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ビジネスにおいて、「〇〇様のご所望の資料ですが…」といったような文面をメールで見たことはありませんか。
「望む」という言葉が入っているので、ご所望の意味を想像できるかもしれません。詳しい意味や正しい使い方を知っておくと、仕事で重宝します。
今回の記事では、ご所望について以下のような点を中心に解説いたします。
・ご所望とご要望の違い
・ご所望の使い方や例文
ご所望とは
ご所望(ごしょもう)とは、欲しいと望むことや望み願うことの「所望」に接頭語の「ご」をつけた言葉です。
ご所望は、特定の物や断定的に希望のものが決まっている場合に使われます。「ご所望の品」、「ご所望の書類」、「ご所望のカタログ」といったように「ご所望の〇〇」という形で使われることが多いのでそのまま覚えておくと便利です。たまに、同じ意味で「ご所望品」と使う場合もありますが、「の」を除いた形です。
「ご所望の〇〇」という表現は、ビジネスシーンでよく使われます。
ご所望とご要望の違い
ご所望は、「欲しいと望む」という意味です。同じような意味を表す言葉に「ご要望」というものがあります。
要望の意味は、何かをして欲しいと望むこと、その実現を求め期待する事です。
「欲しいと望む」と言う意味では、ご所望もご要望も同じように感じます。しかし、この2つの言葉には指し示す対象が異なるという違いがあります。
ご所望‥希望するもの対象が具体的で明らか
このような違いがあります。例えば、「ご所望の品を…」、「ご所望の資料…」といったように、希望するものが明確である場合に使われます。一方、「ご要望がございましたら〇〇まで…」、「ご要望にお応え出来るように…」というように、方法や手段、抽象的なものに対して希望がある場合に使います。
つまり、ご所望は望むものが決まっていて、物質に対して使われるものが多く、ご要望は望むものが広く曖昧で、方法や手段などの抽象的なものに対して使われると覚えておくとよいでしょう。
ご所望の類語、言い換え
ご所望の意味は「何か(特定のものを)欲しいと望むこと」です。類語は、大きな意味として「何かを望む」と考えると、以下のような言い換えができます。
しかし、これは「ご所望」と違って、丁寧な表現ではありません。
ご所望と同じように丁寧な表現ができるのは、ご希望、ご用命、ご意向などです。「ご所望」と「ご要望」のように、欲しいものの対象が異なりますので、これらの言い換えも完全ではありませんが、似た言葉として覚えておくと良いかもしれません。
ご所望の例文
ご所望のまとめ
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- ご所望(しょもう)は、欲しいものを望むという意味の言語表現である
- ご所望と似た言葉に「ご要望」がある。違いは以下のとおり。
ポイント:具体的、単数の対象への望みに対して使用する
ポイント:抽象的で曖昧な事柄、全体的な望みに対して使用する
- ご所望は敬語表現なので、ビジネスで目上の人に対して使うことができる