赤貧洗うが如しとは 意味・使い方と例文、類義語・対義語について解説

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赤貧洗うが如しの意味

「赤貧洗うが如し」とは、とても貧しく、洗い流したように持ち物が何もないさまをさします。

赤貧と清貧を混同することがありますが、赤貧の赤には「何もない」、「あきらかな」という意味があることを覚えておけば混同は避けられます。

「赤」のつく言葉としては他にも、赤裸々、赤の他人、真っ赤な嘘などがありますが、赤裸々は何もつけていない裸の様子をさし、包み隠しのないことを意味します。
また、赤の他人はあきらかな他人、真っ赤な嘘はあきらかな嘘という意味です。

ちなみに清貧とは清らかで貧しいことを意味し、私欲のために蓄財に励むのではなく、貧しく質素な生活をし、行いは正しくあることをさします。

赤貧洗うが如しのビジネスシーンで使う場合の使い方

「赤貧洗うが如し」はビジネスシーンに限らず使われますが、古風で硬い印象を受ける言葉です。また、「如し」を日常会話で使う機会はあまりなく、口語ではなく文語として使われることが多い表現です。

したがって、貧乏で物がない状態を文章で強調したい時に使います。

例えば、自社の創業ストーリーを語る際に、起業初期で貧乏だった状況を説明する時に利用できます。

赤貧洗うが如しの例文

例文1
事業はマンションの一室に机一つの状態からスタートした。しかもたびたび資金繰りに困窮し、起業当初はまさに赤貧洗うが如きありさまだった。

 

例文2
戦後しばらくの間、多くの日本人が赤貧洗うが如くの生活を余儀なくされた。

赤貧洗うが如しの類似表現

「赤貧洗うが如し」の類似表現として「かつかつ」「ぎりぎり」「貧乏」「極貧」があります。
日常会話では「赤貧洗うが如し」よりも、これらの言葉のほうが利用頻度も高いです。

「かつかつ」はほとんど余裕のない様子で、かつかつの生活、かつかつの状態、財布の中身がかつかつだ、などと使われます。
また、「かつかつ」は「ぎりぎり」と言い換え可能です。

「かつかつ」も「ぎりぎり」も金銭面以外にもスケジュールや時間軸をあらわす言葉としても使えます。例えば、「かつかつ(ぎりぎり)の予定」です。これは「タイトなスケジュール」などと言い換えても良いでしょう。

「貧乏」は貧しいと乏しいを合わせた言葉ですから、お金が少なく物も少ない、つまりは経済的に苦しい状態を表します。「極貧」は甚だしい貧乏のことです。

 赤貧洗うが如しの対義語・表現

「赤貧洗うが如し」に直接の対義表現は有りませんが、巨万の富や大金持ちを表す言葉として「陶朱猗頓(とうしゅいとん)の富」があります。陶朱も猗頓も中国の春秋時代の富豪で史記の貨殖伝に登場します。貧しかった猗頓は大金持ちの陶朱に牧畜を勧められ、後に猗頓もまた大金持ちになったということが由来・語源となる言葉です。

類似表現にあげた「かつかつ」「ぎりぎり」に対しては「ゆとり」「余裕」。
「貧乏」「極貧」に対しては「富裕」「裕福」などの対義表現があります。

「かつかつ」「ぎりぎり」の対義表現である「ゆとり」「余裕」は何かが余るほど十分にある状態を表します。ゆとりのある生活、余裕のある経営状況、財布の中身に余裕がある、余裕のあるスケジュール、ゆとりある居住空間など、使用用途は豊富です。

「貧乏」「極貧」の対義表現の「富裕」は富が充分にある状態で、「裕福」も同じ意味です。富裕層と言えばお金持ちの個人や世帯をさします。

対義表現・類似表現の例文

陶朱猗頓の富の例文
・そのスタートアップは時流に乗ったサービスでまたたく間に陶朱猗頓の富を築いた。
ゆとり・余裕の例文
・その予算案にはいっさいのゆとりがなかった。
・開発スケジュールには余裕をもたせるべきだ。
富裕・裕福の例文
・富裕層向けのマーケティング施策を考えたい。
・彼は裕福な家庭に育ったためお金に関する苦労を知らない。