適当な人ってどんな人?特徴とポイント 付き合い方の解説

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仕事をしていると、「この人適当だな。」と思う人に巡り合うことがあるでしょう。知らない話に適当に乗っかっている人や、約束の時間に遅れてくる人、返信メールが極端に少ない人など、適当な人には様々な人がいるでしょう。

一方で、小さなミスを気にせず笑って許してくれたり、ユニークなことをいってこちらの気分を明るくしてくれる人もいます。

ここでは適当な人について、類語や英語表現、特徴や付き合い方などについて解説をします。

適当の意味とはなにか

適当には、一般的に大きく分けて2つの意味があります。

1つは、「いい加減」「雑である」という意味です。毎回約束の時間に遅れてくる人や、こちらからの丁寧なメールに対して返信を数行しかない人や、会話中の返事が大雑把で、信頼してよいのか悩んでしまう人があげられます。

2つ目は、「度合がちょうどよいこと。」という意味で使われる、ポジティブな意味の言葉です。

適当の英語表現

「適当」という言葉は、英語で表現するのが難しい言葉です。「適当」が持つ意味は多く、基本的に英語の場合は一言で言い表せないことが多いでしょう。

ネガティブな意味の「適当」だけでも、多くの言い方があります。「薄っぺらい性格で信用できない人」「約束などをすっぽかす人」のことは「flaky」と表現されます。

言動が信用ならない人の場合は「unreliable」、無責任な人は「irresponsible」といった単語で言いあらわせます。

他にも、怠け者・やる気がない人のことは「lazy」と言い、そそっかしく軽率な雰囲気の人は、「careless」とあらわします。

また、ポジティブな意味の「適当」にも多くの表現があり、「相応しい」「適切な」は「suitable」、状況や文化的なバックグラウンド、その場の空気に照らし合わせて「適切」な場合は「appropriate」などを用いて表現されます。

適当の類語表現

「適切である」といった意味の「適当」であれば、「要領がよい」が似ている性格でしょう。

いずれの場合にも共通しているのは、「細かいことはあまり気にせず、自分の目的に向かって対応する。」という点でしょう。

例として、以下のような人があげられます。

・社内の定例会議には遅刻してくるけれど、大事なアポイントの時は集合時間30分前に会場付近のカフェで最終チェックをしている。
・お客様との雑談の際は、敬語の使い方が雑でフランクになるけれど、その中で話題になったポイントを踏まえて、次回の提案を企画している。
・メールの返事は短いけれど、本当に大事な悩み事や相談については、必ず対面で話をする。

上記のような人たちは、一見すると適当な人ですが、よく見ると、それぞれがビジネスにおける重要なポイントを押さえていることが少なくありません。

適当な人の場合、以下のように、自分にとって重要なポイントを押さえることに注力しており、他の要素の重要度を下げていることが多いです。

・謝れば許してもらえる遅刻はするけれど、自分がいなくてはならない場面には必ずいる。
・話し方は雑でも、必要な情報を得るために敢えて和やかな雰囲気をつくる。
・今後を左右するような決断は、相手と顔を合わせて徹底的に話す。

適当なのに人気者な人、営業成績がいい人、仕事が出来る人というのは、上記のように常に自分にとっての優先順位を意識しながらビジネスを行い、成功しています。

適当な人の特徴1:細かいことは気にしない

数分の遅刻や、書類の表記漏れ。メールの誤字や印刷部数の誤りなど、人によっては信頼関係にも影響が出そうなことがあっても、適当な人は気にしないことが多いです。

誤りに気づかずにいることも多く、こちらが誤って初めて、「そうだったの?」と驚いたような顔をすることもあります。

適当な人にとって、重要なポイント以外は興味の対象ではないことが多く、申し訳ないと思っていても、適当な人本人が重要だと認識していなければ、どうでもいいと考えていることも少なくありません。

しかし、適当な人は自分が重視していることについては、とても厳しいことがあります。

顧客に提出する書類のミスや、重要な契約書類の手配ミス等になると、普段の適当さからは考えられないような態度で苛立ったり、気にしたりします。

周りからすると、「この人がこんな細かいことを気にするのか。」などと、驚いてしまうこともあるでしょう。

適当な人の特徴2:整理整頓が出来ない

適当な人は、周りの人に対する言動が雑・大雑把なこともありますが、自分に対しても適当なことが多いです。分かりやすい例が、整理整頓でしょう。

適当な人の机の上を見てみると、何カ月も前の会議の資料や、上司から渡された参考図書、社内報やチラシなど、様々なものが山積みになっていることも少なくありません。

もう色が出ないペンが何本も置かれていたり、前年度のカレンダーがそのまま放置されていたり、「どうして捨てないの?」と思われるものまで置いてあることもあるでしょう。

適当な人にとって、重要ではないことに対して時間を使うのは意味のない事であることも少なくありません。興味のない本や資料や雑貨を整理するよりも、仕事で重要なポイントに時間を使いたいと考えてしまいがちです。

上記のような考えがあるため、周囲の人にどう思われてもあまり気にせずに、机の上を散らかった状態にしたまま、放置してしまいがちです。

適当な人の特徴3:力の使いどころを見極めている

適当な人は、ビジネスにおいて全力疾走をせず、どこが力の使いどころなのかを見極める以外の時間は準備段階だと考えている事が少なくありません。

暇なときは定時で上がり、有給を使うこともあるでしょう。お客様とのミーティングでも、雑談のような会話に終始することもあります。

しかし、いざ大事なときが来れば、ミーティングでの雑談などから得た情報を使って、全力投球で企画を考え、周囲に協力を仰ぎ、資料作りやプレゼンテーションの練習を始めるという流れも少なくありません。

普段はさほど頑張っているように見えず、周りの人からすると手を抜いているように見えても、適当な人は、必要な時のために力をセーブし、自分にとって大事な時が来るまでの準備を進めていることもあります。

いつもサボっているような適当な人に限って成果を出す場合は、力の使いどころを見極めているのが理由だと言えるでしょう。

適当な人の特徴4:周りの意見を気にしない

適当な人は、周りの意見をあまり気にしない事も特徴で、周りの意見よりも、自分のペースの方が大事だと信じていることが理由です。

ビジネスにおける自分の信念や、自分の考えを重視しており、周りからの声に左右されることなく、役割を全うしようとしています。

どんなに周りが口うるさく言っても、のらりくらりと交わしてしまう適当さの裏には、「自分のやり方でやる」などという、強い気持ちが隠れていることが少なくありません。

自分の人間性の評価が上がるよりも、結果を出すことの方が、適当な人にとって重要であるため、適当な人が周りの意見を聞いても軽く受け流してしまいう姿は、ときに周りの人から「信用できない」「不真面目だ」といった印象を持たれてしまいがちです。

適当な人の特徴5:相手に対して大らか

適当な人は、自分の仕事に対して大雑把であるのと同じように、相手に対しても大らかな人が多いです。

適当でない人の場合、いつまでも相手や自分のミスを引きずり、しつこく話題に出して来たり、精神的に辛い気持ちになったりしてしまいがちです。

しかし、適当なひとは新人のちょっとしたミスを「自分もそうだった。」と懐かしみながら笑い、顧客の勘違いを「忙しいと間違うこともある。」などと受け止め、すぐにリカバリーを考えることができるのが特徴です。

適当な人は、嫌味のないポジティブな雰囲気があるため、相手からも好かれやすいです。周りの人にも「お互い様だから」と多少のミスを許してもらえるような信頼関係を作ることが出来るようになることが多いでしょう。

適当な人との付き合い方

こちらからの要望を伝える

適当な人は、自分が重要だと思ったことはきっちりやる一方、重要でないと思った要素はないがしろにする傾向があります。適当な人と仕事をすることになった場合、「自分は〇〇についてはちゃんとやりたい」と伝えておくことが重要でしょう。

適当な人と考えを擦りあわせておくことで、後々の仕事でのストレスを軽減し、よりよい成果をあげられるようになることは適当な人の特徴でしょう。

自分も肩の力を抜く

適当な人と一緒にいると、自分が普段どれほどまでに硬い考え方をしていたのか、気を張っていたのかが分かります。

適当な人は、相手に対しても大らかであるため、適当な人と仕事をする機会というのは、自分も肩の力を抜いていい時間と考えることもできます。

自分の今までの仕事の仕方を考え直すという意味でも、適当な人の働き方を学び、自分にとって居心地のいい働き方を考えてみるのも、良い機会でしょう。