アカウンタビリティとは 意味とビジネスで使う場面

アカウンタビリティ(Accountability)は、アカウンティング(Accounting:会計)とレスポンシビリティー(Responsibility:責任)の合成語で、もともとは「会計責任」の意味があります。1960年代のアメリカで、政府や各州など公共機関による税金の使われ方について、出資者=国民への説明する責任があるとの考え方から生まれた言葉です。その後、企業、特に株式会社についても、出資者=株主に対して資産の活用について説明する責任があると、考え方が拡大されていきました。

現在の日本では、アカウンタビリティは、一般的には「説明責任」と訳され、アメリカと同じように行政機関にも企業に対しても使われる言葉です。
「政府や行政は、国民に対して、政策の内容やその予算などをわかりやすく説明して、アカウンタビリティを果たすべき」ですし、「企業は、事業展開や戦略、財務内容について、ステークホルダーに透明性のある説明でアカウンタビリティを果たすべき」ということになります。

単に説明するだけが「説明責任」ではない

今までのアカウンタビリティの意味は、説明そのものやその透明性に焦点が当てられていました。しかし、昨今のビジネスシーンで話題になるアカウンタビリティの解釈は、「説明をするだけではアカウンタビリティを果たしたと言えない」とする傾向にあります。
政治または企業活動の結果が良くも悪くも、聞き手側に理解、納得してもらい、将来のビジョンまで描き、よりよい結果にたどり着くにはどうするかまで話し手は説明する責任があると、より広い解釈になってきています。
アカウンタビリティはリーダーに必要な要素
アカウンタビリティの解釈が広がってくるにつれ、ビジネスシーンで「アカウンタビリティはリーダーに必要な要素」とも定義されています。
優秀なリーダーは、結果に対する説明責任だけでなく、結果に基づく将来のビジョンや改善案などを提案することで、信頼を勝ち取っていくと言われています。

例文

・非営利団体は、自身のアカウンタビリティや透明性の向上について、さらに追及されることでしょう。
・ガバナンスの強化に伴い、アカウンタビリティの促進は速やかに実行すべきタスクのひとつです。
・リーダーとしてアカウンタビリティを果たすと、リーダーとしての自立と信頼を獲得できる。