ベンチマークとは

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ベンチマーク 意味とビジネスで使う場面

「ベンチマーク」とは、“物事の基準”になるものを言います。
一般的なビジネスの場面でも、同じように“基準や指標、尺度”などを表すことが多いでしょう。

いくつかの業界で「ベンチマーク」が業界用語として使われるので、それぞれの意味と例文をまとめます。

マーケティング・経営関連

1970年代にアメリカの企業がマネジメントの手法として取り入れたのが、「ベンチマーキング」です。まずは、優秀で業界トップ企業のビジネスプロセスを模範に設定します。
この模範が「ベンチマーク」なります。単に基準ではなく、成功へ結びつく模範の意味であるのがポイントです。
「ベンチマーク」と自社のビジネスプロセスを比較、分析して、改善点や問題点を洗い出していく手法です。

経営の立て直しに大きな効果があり、よく使われます。また、マーケティングでベンチマーキングを取り入れる時には、異業種他社をベンチマークするほうが効果的だと言われています。

【例文】
我が社の経営改革ではA社をベンチマークにして、ヒントを得ることができるはずです。
自動車業界のT社がグローバル展開をしたモデルをベンチマークにして、我が社もアジア展開をします。

IT・コンピューター関連業界

この分野での「ベンチマーク」は、ハードウエアまたはソフトウエアの動作速度を調整・評価するための基準のことを言います。
「ベンチマークテスト」は、それぞれの製品を比較するテストのことを言います。ベンチマークを基準に、テスト対象を具体的な数値で比較できます。

【例文】
新しいシステムのベンチマークソフトを使用してみて、改善点などあればお知らせください。

自動車業界

自動車関連の分野で「ベンチマーク」といえば、“完成度の高い車”の意味で使います。
モーターショウで新しい車が発表されると、そのクラスの「ベンチマーク」になることもあります。また、日本車はヨーロッパ車を「ベンチマーク」して開発されたと言われています。

【例文】
ポルシェは、ポルシェをベンチマークして開発しているからこそ、コアなファンを持つのです。