ジレンマ 意味とビジネスで使う場面

ジレンマとは、好ましくない二者択一をしなければいけない時の板ばさみになることや窮地に立たされていることを意味します。
「ジレンマに陥った」とは、二つの選択肢しかないが、どちらを選んでも困った結果にしかならないことを表現しています。

ビジネスにおいても、様々なシーンでいろいろな選択をしていかなければいけません。
ジレンマという言葉は、ビジネスシーンでも一般的な意味と同じく使われることが多いでしょう。

ビジネスの会話で使えるジレンマを使った言葉

ビジネスでは、コミュニケーションスキルも大切です。ちょっとした会話にも使えるジレンマに関係した言葉をご紹介します。

■『イノベーションのジレンマ』
1997年にハーバード・ビジネス・スクール教授、クレイトン・クリステンセンが出版した本の題名であり、経営理論でもあります。
理論としての「イノベーションのジレンマ」は、業界トップになった大企業が顧客の要望に応え、既存商品やサービスをさらに高品質に改良・提供していく間にイノベーションに後れを取り、新興企業を前に失敗してしまうという理論です。
クリステンセンの著書『イノベーションのジレンマ』は、大企業の目線で書かれています。しかし、シリコンバレーのベンチャー企業が、この本を大企業に立ち向かうためのハウツー本として、大いに参考にしました。この本は、スティーブ・ジョブズが唯一愛読したビジネス書としても有名です。

■マーケティングにおける「囚人のジレンマ」
「囚人のジレンマ」とは、もともとはゲームに勝つための方法をとく一つの理論です。2人の囚人の黙秘(協調)と自白(裏切り)の行為が、協調して最高の結果を得たいのに、相手の裏切りで最悪の結果になるのではないかとの思いから、決断することができないというものです。
この囚人を、自社と競合相手に置き換えて、マーケティングに活用することができます。

ビール業界で伸び悩んでいたサントリーは、自社と競合他社の間に値上げ(協調)と据え置き(裏切)として、「囚人のジレンマ」をマーティングに活用しました。各社が値上げ断行するところ、期間限定で据え置きにしたサントリーの作戦は、シェア拡大の結果を招きました。

例文

・昇進を受け入れて、収入が増えるか、自由時間が減るかのジレンマで判断に苦しんでいる。

・囚人のジレンマの悪い例が、牛丼チェーン店の価格競争だろう。