この記事では「レピュテーション」の意味や使い方について解説いたします。

現代における会社経営において、「レピュテーション」のリスクとインターネットは切っても切り離せない関係にあると言っても過言ではありません。

そこで今回は「レピュテーション」の語源や「ブランド」との違い、関連用語やビジネス上の使い方なども合わせてピックアップしました。

この記事を通して「レピュテーション」への理解が深まれば幸いです。

「レピュテーション」の意味とは


「レピュテーション」とは「評判」という意味を持つ言葉で、業界によって意味するところは異なってきます。

例えばコンピューターセキュリティでは無差別に送付されるスパムメールやウイルス付きメールなどを排除する手法のことです。

対象のファイルやサーバーの過去の実績や現在の利用状況などから評価を行い、それに基づいて悪質なファイルやサーバーであるかどうかを判断する仕組みを指します。

また一般での「レピュテーション」は、顧客をはじめとする企業の利害関係者がある特定の企業に対して抱く認知やイメージのことです。

マーケティングにおいてはブランド力の価値を表すなど、「レピュテーション」は人々が購買や就職などの活動を行うときに非常に大きな意味を持っています。

「レピュテーション」の語源

「レピュテーション」の語源は英単語の「reputation」で、「評判」や「世評」などという意味です。

それが「評判」という意味を持つカタカナ語として今日でも使われるようになっていきました。

「レピュテーション」と「ブランド」の違い

「レピュテーション」と「ブランド」は相関関係が強く、違いが少々分かりにくいかもしれません。

「レピュテーション」は様々な利害関係者が企業に対して持つ評価を指し、「ブランド」は顧客による製品やサービスへの評価を意味しています。

もう少し噛み砕いて説明すると、「レピュテーション」とは既に顧客が自社や自社サービス・商品に対してどう思っているかという評価です。

それに対して「ブランド」とは逆に、企業が利害関係者に対してどのように見られたいか、どのように評価されたいかを自ら構築していくことを指します。

「レピュテーション」を使った関連用語

放送作家
この項目では、「レピュテーション」を使った関連用語をご紹介します。

今回は「レピュテーションリスク」、「レピュテーションスコア」、「レピュテーションマネジメント」を取り上げました。

「レピュテーションリスク」

企業などの評価を下げる危険性がある「レピュテーション」のことを「レピュテーションリスク」といいます。

具体例を挙げると、例えば評価を下げるような口コミや風評被害を招くような内容の「レピュテーション」のことです。

「レピュテーションリスク」は真実か否かに関わらず会社の信用を下げ、商品やサービスの購買を低下させるなど、企業にとって大きな損失を被る危険性があります。

その為「レピュテーションリスク」をいかに回避するかを、各企業は課題としているというわけです。

「レピュテーションスコア」

「レピュテーションスコア」とは「IPレピュテーション」の評価結果が数値化されたスコアのことです。

「IPレピュテーション」とはIPアドレスが持つ信頼性を評価することで、評価結果は30日間の平均値を元に算出され、0~100の値でつけられます。

この「レピュテーションスコア」の値が高ければ高いほどメールの到達率は上がり、低い場合にはメール配信量の制限や拒否、Webサイトの閲覧制限等の通信制限といったペナルティが与えられるのです。

「レピュテーションマネジメント」

「レピュテーションマネジメント」とは文字通り「レピュテーション」(評判)を「マネジメント」(管理)することで、日本語では「評判管理」などと訳されます。

企業が良い評判を維持する為に努力したり、風評被害を受けてしまった場合に回復のための活動をしたりすることです。

「レピュテーション」のビジネス上での使い方


「レピュテーション」はビジネス上でも使われることがある言葉です。

ビジネス上での使い方としては、例えば以下のようなものが挙げられるでしょう。

今日のビジネスでは、「レピュテーション」をいかに管理していくかが非常に重要だ。

スマートフォンやパソコン、インターネットやSNSなどが当たり前になった今日のビジネスでは、ユーザの評価や評判が企業のビジネス活動に大きな影響を与えています。

今日のビジネスでは「レピュテーションマネジメント」でも解説したように、「レピュテーション」をいかに管理していくかが非常に重要だということです。

「レピュテーションリスク」を度外視してビジネス活動を行っていくのは危険なことだ。

「レピュテーションリスク」は先述の通り、企業などの評価を下げる危険性がある「レピュテーション」のことです。

その「レピュテーションリスク」を無視してビジネス活動を行っていくのは危険なことだといえるでしょう。

「レピュテーション」の類義語と例文

cf.
「レピュテーション」の類義語としては、次のようなものが考えられます。

  • 評価
  • 評判

また上記の類義語を使うと、下記のような例文を作ることが可能です。

その企業の価値を図る手段の一つとして、時価総額が挙げられる。

「時価総額」は「ある上場企業の株価に発行済株式数を掛けたものであり、企業価値を評価する際の指標」のことです。

「時価総額」が大きいということは、業績だけではなく将来の成長に対する期待も大きいと株式市場で評価されていることになります。

商品を買ったり飲食店を選んだりする上で、まずはSNSでの評判をチェックするようにしている。

SNSやポータルサイトなどでは商品や飲食店などの口コミが書かれることも少なくなく、多くのユーザがその口コミや評判を参考にしています。

この例だと、商品を買ったり飲食店を選んだりする上で、まずはSNSでの評判が良いか悪いかなどをチェックするようにしているということです。

「レピュテーション」の英語表現

黄昏
「レピュテーション」の英語表現としては、その語源でもある英単語の「reputation」が適当でしょう。

「reputation」は「評判」や「世評」、「好評」や「名声」、「令名」や「名望」といった意味です。

日本ではカタカナ語でよく使われている「評判」が最も馴染みがあるといえます。

まとめ この記事のおさらい

  • 一般の「レピュテーション」は「顧客をはじめとする企業の利害関係者がある特定の企業に対して抱く認知やイメージ」を指す
  • 「レピュテーション」の語源は英単語の「reputation」
  • 「レピュテーション」は様々な利害関係者が企業に対して持つ評価を指し、「ブランド」は顧客による製品やサービスへの評価を意味している
  • 企業などの評価を下げる危険性がある「レピュテーション」のことを「レピュテーションリスク」という
  • 「レピュテーションスコア」とは「IPレピュテーション」の評価結果が数値化されたスコアのことを指す
  • 「レピュテーションマネジメント」とは「レピュテーション」(評判)を「マネジメント」(管理)することで、日本語では「評判管理」などと訳される
  • 「レピュテーション」の類義語は「評価」や「評判」といったものが挙げられる
  • 「レピュテーション」の英語表現は、語源でもある「reputation」が適当