてのレガシーを作りあげたいという熱意を持っています。
・世界的に有名な研究機関でありながら、レガシーアプリケーションでほとんどの業務をこなしているのには驚いた。