面接の際に着るコートの選び方

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会社説明会や企業訪問は冬頃から本格的になり、そんな中でもコートは
寒い時期の就職活動には必須アイテムになります。

コートのマナーが分からず不安であるという理由から、コートを着ないで
面接に行く人もいるかもしれません。この記事では以下のことについて解説いたします。

・面接時のコート選びのポイント
・会場に着いたら、コートをいつ脱ぐか
・脱いだコートはどうするか

この流れをおさえることで、面接時のコートの扱いに戸惑うことがなくなります。

コートの選び方は常識の範囲内で

正直なところ、コートがこの素材で色がこれでないと採用されない、なんてことはありません。あくまでの常識の範囲内であれば問題はありません。では、どのようなものが一般的に常識内といわれるものなのでしょうか。

コートの種類はトレンチコートがよい

カジュアル過ぎるものでなければ、特に決まりはありません。代表的なコートとしてはトレンチコートが挙げられます。

トレンチコートの利点
・薄めなのでかさばりにくい
・スーツに合いやすい
・ほとんどのものが就職活動で使えるため、選びやすい

一般にカジュアルなコートとしてはピーコートやダッフルコートが挙げられます。しかし、これらも色や素材をきちんと選べば問題ありません。

ピーコートやダッフルコートの選び方
・野暮ったく見えないもの
・色はブラック、ブラウン、グレーなどの落ち着いたもの
・オシャレ度の高くないもの(飾りが派手なものはNG)

色はグレーやブラックなど奇抜でないもの

コートがブラックであることからコートもブラックを選ぶ人が圧倒的に多いです。しかし、ブラック以外にも紺やグレー、ブラウン系の色でも落ち着いているものなら問題ありません。奇抜な色は避けましょう。

生地の素材はナイロンやウールが好ましい

スーツに合う素材にはナイロンやウールがあります。

ナイロンの利点
・雨や風に強い
・薄くても寒さをしのぎやすい
・見た目もシワになりにくく、綺麗に着こなせる
ウールの利点
・暖かい(真冬にはウールがおすすめ)
・100%ウールでなければ、取り扱いも比較的楽にすむ
・着心地が良い

防水や防風など機能性に優れるものがおすすめ

いつどんな天候のときに面接に行くか分かりません。機能として防風防水のものだと便利です。また、汚れてしまう可能性があるため、家庭の洗濯機でも洗濯できるコートもおすすめです。リクルートスーツを販売しているお店では機能性に特化しているコートの販売も多いようなので、是非チェックしてみるといいですね。

男女別のコートの選び方

男女で共通している点
・ライナー(取り外し可能な裏地)付き ※冬から春まで長い期間着ることができるため
・ステンカラーコートやトレンチコートが一般的
・色は黒や紺、チャコールグレーなどダーク系が多い

男性向けポイント
・スーツが隠れるくらいの丈
・マフラーはダーク系。ストライプやチェックなどの柄は自由

女性向けポイント
・スーツ丈は膝上が一般的。スーツのスカートより気持ち短めの丈がベスト
・防シワ機能があると便利
・マフラーの色や柄は自由。コートと対照的な色にするコーディネートがおしゃれ

ダメなコートはファー付きやデザイン重視など奇抜なもの

コートを選ぶ際の注意点
・ダウンコート
・ファー付きのコート
・デザインや色が派手なもの
・ジャンパー

全体にカジュアルなコートは避けましょう。ダッフルコートは色や形によってカジュアルに見えないものならOKです。

コートを脱ぐタイミングは建物の外で

通常の場合は会場に入る手前で脱ぐのがマナー

コートは建物の外で脱ぐのがマナーです。会場に入る手前で脱いでおきましょう。入り口で立ったままコートを畳んで、手に持った状態で会場に入ります。

大雨や雪が降っている場合は建物の中で脱いでもかまわない

面接の日が大雨や雪に見舞われる場合があります。会場の前でコートを脱ぐと、ずぶぬれになってしまうというような大雨の場合は会場に入ってからすぐにコートを脱いでも問題はありません。立ったままコートをたたみ、腕にかけて受付をしましょう。

雪がコートについてしまっている場合は、会場の外で雪を極力落としてから入ります。ロビーに入ってから雪を落とすことは絶対にやめましょう。

コートの持ち方はたたんで片腕にかける

基本的には腕にかけて持ちます。通常はカバンを持っていない方の片腕にかけます。たたんでから腕にかけて持つまで、簡単なようで意外とスムーズにできないものです。面接に行く前に練習しておくと良いでしょう。

コートに関する面接マナー以外にも不安な点がある方は転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントの中でもマイナビAGENT・リクルートエージェントが、おすすめです。

マイナビAGENT 面接対策完全ガイド

現在、フリーターで就職、転職活動をしている方はハタラクティブに相談してみるとよいでしょう。

フリーターの正社員就職支援

IT業界で就職を目指している方は、ワークポートがおすすめです。IT業界に特化した面接対策やアドバイスをしてくれるでしょう。

面接中はたたんでカバンの上に置く

面接室でコートを置く場合、カバンの上に置きます。
カバンは自分が座る席の利き手側の床に置き、持っていたコートをその上に置きます。
間違っても椅子に掛けるのはやめましょう。

カバンの上に置くときはコートを三つ折りか四つ折りにするのが基本です。
二つ折りにして腕にかけていたコートをサッとたたみ、カバンの上に置けるように練習しておきましょう。

再度コートを着るタイミングは建物を出てから

面接をおえても気を抜いてはいけません。面接官や会社の人はいつどこで見ているかわかりません。コートを再度着て帰るときは、会場を出た後に羽織るようにしてください。会場内で着て帰らないように気をつけましょう。

まとめ

コートの定番はトレンチコート。
カジュアルすぎないものなら他の種類でも問題ない
コートを脱ぐのは面接会場に入る前
(ただし、大雨や雪の場合は会場内入り口で脱いでもOK)
コートを着るのは会場を出た後に
脱いだコートは二つ折りにして腕にかけて持つ
面接中はカバンの上に三つ折りか四つ折りして置く

コートを一つを取っても色々とルールがあります。しかし、これらのルールは面接の時のみならず、一般的に誰かのお宅を訪問するときにも共通する部分があります。社会人のマナーとしてしっかりと身につけておくことが重要です。