無邪気な人はどんな人?特徴とポイント 付き合い方の解説

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無邪気といえば、人なつっこく、人見知りをほとんどしない社交的で接しやすいという印象をもたれがちです。

ポジティブな意味合いで用いられることが多く、「無邪気」と表現された方も、あまり悪い気はしない場合が多いです。

しかし、実際、無邪気な性格とはどういったものなのか、言葉の意味や由来、混同されがちな「あどけない」や「素直」などとの違いや性格の特徴について解説します。

無邪気の意味

「無邪気」とは、読んで字のごとく、邪(よこしま)な気持ちを一切持たずに、人や物に接することができる性格を持つ人を表す言葉です。

純粋な気持ちを持っている方を表す言葉として用いられるのが基本で、長所やポジティブさの意味を多く含む言葉です。

無邪気の語源

無邪気という言葉のそもそもの語源には諸説ありますが、中でも人間の性格に脚光を宛てた考え方として定説なのが、仏教用語に由来しているという考えです。

仏教において、人間はそもそも本能的に人を害したり傷つける「邪気」を有した存在であり、邪気をいかに押さえ込めるかが、人としての理性を保てるかどうかを左右することが大切だと考えられています。

一方で、幼少期の人間は、他人に対して害意を示そうとはせず、邪気を持たない状態にあるとされ、子供の頃のような邪気を持たない状態を指す言葉として「無邪気」という単語が誕生したといわれています。

無邪気の英語表現

無邪気の英語表現の一般的な用い方には、「Innocence」があります。

「Innocence」とは、主にあどけない・純粋・汚れを知らないなどというように、無邪気な子供や大人を表現する言葉として用いられます。

しかし注意点として、「Innocence」は大人げなく情けない様を表すネガティブな表現としても用いられるため、決してポジティブな意味だけを持つ言葉ではありません。

「Innocence」よりもやや格式張った場面では、類義語である「artlessness」と表現するのがよいでしょう。

無邪気な性格

「無邪気」と似た意味を持つ類語として、「邪気がない」「ナイーブ」「世間知らず」「くちばしが黄色い」「青い」といったものが代表的です。

上記はいずれも、一般的な常識や大人の世界ならではの厳しさや過酷さを知らない経験不足な人を表す言葉でしょう。

ここでは「無邪気」と似た性格の違いを解説します。

「無邪気」と「あどけない」の違い

「無邪気」は精神的な子供らしさをあらわす言葉であるのに対し、「あどけない」は、表情や姿形など外見に由来する部分に対して用いられる言葉です。

明らかに大人の外見を持つ人に対して、外見の子供らしさや、かわいらしさを表現する「あどけない」という言葉は、正しい用法ではない点に注意が必要です。

無邪気な人の特徴1:屈託のない素直な笑顔が表現できる

笑顔を自然体で表現できる人は、他人に対して良好な印象を与えるだけでなく、自身に向けられた敵意や警戒心さえ解きほぐすことができるため、ビジネスでも非常に有効な武器です。

「無邪気」な性格を有している人は、男女を問わず、よい意味で場の空気を読まず素直な行動をすることができるため、笑顔も自然に出せる人が多いです。

よく、笑顔が素敵な女性や屈託のない笑顔が表現できる男性は、異性同性を問わず幅広い人に愛され守ってもらえる存在になりやすいでしょう。

無邪気さによって生み出される笑顔には、ビジネスシーンだけでなく、人間同士の感情の結びつきとなる友情や、恋愛関係でも強力な武器としての力があります。

無邪気な人の特徴2:本音を携えた意見や発言が多い

無邪気な性格の人は、結果の良し悪しを問わず、場の空気を読まず自分の本音に従って行動しがちです。

常に心を解放し、自分が本当に望みたい行動を実践することができるため、伝えたい気持ちを言葉に乗せて表現することが出来ます。

ひたむきなまでに素直でまっすぐな凜とした性格は、それと接する他人に対し警戒心や不安を与えない存在でしょう。

猜疑心や腹の探り合いが多くなりがちなビジネスシーンにおいて、無邪気な人は不信感を与えず交渉を進められることが多いでしょう。

無邪気な人の特徴3:行動やリアクションが素直で正直

無邪気な人のリアクションは、素直であり正直なものがおおいです。

特に、性格的に開放感に包まれた無邪気な人は、周りの視線やその場の空気を読むことなく行動することができるため、ほぼすべての行動が自分中心になりやすいです。

状況によっては悪い結果を招く可能性も考えられますが、性別や年齢差を気にすることなく実直に振る舞える姿は、多くの方に安心感を与えることが出来るでしょう。

しかし、無邪気な人は一匹狼のように、一人で物事を考えたり決断を下すシーンでは意外な弱さを見せることがあるため、状況に応じて適切な指示を与えるなどの周りによるサポートも欠かせません。

無邪気な人の特徴4:物事に対してハキハキとしている

無邪気な人の素直さや正直さに由来する特徴が、どんな物事に対して裏表を好まず自分の感情や考えを表に出せる点です。

ビジネスの場面では、相手との腹の探り合いが基本となりやすく、また自分の中にある本音を押し殺してでも、接する相手の気分を害しないように印象を悪くしないように行動するのが基本的な考えでしょう。

しかし、無邪気な人はビジネスのしがらみを気にすることなく自分の本音を素直に表に出すことができるため、無邪気な性格が思いもよらない結果を招いてくれるケースも少なくありません。

無邪気な人の特徴5:うっかり失言しやすい

ビジネスシーンにおける無邪気な性格の人の扱いで最も慎重さが求められるのが、失言しやすいというポイントです。

純粋に素直に自分の本音を表に出して表現できるということは、逆に考えれば周りや場の空気を一切読むことができないという結果になりえるため、交渉相手やお客様に対し失言ともとれる失敗を犯してしまうケースも珍しくありません。

無邪気な人との付き合い方

相手の言葉を100%真に受けない

無邪気な性格の人は、一見して不躾ともいえるような発言や行動をしがちであるため、相手の言葉をすべて真に受けないようにすることが大切でしょう。

大切な繋がりをキープする必要がある方であるほど、あらかじめ相手の言葉に左右されないよう覚悟を決めておく必要があります。

信頼しすぎないように注意をする

無邪気な笑顔や行動を示すことができる人は、見る側にとって心地よい存在となりやすく、必要以上に信頼感を抱いてしまう人も多いです。

しかし、好感を抱いた側とは違い、無邪気な人は無意識のうちで普段通りの事として実践しているため、相手の気持ちと差が生まれてしまうケースも少なくありません。

本音をさらけ出さないこと

無邪気な人に対して、人間は思わず自分の弱さや本音を打ち明けて共有してもらいたくなるものでしょう。

しかし、自分の本音や弱さをさらけ出しすぎてしまうと、今度は無邪気な人経由で他人に知れ渡ってしまう危険性も考えられます。

無邪気な人にとって、他人への気遣いよりも自分が思った本音をさらけ出す事を優先しがちであるため、仲良くなった場合も注意が必要です。