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この記事では「ズボラ」という言葉の意味やズボラな人の特徴、ズボラな人との付き合い方などについて説明します。
「ズボラな性格」の意味とは?
ズボラとは、「行動や性格がだらしないこと、またそのようにする人」と定義されています。
「行わなくてはならないことや守るべきことをきちんせず、行動・態度に締まりがないこと」と定義している辞書もあります。
ただしこの「ズボラ」という表現は「だらしがない」よりも愛情がある気がしますね。
「あいつはだらしがない奴だぁ」なんて言われると嫌われているように感じてしまいますが、「あいつはズボラな奴だなぁ」だとちょっとマイルドになる気がしませんか?
「ズボラ」の語源
この「ズボラ」という言葉は非常に古くからある言葉であり、江戸時代には常に日常的に遣われていた言葉のようです。
ズボラの語源は関西の方言で「つるつる」「のっぺり」を意味する「ずんべらぼん」や「ずんぼらぼん」の方言だと言われています。
だらしなく生え散らかしているよりもつるつるの方が手入れが行き届いていてよいイメージもありますが、なぜ「つるつる」だと「行動や性格がだらしがない」という意味になってしまうのか謎ですね。
ただつるつるで引っかかるところがないというのが、お米の相場がズルズルと下がって行ってしまう事を表していたため、そこから派生したのではないか?というのが有力な説とされているようです。
「ズボラ」の英語表現
「ズボラ」は英語で“sloppy””slovenly””slipshod”と表現されるようです。
「ズボラな人」は”slovenly person”、「彼は何をやってもズボラだ」は”He is always sloppy whatever he does”となります。
また「注意力がない」という意味で利用される「ケアレスミス」の”careless”もズボラの類義語として会話で使われることもあるようです。
この単語を利用すると「あの人はお金にズボラだ」は”He is careless with money”となります。
「ズボラ」の類義語
次にズボラの類義語について見ていきましょう。
ズボラの類義語には、「だらしがない」「がさつ」「怠惰」「面倒くさがり」などがあります。
だらしがない
ズボラと似たような意味を持つ言葉で一番最初に思いつくのが「だらしがない」でしょう。
そもそもズボラの意味が「行動や性格がだらしがない」という意味がありますから、「ズボラ」と「だらしがない」はほぼ同様の意味があると言ってもよいでしょう。
ただしこの「だらしがない」ですが、「ズボラ」よりもちょっと悪意があるような気がしますね。「だらしがない」と言われてしまうととても非難されたような気持になってしまうのではないでしょうか?
がさつ
「がさつ」もズボラと同じような意味があります。
がさつは「態度や行動に落ち着きがなく荒っぽくぞんざい」と定義されています。
「ズボラ」でなおかつ「がさつ」な素質の人は確かに存在すると思いますが「だらしない」と「落ち着きがない」「荒っぽくぞんざい」はちょっと意味が違いますよね。
「がさつ」の方がよりぐちゃぐちゃで雑な印象があります。
怠惰
「怠惰」には「すべきことをなまけてだらしがない性格」という意味がありますから、「ズボラ」と「怠惰」はとても良く似た意味を持っていますね。
ただし「ズボラ」はちょっとかわいいイメージがありますが、「怠惰」というと「本当にどうしようもない」という意味を含めた冷たい印象を感じてしまいます。
正式な書類や堅苦しい文章に「ズボラ」と記載するわけにはいきませんから、そういった文章に記載するとなると「ズボラな奴」は「怠惰な人」という表現になるのかもしれませんね。
面倒くさがり
「面倒くさがり」という表現も「ズボラ」とよく似た意味を持ちます。
ただしもう少しキチンと考えてみると「ズボラ」な人は「面倒くさがり」であることは間違いなさそうですが、「面倒くさがり」な人が必ずしも「ズボラ」とは限りませんよね。
本心では「面倒くさいなぁ」と思いながらも「仕事だからそれじゃだめだ」と思って業務上はキチッとしている人はいそうですね。
いや、社会人はみんな多かれ少なかれそんなものではないでしょうか。
それでなければ会社は回っていきません。
ズボラな人の特徴
ズボラな人にはいくつかの特徴があります。ここではその特徴について触れていきます。
細かいことは気にしない
ズボラな人は細かいことを気にしません。何事に関してもざっくりしていて大まかです。
確かにいつもあまりに細かい事ばかりを気にしていては時として仕事に支障をきたすこともありますから、ある程度のズボラさは必要な時もあるかもしれません。
しかしそれも程度がひどいと問題になります。私生活であれば自分一人の問題ですから、ある程度ズボラでもそれほど問題になることはないでしょう。
しかしビジネスにおいてのズボラさは時として致命傷になることがあります。まして仕事は一人でするものではありません。きっちり仕事をする人から見れば、ズボラな人は「いい加減で信頼できないやつ」と思われてしまう事でしょう。
ズボラな人は身だしなみに関してもあまり細かいことを気にしません。寝癖がついたままで出勤してきたり、髭の剃り残しがあったりもしょっちゅう。シャツにアイロンがかかってなかったり、スーツがヨレヨレだったりしてもも全く気にならないようです。
身の回りが汚い
自分のデスクや引き出し、はたまた自宅の部屋が汚いのもズボラな人の特徴です。細かいことを気にせずにだらしがない性格ですから、自宅をきれいにするのも苦手な人が多いのです。
冬になるとこたつを出す人が多いと思いますが、こたつから出なくても必要なものが全て取れるようにしていたりするかもしれませんね。
面倒くさいからと言って屈まずに足でモノを取るようなことをしていると見かけた人から「このズボラめ!」と言われてしまうかもしれませんよ!
カバンや財布、ポーチの中がグチャグチャ
ズボラな人は基本的にだらしないので、カバンやポーチの中、財布の中がぐちゃぐちゃです。
カバンの中にはいつどこで食べたのかわからないお菓子やパンのパッケージが入っていたり、ボールペンが何本もでてきたり。中には「なんでそんなものカバンに入っているの?」と思うようなびっくりするようなものが出てくる事も。
そういった場合、なんでそれが自分のカバンに入っているのか本人も説明できないのですから面白いものです。
カバンがグチャグチャな人は中に何が入っているか把握していないわけですから、大切な書類をなくしてしまったり、ボロボロになってしまうこともしょっちゅうです。
ズボラな人は買い物した時でも、なんでもとりあえず財布の中にしまい込みます。
その後整理をしないのでいつ買い物したのかわからないような古いレシートが出てきたり、どこのお店のものかわからないポイントカードが出てきたり。
持ち物を見ればその人がズボラかどうかよくわかります。
仕事ができない
引き出しが片付けられない人というは思考もグチャグチャで、結果として「仕事ができない人」と言われています。
人間の記憶力は有限であり限られていますが、記憶が上手な人は頭の中で情報を整理して理路整然と記憶の引き出しにしまっています。そのため、必要な情報を必要な時に一発で引き出すことができるのです。
一方ズボラな人は記憶の引き出しもきちんと整理できないので、大切な情報もそうではない情報も頭の中で混乱しています。そのため記憶力も悪く合理的な判断を瞬時にすることができません。
ズボラな人は時間にルーズな人が多いのも特徴と言えます。だらしがない人は基本的に時間にもだらしがないのです。
ビジネスにおいて時間を守るというのは非常に大切なことですが、自分が時間にルーズなので人を待たせることに対して罪悪感を感じません。
その他にもメールの返信をしたりしなかったり、大事な書類の締め切り期限を守らなかったりすることも多々あります。
こういった理由により「ズボラな人は仕事ができない」と判断しても差し支えないでしょう。
清潔感がない
ズボラな人の多くは清潔感がありません。
そもそも色々と考えるのが面倒くさいので不潔さが他人にどんな印象を与えるのかなんて考えませんし、面倒くさいからという理由でキチンと歯を磨かなかったり、風呂に入らなかったりは当たり前です。
服装やファッション、身なりにも全く気を遣わないので、サイズや季節感が合わない服を着ていたり、ボロボロでヨレヨレになった服をいつまでも着ています。
その他にもこれまで紹介してきたような、カバンや財布の中が汚い、デスクや身の回りが汚い、時間にルーズ、ムダ毛が残っている、字が汚いなど様々な要素が積み重なって、結果として何とも言えない不潔感が全身から漂うのです。
清潔感というのはビジネスをするうえでとっても大切な要素であり、どんなに賢い人でも清潔感がないと関わりたくないと思うのが人情でしょう。そうビジネス相手に不快な印象を与えないためにも、清潔感はとても大切です。
多少のズボラさは許されますが、不潔感が漂うほどのズボラさは致命傷です。
ズボラになる原因
ズボラになる原因は人によって異なる場合がありますが、一般的な要因をいくつか説明します。
モチベーションの欠如
モチベーションの欠如はズボラになる主な原因の一つです。タスクや活動に対する意欲や情熱が低下すると、やる気がわかずに手を抜いたり、後回しにしたりする傾向があります。
過度のストレス
過度のストレスはズボラにつながる要因となることがあります。ストレスが蓄積するとエネルギーや意欲が低下し、タスクを遂行することが困難になります。
適切な目標設定の欠如
適切な目標設定ができていない場合もズボラにつながる原因です。明確な目標や目的がないと、やる気や集中力が欠けたり、優先順位をつけることが難しくなったりします。
ズボラな性格の改善方法
ズボラな性格を改善するには、まず具体的な目標を立て、小さなステップで進めることや短い締め切りを設けることが大切です。自分に合った報酬やインセンティブを設定することも有効です。また時間を計画的に使い、優先順位をつけることで効率を上げ、小さな成功体験を重ねることで自己効力感を高めましょう。
そうすることで自ずとズボラな性格から脱却する道が見えてくることでしょう。
まとめ この記事のおさらい
ズボラな性格の人というのは、身の回りの人にも多く、また自分自身にも当てはまるという人が多いのではないのでしょうか?
自分だけでは気づきにくい部分もあると思うので、この記事を参考にしてズボラな性格から脱却しましょう。