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日本では労働者の約85%が雇用者(いわゆるサラリーマン)ですが、自営業を営んでいる人や、小説家、陶芸家のような芸術家と呼ばれる職業の人もいます。
この記事では、芸術家のひとつである「画家」について、仕事内容や画家になるためにはどうしたらよいかなどを解説します。この記事を通じて、普段はほとんど知る機会のない画家の仕事について理解を深める機会となるでしょう。
画家とは
画家とは、絵を描くことを仕事としている人のことです。もちろん描くだけでは仕事にはなりませんから、個展などを通して作品を販売して収入を得ています。
画家は、大きく分けて「洋画家」と「日本画家」に分類されます。どちらかを専門とし、洋画と日本画の両方を手掛ける人はほぼいないと考えてよいでしょう。
それぞれについて簡単に説明すると、洋画は油絵具、水彩、パステルなどを用いてキャンパスに絵を描きます。小中学校の美術の時間に描いた水彩画も洋画の一種になります。日本画は日本の伝統的な技法で描かれたもので、岩絵の具や墨を用いて絹や和紙に描きます。
近年では実際にキャンバスや絵の具を使って描くのではなく、デジタル機器を用いて絵を描くデジタル画家というジャンルも登場しています。
画家の中には絵を描くことだけではなく、彫刻などの立体作品も手掛けている人もいます。絵画と立体作品の両方を手掛けている著名な日本人としては、岡本太郎や草間彌生、奈良美智などがあげられるでしょう。
絵を描くことを仕事にしている人というと、イラストレーターを思い浮かべる人も多いでしょう。画家もイラストレーターも絵を描いて収入を得ているということに違いはありませんが、一般的にこの2つは異なる職業として捉えられています。
画家は自分の描きたい作品を仕上げ、個展などで販売することで収入を得ます。一方でイラストレーターは、出版社や広告代理店などのクライアントから依頼を受けて、必要とされるテーマに沿った絵を制作します。画家ははじめに絵ありき、イラストレーターは依頼やテーマありきということになるでしょうか。
画家の仕事内容
画家は絵画を描いて販売することで収入を得ています。中心となる仕事内容はもちろん絵を描くことです。描いただけではお金になりませんので、販売する手段が必要です。絵を買ってもらうためには、作品をできるだけ多くの人の目にふれさせる工夫が必要です。
一番ポピュラーなのは、画廊に絵を置いてもらったり、個展を開いて来場したお客さんに絵を購入してもらうことです。しかし、無名の画家がいきなり画廊に作品を置いてもらうのはなかなか難しいとこがあります。また、個展を開くには展示するだけの作品数が必要ですし、会場を借りる費用も必要になります。そのため、初めのうちは数人の画家が共同でグループ展を開くことも多いようです。
画廊に作品を展示してもらうのはなかなか難しいとはいえ、近年は、現代アートや若手の作品の力を入れる店も増えています。そのようなタイプの店に積極的に作品を持ち込めば、タイミングがよければ展示してもらえる可能性があります。
コンテストに応募して賞を狙うのも知名度をあげるには有効な方法です。二科展など著名なもののほか、美術系の企業が開催するものや、カフェ主催で、受賞作品は全国の店舗を巡回して展示されるというちょっとユニークなものなど、さまざまなコンテストが開かれています。
近年はSNSやブログなどで作品を発表する画家も多くなりました。インターネット上で販売まで行うこともできますし、フォロワーが増えれば記事や作品の情報が広く配信されるのがSNSの魅力です。イベントや個展の告知もインターネットを利用すればスムーズにできます。
ミュージシャンを目指す人が路上で歌っているのをよく目にしますが、画家を目指す人の中にも作品を路上で販売している人もいます。ファンがつけばSNSなどで評判になる可能性もありますし、知名度を上げるひとつの方法でしょう。
画家の仕事の基本は自分が描きたいテーマで作品を発表し、気に行った人に購入してもらうことですが、ときには発注を受けて絵を描くこともあります。今では珍しくなりましたが、社長室に飾る肖像画や、施設の壁画などの依頼がくることがあります。画家の仕事は基本的にひとりでするものですが、壁画など大きな作品を依頼を受けて制作するときには、チームを組んで作品の制作にあたることもあります。
画家になるには
資格や免許は不要
画家になるのに特別な免許や資格は必要ありません。画家に必要なのは実力です。作品の販売ルートを確保するための人脈や自分を売り込むセンスもあるに越したことはありません。
学歴や年齢で評価されない実力主義の世界の画家は、半面で学歴や資格で優遇されることがない厳しい世界であるともいえます。
美術系大学の出身者が多い
画家になるのに免許や資格は必要ありません。しかし、画家を目指す人の多くは芸術系の大学や美術の専門学校で学んでいます。独学で一流の画家になった人ももちろんいますが、どんな絵を描くにも基礎ができていることは大変重要です。型にはまらない作風のピカソや岡本太郎も実は美術学校で学んでいるのです。大学や専門学校では基礎となるデッサンからしっかり身につけることができますので、画家を目指しているのなら学校に行っておくことが損になることはありません。
大学や専門学校に通うことのメリットは他にもあります。大勢の中で実習を受けることによって、他の人に作品に触れて刺激を受けたり、意見を述べ合ったりすることができます。人脈作りにも役立つでしょう。
働きながら画家を目指す人も
学校を卒業して「さあ今日から画家として働くぞ」と意気込んでも、生活していけるだけの収入を得るまでには何年もを要する人がほとんどです。そのため、画家として一本立ちできるまでは、多くの人が他の仕事しながら画家を目指すことになります。
画家を目指す人が就いている職業としては、中学校の美術教師、絵画教室の講師、イラストレーターなど、絵に関わる仕事が多くなっています。
画家になるために必要なスキル
①画力
あたりまえのことではありますが、画家に最も必要なのは「画力」です。画力は描く力、絵の力のことですから、総合的な絵の魅力といってよいでしょう。ただ単に基礎ができているとか、絵が上手というところを一歩飛び越えて、魅力的な絵であることが重要です。
経験者の話では、画力を鍛えるにはとにかくたくさん描くことだといいます。数か月であきらめることなく、イメージ通りに描けるまで、描いては原因を探るというプロセスを繰り返していく必要があります。
②集客力
画家は自営業ですので、自分の作品を売るための力がなくては収入を得ることができません。まず大事なのは人脈です。作品を置いてくれそうなところがあるよ、とか、絵を描いてくれる人を探している人がいるよ、とか、情報を提供してくれる人がいれば、作品を販売したり仕事をもらう機会ができます。また、SNSなどを利用して作品を発表し、ファンを作ることも重要です。
画家なのだからよい絵を描いてさえいればよいという訳にはいきません。セルフプロデュースをしっかり行って集客につなげる努力が必要です。
画家の年収
画家は芸術家なので、一般的な収入はいくらというのが大変難しいところです。絵は欲しい人がいればいくらでも高い金額がつくもので、貴重な作品はオークションで億単位の値がつくこともあります。ひとつの作品を仕上げるのにどれくらいの時間を要するかも人それぞれですので、1年に何枚描けるのか、何枚販売できるのかも一概にはいえません。
そのため、軌道にのるまでは副業をしながら絵を描き、販売するという生活スタイルをとっている人が多くなっています。
画家の勤務体系と休日
画家はアトリエや自宅で絵を描くのが仕事ですから、決まった勤務時間というのはありません。会社員のように毎日決まった時間に活動する人もいれば、気持ちがのったときに集中して活動する人もいます。
自分で時間を決められるので、ともすると不規則な生活になりがちです。よい作品を生み出すには体調面やメンタル面を整えることも大事ですから、プロの画家としてやっていくのであれば、自分なりの生活ペースを見つけることも必要かもしれません。
美術教師などの仕事をしながら作品を制作している人は、どうしても夜間や休日が活動時間になります。制作時間の確保と体調管理が課題となるでしょう。
画家の将来性
バブル期には高価な絵がたくさん買われました。絵画は生活必需品ではありませんので、売れ行きは景気に左右される一面もあります。
しかし、近年ではデジタル作品に特化した画家もいますし、販売ルートも個展や画廊だけではなく、インターネットの利用が増えるなど、背景も変化してきています。高価な作品を財産として手に入れるという人ばかりでなく、手ごろに買える作品を少しずつ集める収集家も増えてくるでしょう。
インターネット時代になり、作品自体の魅力はもちろんですが、絵が売れる要因として、画家本人のキャラクターやプロデュースの仕方が大きく関わってくることが予想されます。プロの画家として活躍していくには、作品の魅力、売り方、人としての魅力を総合的にアピールしていくことが必要かもしれません。
画家がおもに勤める場所
画家は自分のアトリエや家で仕事をします。画廊に打ち合わせに行ったり、個展会場に足を運んでお客さまに挨拶をすることもあるでしょう。
画家についてのまとめ
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