死中に活とは|意味・使い方、類義語・対義語と例文を紹介

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死中に活の意味とは

死中に活とは、一般に「死中に活を求める」と使用されます。

意味は、「絶望的な状況でなんとか生きる道を探すこと」です。
九死に一生を得るなどのことわざと類似して使用され、苦しい中でも解決を目指し努力していくことや、一か八かで思い切って動くことに使うことが出来ます。

このことわざは、『後漢書・公孫述伝』の中で「男児当に死中に生を求むべし。坐して窮すべけんや」と述べられていることに基づいています。

漢書の中から生まれたことわざのため、堅いイメージも持たれがちですが、一般に使われることわざと類似した意味のため、生活の中で非常に使いやすいことわざであるといえます。

また、「ぎりぎりの打開案として危険な道をあえて選ぶこと」という意味にも使われます。
「死中に活を”入れる”」というのは誤りなので、使い方には注意しましょう。

死中に活を求めるのビジネスシーンでの意味

死中に活を求めるということわざは、ビジネスシーンに非常に合ったことわざです。

ビジネスの中では1つの行動が大きく影響を与える場合があります。

その為、このことわざを使用することで挑戦の選択をすることを表現することが出来ます。

リスクをとってでも勝負に出る状況など、ビジネスの中で己だけでなく、社員や部下の士気を上げる際にもつかえるでしょう。
強い意気込みや決心を表すこともできます。

死中に活を求めるの例文

「死中に活を求め、リスクより一発逆転を選んだ。」
「死中に活を求め、A社の協力を求めた。」
「死中に活を求めたため、今までにない分野の挑戦を試みた。」
「最後の手として死中に活を求めることを決定した。」
「安定に生活をするため、死中に活を求めることにならないように気を付けましょう。」
「死中に活を求めて行動した結果が、幸せに繋がった。」

死中に活を求めるの類義語

死中に活を求めるの類似表現死中に活を求めるの類似表現として、「九死に一生を得る」、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」があります。

「九死に一生を得る」という意味のことわざには、10のうち1しか助かる見込みがない際にその1を得て命拾いするという意味があります。
ほぼ見込みがない際に幸運があったことで助かることをさします。

次に、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」ということわざもあります。
これは、自らを犠牲にする覚悟があってこそ初めて窮地から抜け出し成功を得ることが出来るという意味です。

関連として、「皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る」とうことわざもあります。
これは、自らの犠牲を払い、相手により大きな犠牲をあたえることを意味します。

また、英文の表現としてTo have a narrow escape.(ぎりぎりのところで逃れる)というものもあります。
こちらは、九死に一生を得ると同じ意味で、「死中に活を求める」と類似しています。

死中に活を求めるの対義語・表現について

死中に活を求めるの対義語はないといえます。

良い悪いをあらわすことわざでないため、対義して表現する必要がないといえます。

そのためよりビジネスの中で使用しやすいといえるでしょう。

また「死中に活を求む」「死中に生を求める」など、ことわざの中の単語を類似した言葉で表現することが出来ます。シーンにあわせ組み替えて表現することができるのも対義語がないならではではないでしょうか。

類義語のなかにも対義語を表記している辞書がない為、非常にわかりやすくつかえることわざだといえるでしょう。

ビジネスシーンでも目上目下に関わらずしようすることができ、対義語がないことから逆手にとられることもすくないと考えられるので、普段の会話だけでなく、会議やプレゼンテーションの中、メールや手紙などでも使用することができます。

類義語・対義語の例文

九死に一生を得るの例文

「急病を発生したが、幸いにも近くに病院があり九死に一生を得た。」
「その場に彼が来たことで対応ができ、九死に一生を得た。」

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれの例文

「リストラを受けたときは絶望したが、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれで行動した結果今の環境に出会えた。」
「時には身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれともいって、チャンスに挑戦することも手なのではないか。」
「あの時身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれと、みんなで行動した結果がチームの幸せにつながった。」