ジョイントベンチャーとは

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ジョイントベンチャー 意味とビジネスで使う場面

ジョイントベンチャーはJVと略されるビジネス用語です。
この言葉には2つの意味があり、使われる場面や文脈から、どちらの意味か判断しなければいけません。

1.合弁企業のことを言い、いくつかの企業が出資して、新しい会社を設立する戦略です。
一般的には、その合弁会社を出資した企業が共同で経営していきます。主に建設工事や建築の業界でよく使われる方法で、出資企業間での記述共有ができる、莫大な資金などのリスク分散ができるメリットがあります。

合弁企業の意味でのジョイントベンチャーは、買収や合併ほど影響はないものの、資本の支出があるので解消が容易ではなく、ある程度の強制力があります。そのため、M&A、アライアンスの中間に位置付けられています。

2.戦略的提携を指すマーケティング用語で、企業同士が協力し、お互いの事業の発展や収益の増加を狙うことを言います。
マーケティング用語のジョイントベンチャーでは、資本のやり取りは発生しないのが一般的です。

似た言葉:M&A、アライアンス

ビジネスシーンにおいて、ジョイントベンチャーだけでも意味を混同している人が多いですが、さらに似た意味を持つビジネス用語があります。

M&Aは、merger and acquisitionの略語で、企業合併や買収の総称です。
その方法は株式取得、TOB(株式公開買付け)、事業譲渡、会社分割、合併などがあります。M&Aの中に、ジョイントベンチャー、アライアンスなどが含まれています。

アライアンスは、それぞれの企業は独立したまま、業務的な協力体制をつくり、一般的には事業提携の形をとって資本関係には踏み込みません。
マーケティング用語のジョイントベンチャーとほぼ同じ意味合いになります。まれに、資本提携をするアライアンスもあります。その場合には、M&Aのひとつの手法と見なされます。

一部の人は、既存企業の株式の一部を買収して、既存の株主・経営者と共同で経営することもジョイントベンチャーと言うこともあります。
ジョイントベンチャー、M&A、アライアンス、この3つの言葉も使う場面、文脈で意味を判断する言葉です。

本サイト「マナラボ」を運営する株式会社イードのM&Aインタビュー記事はこちらから。
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ジョイントベンチャーの例文

・ジェットスター・ジャパンは、カンタス航空、日本航空、三菱商事のジョイントベンチャーとして2011年に設立された。

・ビックロは、家電量販店のビックカメラとカジュアル衣料のユニクロの、共同出店というマーケティングのジョイントベンチャーである。