アセンブリ|意味や使い方、関連用語や英語表現などを解説

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この記事では「アセンブリ」の意味や使い方について解説いたします。

幅広い分野で使われる言葉ではありますが、大まかな意味は同じであっても細かいニュアンスは業界によってまちまちです。

そこで今回は「アセンブリ」の語源やビジネス上での使い方、関連用語や類義語、英語表現も合わせてまとめました。

それでは一つずつ確認していきましょう。

アセンブリの意味と使い方

「アセンブリ」の意味は、例えば次のようなものがあります。

・会合
・集会
・集合(すること)
・部品の組み立て
・組み立てた部品

上記のように多くの意味があり、分野によって使われる意味が異なります。

例えば製造業での「アセンブリ」は「部品の組み立て」のことです。

車の各パーツを組み立てたり基盤に数々のICチップを配置したりするのも「アセンブリ」と呼び、どんな製品を組み立てるかは関係ありません。

また「アセンブリ」の使い方としては、次のようなものが考えられます。

・この製品を現地でアセンブリすることができるかどうかを担当者に確認した。

一つの製品を完成するには様々な工程があり、その中でも部品の組み立てを「アセンブリ」と表現することがあります。

この例では、部品の組み立てに関しては現地でできるかを担当者に確認したということです。

アセンブリの語源

「アセンブリ」の語源は英単語の「assembly」です。

そして「assembly」は「一つのものを何かと合わせる、結合させる」というラテン語が語源だとされています。

「アセンブリ」の「組み立てる」や「集合する」という意味は、「合う」や「集まる」という元の意味から派生してできた言葉だと考えると納得しやすいかもしれません。

アセンブリのビジネス上での使い方

「アセンブリ」はビジネス上でも使われることがある言葉です。

ビジネス上での使い方では、例えば以下のようなものが考えられます。

・この製品をアセンブリした会社と連絡を取った。

組み立てや検査など、一つの製品を完成させるには様々な工程を経る必要があります。

この例では、組み立ての段階で何か不具合があったので「アセンブリ」を担当した会社に連絡したということかもしれません。

アセンブリの様々な関連用語

「アセンブリ」には他の語を伴った、様々な関連用語があります。

この項目ではその例として5つピックアップしました。

アセンブリ言語

「アセンブリ言語」とは「プログラミング言語の一つで、コンピュータが直接解釈することができ、それを実行できる言語のこと」です。

コンピュータが直接解釈したり実行したりできる言語は「機械語」と呼ばれるもので、「機械語」はバイナリ(数値)の羅列なので人間には直感的に理解できません。

そこで「機械語」を直接記述するのではなく、「ニーモニック」と呼ぶ命令語でプログラムを記述することにしました。

そして人間により分かりやすくしたものが「アセンブリ言語」というわけです。

なお「アセンブリ言語」で書いたプログラムを機械語プログラムに変換することを「アセンブル(assemble)する」と表現します。

また、それを実行するプログラムのことを「アセンブラ」(assembler)と言います。

アセンブリ産業

「アセンブリ産業」(組立産業)とは「部品や材料を使用して完成品を作る生産業」のことです。

例えば車やテレビ、カメラや冷蔵庫など、私たちの生活に密接したものだということができるでしょう。

特に車やテレビなどは100以上の部品から組み立てられているものもあることから分かるように、「アセンブリ産業」は物作りの要を担っているのです。

アセンブリ・コスト

「アセンブリ・コスト」とは「アセンブリ」する為にかかるコスト、つまり「組立費」のことです。

ある程度大きな製品となると「組み立て作業」が発生しますが、その際にかかる費用のことを「アセンブリ・コスト」と呼びます。

「アセンブリ・コスト」は、製品の組み立て行程をどのようにしているかによって変わってくるということに注意が必要です。

例えばパーツをオーダーし自社で組み立てをしてから販売する行程を踏む企業は、見積もりの中に「アセンブリ・コスト」を埋め込むこともあります。

なお主なコストの内容は「組み立てにかかる時間と作業員の能力費」などです。

アセンブリ・エリア

「アセンブリ・エリア」とは「集合地域」のことです。

主に地域や学校単位で定期的に集まったり、あるいは災害や天災などで非難する場所として使われています。

具体的にどこなのかは居住地によって異なる為、自身の住んでいる地域の「アセンブリ・エリア」はどこなのかは確認しておくと良いかもしれません。

アセンブリ・デザイン

「アセンブリ・デザイン」はIT業界や3次元CADの分野などで「パーツのモデリング」や「複数のパーツを組み合わせること」などを指す言葉です。

パーツの空間的位置をはじめ、回転や並進運動における自由度を定めています。

また面や頂点などの幾何要素や平面を拘束し、パーツの運動方向の意義付けをするのが特徴です。

アセンブリの類義語と例文

「アセンブリ」の類義語には、以下のようなものがあります。

・集会

・組み立て

その他にも「集合」や「組み立てた部品」など、基本的に「アセンブリ」の持っている意味が類義語だといえるでしょう。

また上記の類義語を使うと、下記のような例文を作ることができます。

・全校生徒を対象にした集会が開かれた。

学校では年に数回、全校生徒が一堂に会する集会が開かれることがあります。

この例でも、その中の一場面であると読み取れるでしょう。

・製品の組み立てに関しては、別の企業に依頼することにした。

コスト削減や事業効率化などの観点で、事業のある分野を外部に依頼(アウトソーシング)することがあります。

この例では、上記のような理由で製品の組み立ては別の企業に任せることにしたということでしょう。

アセンブリの英語表現

「アセンブリ」の英語表現としては、語源でもある「assembly」が最も適切でしょう。

「assembly」を使った例文は、次のようなものが考えられます。

・There is an assembly line in the factory.(その工場には組み立てラインがあります。)

「assembly line」とは「組み立てライン」のことです。

ある期間において単一の製品を大量に製造するためのラインで、この例のように多くの工場で「組み立てライン」が見られます。

・This assembly hall is very small.(この会場はとても狭い。)

「assembly hall」は「会場」や「集会場」などと訳すことができます。

「assembly」がなくても意味が通じる場合もありますが、人が集まっている様子を示すならあった方が分かりやすいといえるでしょう。

まとめ この記事のおさらい

・「アセンブリ」には「会合」や「集会」、「部品の組み立て」や「組み立てた部品」などの意味がある

・「アセンブリ」は英単語の「assembly」に由来しており、「assembly」の語源は「一つのものを何かと合わせる、結合させる」というラテン語

・「アセンブリ」の関連用語には「アセンブリ言語」や「アセンブリ産業」などがある

・「アセンブリ」の類義語としては「集会」や「組み立て」などが挙げられる

・「アセンブリ」の英語表現は「assembly」が最も適切