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リードタイムとは 意味とビジネスで使う場面
リードタイムとは、「開始から終了までの所要時間のこと」を言います。一般的には、製造、流通業界でよく使われるビジネス用語ですが、最近ではITやサービス業界など、広く使われるようになりました。
英語のビジネス用語のようですが、実はこの言葉は和製英語だと言われています。トヨタ式生産方式の標準手持ち(繰り返し同じ作業を同じ動作でできるように、工程内に持つ仕掛け品や道具の個数のこと)の概念を説明するためにできた言葉です。手持ちが少ないと加工中に待ちが出る、反対に手持ちが多いと雑多な作業が発生する、どちらにしても生産のリードタイムが長くなってしまうのです。
ビジネスシーンでは、オペレーション品質を測定するための4つのものさし「スピード・正確性・コスト・継続性」の「スピード」との関係が深いのが、リードタイムになります。リードタイムは、○○リードタイムとそれぞれの作業を頭につけて、使い分けられます。例えば、開発リードタイムは「開発から納品までの所要時間」、出荷(商品)リードタイムは「受注から納品までの所要時間、生産リードタイムは「生産開始から完成までの所要時間」などを表現します。
ビジネスではリードタイムを短縮するの使い方が多い
ビジネス用語としてのリードタイムは、“短縮”とセットで使われることが多くあります。「リードタイムを短縮する」とは、「工程を見直し無駄をなくすこと」を意味します。
例えば、製造業であれば、生産性の向上や効率性のアップで利益率を高めることができるかも知れません。サービス業であれば、他店との差別化、顧客満足度(CS)の向上やリピーター獲得などのメリットがあるでしょう。
リードタイムの例文
・現状の課題は、顧客へのサービス提供までのリードタイムを短縮することでしょう。
・生産リードタイムを改善したことで、顧客満足度が向上しました。
・効率のいい在庫管理のキーは、リードタイムの管理も重要である。