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喧嘩をしているのに謝ることができない、本当は好きなのに好きと言えないなど、日常生活の中で素直じゃないと感じる人も多いでしょう。
しかし、ビジネスシーンにおける「素直じゃない」とはどのような場面なのか想像しにくいと思います。
ここでは、「素直じゃない人」の意味、素直じゃない人の特徴などについて解説をします。
素直と素直じゃないの意味とは何か
「素直」は「性格や態度が穏やかでひねくれていない様子」という意味です。「素直」は「正直」とも言い換えることができます。
それとは逆に「素直じゃない」は、「気持ちが落ち着かず、ひねくれた様子」という意味になります。最初にも述べたように喧嘩をした際に謝ることが出来ない、素直に物事を伝えることが出来ない場面などで使用されることが多いでしょう。
素直じゃないの英語表現
素直じゃないという意味を持つ英語はたくさんあり、状況によって使い分けることができます。
主に使用されている素直じゃないの英語表現は以下の通りとなります。
crooked mind「ひねくれた心」
warped mind「ねじれた心」
distorted view「ひねくれた見方」
contrary person「反対の人」
awkward 「扱いにくい」
perverse 「つむじ曲がり」
twisted person「ひねくれた人」
never listens to「いうことを聞かない」
perverse「あまのじゃく」
素直と素直じゃないの類語表現
素直の類語には「温順」、「従順」という言葉があります。これらの言葉は比較的ポジティブな場面で使用されることが多いです。
素直じゃない性格を一言で表すことが出来るのが、天邪鬼(あまのじゃく)です。天邪鬼とは悪戯好きなで性格の悪い妖怪のことですが、「わざと人とは違うことをしたがる性格」という意味としても使用されます。
素直じゃないと同じ意味で使われる言葉に「ツンデレ」という言葉もありますが、こちらは心を許した相手には素直になることができる性格を表します。極度の人見知り、恥ずかしがり屋という意味でも使用できるでしょう。
また、意地っ張りというのも素直じゃない性格と同じ意味で使われること多いでしょう。意地っ張りとはよくも悪くも一つの事柄を押し通すといった意味です。
その他にも、「ひねくれもの」という言葉があります。辞書には性格がねじまがっていて素直ではない人とあり、一般的には人の言葉の裏をかき、曲がった捉え方をする人のことを指すでしょう。
「偏屈」、「斜に構える」、「へそ曲がり」、「屈折している」、「一点張り」、「つむじ曲がり」、「強情っぱり」、「物分かりが悪い」なども素直じゃないの類語表現として使用できます。
素直じゃないの特徴1:自分に自信を持つことができない。
素直じゃない人は自分に自信がない人が多いです。誰かに褒められても素直に「ありがとう」が言えないのは、自分のしていることが褒められるに値するのか、わからないからです。
自分のやっていることや、思っていることが本当に正しいのかわからなくて、褒められて嬉しいという心の中とは真逆の態度をとってしまうことがあります。その自信のなさから、様々な言い訳をして、褒めた相手を困惑させてしまうことも少なくありません。
また、失敗は頑なに否定することが多いです。
「自信があるから反抗して自分の意見を押し付けてくるのでは?」と思ってしまいそうになりますが、本当に自分に自信のある人は自分のミスを認めて改善することができます。ミスによって自分の価値を見下げることはなく、自分の価値を認めながらよりよい方向に努めるでしょう。
しかし、素直じゃない人はミスを認めてしまうと、ただでさえ少ない自信がなくなってしまい、自分の存在価値すら消滅してしまうと考えてしまう傾向にあります。
素直じゃないの特徴2:人と付き合うのが苦手
人には多種多様の考え方があり、性格も人それぞれですが、素直じゃない性格の人は人づきあいが苦手な人が大半でしょう。
人づきあいが上手な人は、話題が豊富で会話が上手い人が多いです。さらに異なる考え方でもサラッと受け流すことができる人も多いと思います。人づきあいが上手な人は異なる意見だとしても、そこを上手に受け入れることができるんですね。
しかし、人づきあいが苦手な人の場合、異なる意見を上手く受け入れることができません。素直じゃない人は自分の考えを曲げることが苦手です。自分が折れて相手に合わせるということは自分が負けてしまうことだと思い込んでいます。
また、人づきあいが苦手な人は人と話すだけで、極度に緊張してしまうこともあります。
喜ぶ姿を見られるのが恥ずかしい、失敗を指摘されるのが恥ずかしいという気持ちから、素直に喜ばないし、失敗を認めることはありません。すごい人だと思われたい、いい人だと思われたいという願望があり、決して弱い部分を見せようとはしないのです。
素直じゃないの特徴3:プライドが高い
素直じゃない人の性格の特徴にプライドが高いという点が挙げられます。「プライドが高いこと」と「自信がない」というのは真逆じゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、自己肯定感による自信とプライドは全くの別物です。
プライドが高い人は、自分が絶対に正しいと考えています。しかし、人間ですから間違えることもあるでしょう。そんな時、プライドが高い人は自分の間違いを認めることができません。
たとえ、自分が間違っていると思っていても決して口には出しません。間違いを認めてしまったら自分が負けてしまうと本気で思っているからです。相手に弱みを見せたら終わりだというくらいに頑なに間違いを認めません。
そのように、プライドの高さが邪魔をして徐々に周囲の人が離れていき、余計に人づきあいが苦手になってしまいます。そして、自尊心が傷つかないようにまたプライドを高く保つ必要が出てきてしまうでしょう。
素直じゃないの特徴4:言い訳が上手
素直じゃない人は言い訳が上手な人が多いです。
失敗を指摘されても、自分のミスを認めることはできないため、誰かに責任転嫁しよう、なにか言い訳を考えようという思考回路に陥ってしまう人が多いです。
ミスをした際に、ミスを認めて謝罪をし、修正するのが一般的な社会人の常識ですが、素直じゃない人は何かと言い訳を考えてその場を乗り切ろうとします。
素直じゃないの特徴5:相手を信用することができない
素直じゃない人は自分を信用していない人が多いため、相手のこともなかなか信用することができません。相手の言動には何か裏があるのではないか。と勘ぐってしまいます。
本当に信用できる人は一度や二度の間違いで離れては行きません。自己肯定感が高い人は自分を信用している分、相手も信用することができます。その適切な自信が素晴らしい人間関係を築けるきっかけにもなっているでしょう。
しかし、素直じゃない人の場合は、ここで相手に少しでも弱みを見せると、自分が弱い人間だと思われるのではないか。自分の本性を見せたら離れていくのではないか。など、と考えます。
そのため、素直じゃない人は、人を頼ることが苦手です。だから、人に頼らず自分一人でやり遂げようとします。そして、ミスをし、責任転嫁するという「負のスパイラル」に陥ってしまうこと繋がっているでしょう。
素直じゃない人との付き合い方
ここまで素直じゃない人の特徴を解説してきましたが、あまりよい点は見られないと感じたり、責任転嫁されるならこんな性格の人とは離れたい!と思う人もいるかもしれません。
しかし、素直じゃない人の中にはこんな性格を直したい、本当は素直になりたいと思っている人もたくさんいます。
誰でも自分の性格を直すことは簡単にはいきません。周囲の人たちは大変ですが、素直になれない人には素直になれる環境を作ってあげることはできるかもしれません。
人に頼ることは負けではない、信用できる味方がたくさんいることを伝えてみましょう。
人と会話をすると色々な考えに触れることができますね。自分の世界だけでは知ることのないことを教えてもらったり、会話をすることによってアイデアが湧いてくることもあります。
会社では様々な年代の人と関わらなければなりません。自分とは違う性格を持っている人がいるからこそ、自分にはなかった考えがあるということを知ることができます。
素直じゃない人と付き合うことに疲れるときもあるかもしれません。しかし、自分とは違う考えを吸収することができるチャンスだと思って付き合っていきましょう。