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「ひとかたならぬ」という言葉を一度は聞いたことある人も多いですよね。なんとなく意味がわかるような、わからないような・・・。というかたも多いのではないでしょうか。
この記事では「ひとかたならぬ」について解説していきます。きちんと使いこなせるよう、意味や例文を見ていきましょう。
「ひとかたならぬ」の意味
「ひとかたならぬ」の一般的な意味としては、並ひととおりではない様子。人並みではない。という意味があります。
「ひとかた(一方)ならず」という言葉が、次にくる名詞を修飾する連体形というかたちに変化して「ひとかたならぬ」という言葉になっています。普段の話し言葉の中で使われる、というよりは、年賀状やお礼状など、やや改まった場面で使われることが多いです。
「ひとかたならぬ」の類語
「ひとかたならぬ」の類語は、次のようなものがあります。
一通りでない、並ではない、並一通りでない、尋常でない、常識では測れない、普通でない、規格外の、桁違いの、これらの言葉はひとかたならぬと同じ場面で使用することができます。
「ひとかたならぬ」の言い換え
並ひととおりでないことを表現する際に「ひとかたならぬ」以外の言い換え表現も覚えておくと便利です。
「ひとかたならぬ」は、「格段の」「格別の」「並々ならぬ」という言葉に言い換えることができます。いくつか言い回しを知って、使い分けられるようにしましょう。
「ひとかたならぬ」の例文
「ひとかたならぬ」は、丁寧な年賀状やお礼状などでよく使われます。
使われる場面別の例文を解説していきます。
年賀状で「ひとかたならぬ」を使用する際の例文
年賀状はビジネス上で出す場合と一般的に出す場合で使い方が少し変わるため注意してください。
一般的に年賀状を出す場合
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
ビジネスで年賀状を出す場合
旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり、誠にありがとうございました
本年も変わらぬお力添えのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
旧年中はひとかたならぬご高配にあずかり、大変ありがとうございました
本年もご期待にお応えできるよう、精一杯精進してまいります。
貴社のますますのご発展をお祈り申し上げますとともに
なお一層のお引き立てを賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
年賀状を書く際のマナーについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
年賀状の基本的なマナーと宛名書きで失敗しないための注意点を解説
お礼状で「ひとかたならぬ」を使用する際の例文
課長のひとかたならぬお骨折に対しましては、なんと申し上げてよいか…お礼の言葉もございません。
ひとかたならぬご恩顧に深謝申し上げます。
挨拶文で「ひとかたならぬ」を使用する際の例文
お客様へ挨拶文を書く場合
ひとかたならぬ御愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
〇〇さまには、ひとかたならぬお力添えをいただきまして、誠にありがとうございました。
異動・退社時に挨拶文を書く場合
〇〇支店在勤中は、公私にわたりひとかたならぬご厚情をたまわり、本当にありがとうございました。
○○○在勤中は公私ともにひとかたならぬ御懇情を賜りありがたく厚く御礼申し上げます。
ひとかたならぬに関するおさらい
ひとかたならぬに関するおさらいは以下の通りとなります。
- 「ひとかたならぬ」とは、並ひととおりではないさま、という意味
- 使われる場面としては、普段の話し言葉ではなく、お礼状などの改まった場面で使われることが多い言葉
- 使われ方としては、ひとかたならぬご厚情、ひとかたならぬご厚誼、ひとかたならぬご高配などと、名詞の前につけて「並ひととおりでない」という意味で使われる
- 年賀状やお礼状で使用する場合はそれぞれの文章に合った使い方をする