along with|意味・使い方・together withとの違いなどを解説

※本サイトはプロモーションを含んでいます。

この記事では「along with」について解説いたします。

「along with」は日本の英語教育でも頻出しますが、その前後に伴う語によって意味が変わることもあり難しく思う人もいるかもしれません。

そこで今回は「along with」の使い方や「together with」との違い、「get along with」や「go along with」の意味と使い方も含めて取り上げました。

それでは一つずつ確認していきましょう。

「along with」の意味

「along with」には主に次のような意味があります。

・〜と一緒に

・〜に加えて

また「along」という単語には「〜に沿って」という意味があり、非常に汎用性が高いといえるでしょう。

上記の意味で使う場合には、例えば下記のような使い方が挙げられます。

・He went to the hospital along with his mother.(彼は母親と一緒に病院へ行った。)

「along with+人」という形で「(人)と一緒に」や「(人)と協力して」という意味を表します。

上記の例では「with」の後に人がきているので「〜と一緒に」の意味で使われていることが読み取れるでしょう。

・I will have a coffee along with the chocolate cake.(チョコレートケーキに加えてコーヒーをいただきます。)

「along with+物」では「(物)に加えて」や「(物)のほかに」という意味を持ちます。

この例だと「with」の後に物が続いているので「〜に加えて」という意味で使われているわけです。

・She walked along the river.(彼女は川に沿って歩いた。)

「along」単体では「〜に沿って」や「〜の途中で」などという意味で使います。

今回は文脈から「〜に沿って」の意味で使われていると判断できるでしょう。

「along with」と「together with」の違い

「along with」と似た英語表現として「together with」があります。

どちらも「〜と一緒に」という意味がある点では共通しているので、同じように感じられるかもしれません。

そこで「along」と「together」をそれぞれ分解して考えてみましょう。

・along → 「long」に接頭辞「a」がついたもの

・together → 「gether」に接頭辞「to」がついたもの

その上で考えると、「along」は「長いものに沿って」というニュアンスがあるのに対し、「together」は「集まる」という意識があるということです。

例えば「along」は夫婦、「together」は恋人のような感覚をイメージすると分かりやすいかもしれません。

「along with」の使い方と例文

「along with」は次のような使い方をすることがあります。

・along with the 〜(〜と一緒に/〜のほかに)

・along with that(それと一緒に/それのほかに)

上記の使い方をより詳しく理解する為に、以下の例文を見てみましょう。

・He went to the supermarket along with the woman.(彼はその女性と一緒にスーパーへ行った。)

この例文の話し手(書き手)が彼と一緒にスーパーへ行った女性を知っている場合、定冠詞の「the」をつけます。

もし話し手(書き手)がその女性のことを知らなかった場合、「a woman」とすることによって使い分けているのです。

・Can I have a orange juice along with that?(それのほかにオレンジジュースをください。)

この場合の「that」は特定のものを指して「それ」という意味で使われています。

レストランで料理を頼んだ後にドリンクを注文したい時には、上記のような言い回しをすることも可能です。

例えば「sandwich」(サンドイッチ)や「bread」(パン)をオーダーした後に「that」を使うことで、わざわざ「sandwich」や「bread」と言う手間を省くことができます。

「get along with」の意味と使い方

「along with」を使った言い回しの中で「get along with」もよく使われます。

「get along with」は「〜とうまくやる」という意味です。

実際にどのような使い方をするのか、下の例文を確認してみましょう。

・I have got along with my colleagues so far.(今のところ同僚とはうまくやっている。)

「うまくやる」というのは、平たくいうと「仲良くしている」や「良好な付き合いをしている」といった意味です。

過去から現在にかけてずっとその状態が続いている場合には、上記の例文のように「have」を伴って現在完了形にします。

・I think that she does not get along with her father.(彼女はお父さんとうまくやっていないと思う。)

「get along with」が「うまくやっている」なので、その前に「not」がついた場合の意味は「うまくやっていない」です。

あるいは「水が合わない」や「反りが合わない」、「仲が悪い」や「相性が悪い」のように訳すこともできます。

「go along with」の意味と使い方

「go along with」をそのまま訳すと「〜と一緒に行く」で、例えば以下のように使います。

・I will go to the station with him.(彼と駅に行くつもりです。)

「go」と「along」の間に場所を挿入することにより、「〜と一緒に〜に行く」という使い方をすることができます。

また上記以外にも、以下のような使い方をすることも可能です。

・Yes,I will go along with that.(うん、それでいいよ。)

上記の例文では「〜と賛同する」という意味で使われており、これはスラングのような使い方です。

また「I’m all right with that.」も同じ意味で使われるので、上記の例文と置き換えて使うこともできます。

まとめ この記事のおさらい

・「along with」には「〜と一緒に」や「〜に加えて」という意味がある

・「along」という単語は「〜に沿って」や「〜の途中で」という意味で使われる

・「along with+人」という形で「(人)と一緒に」や「(人)と協力して」という意味を表す

・「along with+物」では「(物)に加えて」や「(物)のほかに」という意味を持つ

・「along」は「長いものに沿って」というニュアンスがあるのに対し、「together」は「集まる」という意識がある

・「get along with」は「〜とうまくやる」、「not get along with」は「水が合わない」や「反りが合わない」といった意味がある

・「go along with」は「〜と一緒に行く」という意味のほかに「〜と賛同する」という意味もある

・「not go along with」は「水が合わない」や「反りが合わない」、「仲が悪い」や「相性が悪い」のように訳す