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小人閑居して不善を為すの意味とは
小人閑居して不善を為すとは「しょうじんかんきょしてふぜんをなす」と読みます。
小人とは「つまらない人」「凡人」であり、教養がない、品性がない人の事をさしています。なお「小人」の対義語は「君子」です。
閑居とは「閑古鳥が鳴く」や「閑散」という言葉からわかるように、人気(ひとけ)がない状態。要するに監視している人がいないという事です。
「閑居」を「暇人」と解釈する人もいますが、正しくは「他人の眼」です。
そして最後の「不善」とは読んで字のごとく「良くない事」をさしています。
つまり小人閑居して不善を為すとは「品性がない人は見張る人がいないとロクなことをしない」という意味があります。
これは中国の「四書五経」のうちの四書の一つ、「大学」に出てくる有名な言葉です。
小人閑居して不善を為すのビジネスシーンでの意味
小人閑居して不善を為す、はビジネス用語ではありません。しかしこの言葉は職場でもしっかりと当てはまるのではないでしょうか?
人徳がありしっかりとした人、賢い人は、誰かが見ていなくてもしっかりと働いて成果を上げます。
しかし、小人、つまり品性がない人は、誰かが見ていないとすぐにサボって手を抜きます。
小人閑居して不善を為すの使い方と例文
この前新しく入ったバイトの子「品がないなぁ」と思っていたけどやっぱり誰も見てないとサボってばかりだ。小人閑居して不善を為す、とは本当にこの事だな。
ついに一人で仕事を任された。小人閑居して不善を為す、と言われないようにこれまで以上にしっかりと成果を上げなければ!