シェアの意味・使い方・英語表記・例文|関連用語を含めて解説

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この記事では「シェア」の意味や使い方について解説いたします。

日常的によく使われる言葉ではありますが、幅広く使われているからこそそれぞれの意味はよく分からないという人もいるかもしれません。

そこで今回は「シェア」の様々な関連用語やビジネス上の使い方、類義語や英語表現等も含めて取り上げました。

この記事の中で一つでも参考になるような情報があれば幸いです。

シェアの意味と使い方

「シェア」は複数の意味を持っている言葉です。

その中でも以下の3つの意味は非常によく使われています。

  • 共有・共同で持つこと

例えば「親に買ってもらったゲームを弟とシェアする」のように、一つの物やコトを複数人で共有したり、共同で持つことを「シェアする」と表現します。

  • 分配・分けること

「得た利益を全員でシェアする」といった具合で、分配したり分けたりすることに対して「シェアする」という言い回しをすることがあります。

  • マーケットシェア(市場占有率)

「当社の製品は、その分野で9割のシェアを占めている」というように、その市場においての占有率を表現する際に使います。

他にも「役割」や「貢献」等、様々な意味を持っている言葉です。

シェアの語源

「シェア」の語源は英単語の「share」です。

それをカタカナ語としたのが「シェア」で、英単語の意味をそのまま踏襲しています。

和製英語や他のカタカナ語の中には英単語の意味と乖離しているものも少なからず見受けられますが、その点で「share」は覚えやすいといえるかもしれません。

SNS上での「シェアする」とは?

SNS上では「シェアする」という言葉がよく使われています。

この場合の意味は「友達や知り合い等が投稿した記事や写真等を自分自身の投稿に引用したり、あるいは拡散したりすること」です。

この行為には友達や知り合い等が投稿した写真や動画、リンクといったコンテンツを自分の友達にも共有して広めたいという目的があるとされています。

SNSは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の文字通り人と人との繋がりを色濃く反映する媒体です。

「シェアする」という行為には、より多くの人に上記のような投稿に関心を持ってもらいたい、または自己承認欲求を満たしたいといった背景があるのかもしれません。

シェアの様々な関連用語

「シェア」には様々な関連用語があり、それに伴って幅広い場面で使われています。

この項目では、特によく使われている用語や使い方をピックアップしました。

シェアハウス

「シェアハウス」とは「一つの家を部屋毎に貸し出し、リビングルームやキッチン等は共同で使用する住居形態のことと」です。

また、介護付きの高齢者福祉住宅であるグループホームのことを「シェアハウス」と表現することもあります。

シェアリングエコノミー

「シェアリングエコノミー」は「個人で所有する住居や自動車等を他人に貸し出したり共有したりすること」です。

またその貸し出しをインターネットを通じて仲介するサービスのことを「シェアリングエコノミーサービス」といいます。

更に自家用車の貸し借りを仲介する「ライドシェアリング」というサービスも近年急成長している分野です。

昨今では価値観の多様化等もあり、必要な物やサービスは必要な時だけ借りたり、他人と共有したりするのが合理的だという考えが先進国を中心に広がっています。

シェアサイクル

「シェアサイクル」とは、「自転車を好きなタイミングで好きな時間使うことのできるサービス」です。

大都市圏を中心に近年急速に広まっており、主に専門店やコンビニエンスストア等で利用することができます。

一見「レンタサイクル」と同じように思われるかもしれませんが、「シェアサイクル」は「レンタサイクル」と違い複数のサイクルポートで利用したり返却できたりするのが相違点です。

また「シェアサイクル」は事前登録が必要ではあるものの、ICカードやスマホだけで決済したり利用したりすることができます。

シェアオフィス

「シェアオフィス」は「同じスペースを複数の利用者によって共有するオフィスのこと」です。

共有といってもパーティションや簡易的な壁によって各オフィスは区切られている為、契約スペースはプライバシーが保護された状態で自由に活用することができます。

他社との交流やネットワーク構築を容易にしたり、賃料を節約したりできるというメリットがあり都市圏で人気が出ているサービスです。

シェアのビジネス上での使い方

「シェア」はビジネス上でもよく使われる言葉で、例えば次のような使い方が挙げられます。

・市場のシェアをどれだけ大きくできるかが重要だ。

その市場における占有率をどれだけ増やしていけるかがビジネスでは重要だということを伝えている例文です。

・会社の利益は、保有する株数に応じて株主にシェアした。

株を保有していると、配当金という形で会社の利益を「シェア」(分配)されることが多いです。

シェアの類義語と例文

「シェア」の類義語には、以下のようなものがあります。

・共有

・分配

その他には「共同」や「占有」等も類義語だといえるでしょう。

また上記の類義語を使うと、下記のような例文を作ることができます。

・自分の部屋でプライベートを確保できれば、キッチンやお風呂を他人と共有することにも抵抗がない。

先述の「シェアハウス」では、その他にもトイレやリビング等も共有のスペースとして使われることが多いです。

その分多様な人との交流を楽しめたり、家賃を控えめにすることができたりするメリットがあります。

・親が買ってきたホールケーキを兄弟で分配する。

「分配」とは「皆で分け合って取ること」です。

この例では、ホールケーキを兄弟で等分している様子が読み取れるでしょう。

シェアの英語表現

「シェア」の英語表現としては、その語源でもある「share」が最適でしょう。

「share」を使った例文としては、次のようなものが考えられます。

・She shared her food with them.
(彼女は彼らに食べ物を分けてあげた。)

「share」の後ろに「with」を使うことで、「〜と分ける」という意味になります。

この例では、彼女が持っている食べ物を分け与えているということが分かるでしょう。

・He got a fair share.
(彼は正当な分け前をもらった。)

「share」は動詞としてではなく、「分け前」や「割り当て」といった意味の名詞でも使われます。

例えば上記の例文では、「got」という動詞や「fair」という形容詞の後ろにきていることからも名詞として使われていることが読み取れるでしょう。

まとめ この記事のおさらい

  • 「シェア」は複数の意味を持っており、特に「共有・共同で持つこと」や「分配・分けること」、「マーケットシェア」といった意味で使われることが多い。
  • 「シェア」の語源は英単語の「share」。
  • SNS上での「シェアする」とは、「友達や知り合い等が投稿した記事や写真等を自分自身の投稿に引用したり、あるいは拡散したりすること」を意味している。
  • 「シェア」の関連用語としては、「シェアハウス」や「シェアリングエコノミー」、「シェアサイクル」や「シェアオフィス」といったものが挙げられる。
  • 「シェア」の類義語は「共有」や「分配」等が該当する。
  • 「シェア」の英語表現は、その語源でもある「share」が適当。