真面目な人の特徴 意味と接し方の解説

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真面目というと、堅苦しい、冗談が通じない、話ずらいと、少々付き合いづらいイメージもあります。
一方では、締め切りを守る、仕事が性格、勤勉家というような良いイメージもあります。
この記事は、この真面目な方とお仕事でお付き合いするのあたって注意すべきことをご紹介します。
真面目な方の取り扱い説明書として、是非ご参考にしてみてください。

 真面目の意味とは

真面目というと、いろいろな場面で使われますが、勤勉実直、何でも努力する、時間に正確、一つのことを真剣にやるなど良い意味としてして使われる場合と、冗談が通じない、融通が利かない、面白みがない、というように、悪い意味として使われる場合、両方があります。

良い意味として使われる場合は、あの人は真面目だから何をかませても安心できる、あの人は真面目だからきっと仕事の締め切りを守ってくれる、真面目だから悪いことはしなさそうだなどというように使われます。

一方で、悪い意味でつかわれるときは、あの人は真面目で冗談が通じないのでつまらない、真面目過ぎて面白みがない、真面目だけが取り柄だ、などのような使われ方をします。
どちらもよく使われる表現です。

また、日本人はこの真面目という性格が多いので、だいたい、あの人はどんな人?と聞かれた時に、真面目でいい人だよ、などと言うように気軽に使う性格の表現でもあります。
言われた方も、大体は悪い気はしないでしょう。ただ、真面目というのも、場所によって好まれる場合と好まれない場合があって、たとえば仕事などの場面では、真面目であることは好まれますが、お友達の間柄だと、少し物足りないとか、つまらないというような印象に受け取られることもあります。

 真面目の英語表現

英語で真面目というのは、なかなかピッタリくる表現がなく、ハードワーカーやシリアスなどが近いです。

ただ、ハードワーカ―ですと、書いて字のごとしですが、一生懸命働く人という意味となり、性格というよりは行為をさしているような表現です。

シリアスというと、どちらかというと神経質とか頑固で細かいことに過敏であるというような印象になります。
真面目という性格を一語でまったく同じ意味に置き換えるのが難しいのは、外国人は、どちらかというと、真面目であるか否かにあまりこだわっていないからです。

 真面目の類語・似た性格

真面目に類似する性格としては、勤勉家という性格があります。
先ほど、英語のセクションでお話しましたハードワーカ―は、どちらかというと勤勉家に近いので、真面目と勤勉家は少々違いがあるとお感じになると思います。勤勉家は、性格そのものというよりは、事象により注目した表現で、何かを一生懸命やる人とか、夢中でやる人、というような印象になります。

二つ目は、堅物という表現があります。堅物というと、真面目で融通が利かない人という意味があり、どちらかというとあまりいい印象がありません。融通が利かない、冗談が通じないというのが主な意味ですので、なんとなく近寄りづらい人や、話しかけにくい人につかうことが多いです。

三つ目は、正直というのも近い性格でしょう。ただ、これは少し意味に違いがあり、両方とも公正であるという点では共通していますが、正直というと単純に嘘をつかないとか、本当のことを言うというように、真面目と通じるところもありますが、少し違います。

四つ目としては、実直という言葉があります。勤勉実直という言葉があるように、一つ一つ目標に向かって何かを積み重ねていくようなイメージですので。この一つ一つ積み重ねていくというところに重きがありますので、真面目よりよりやや行動的なことが入っています。

五つ目は、誠実という表現があります。誠実ということは、何事もにも公明正大で、誠意をもって対処するというような意味が含まれています、真面目というのが目的があるのに対して、誠実というのは目的があると言うわけではないです。

六つ目は、堅実という表現があります。堅実というのは、性格だけではなく、選択肢などにも使います。例えば、堅実な選択だとか、堅実な方法だ、というような表現です。つまり間違いがないとか、より確かだというような意味が含まれています。

このように真面目に類似する表現はとても多様です。少しずつ微妙な違いがあるものの、どれも大体は同じ意味です。

真面目の特徴:努力家

真面目な方は、何でも努力をして、物事を達成することができるということです。
目標をたてて、その目標に向かって自分なりのやり方で、少しずつそれを達成していくことができます。
仕事では、営業であれば、コツコツと努力をして外回りをしたり、資料などを準備してきちんと説明することで、相手からの信頼を得ることができます。
このような方の良い点は、任せたらきちんとやってもらえるということです。

ただし、気を付けなければいけないのは、逆境に弱く、臨機応変な対応は苦手だということです。

一生懸命努力をしても上手くいかないことがあるとすぐに心が折れてしまったり、なぜうまくいかないのか思い悩んでしまうこともあります。
そういった時に、ぱっと気持ちを切り替えたり、方向転換をするのはあまり得意でなく、一人で抱え込んでしまい、ストレスを溜めたり、誰にも相談できずに解決できないままになってしまうこともあります。

 真面目の特徴:几帳面

真面目な方は、几帳面で細やかなところまで気が付くということです。
事務仕事の中でも、細かい作業を伴う会計や、数字を扱うような仕事が向いています。

不正や間違いを嫌うので、少しの違いでも徹底的にこだわるので、厳密性が問われる職種にはぴったりの性格です。
銀行員や公務員なども向いています。

一方で、苦手なことと言えば、几帳面で細かなことが気になって、一つのことに固執しすぎるので、大きなことを管理するようなマネージングなどはやや不得意です。
真面目な方は、人に言われたことを一寸の狂いもないように仕上げることに懸命になるあまり、周りが見えなくなったり、時間を忘れて没頭するようなことがあります。
また、大きなプロジェクトを任されたりすると、全体的なことよりも細かなことが気になって、大きな目標を達成することに困難を感じることがあります。
このような方は、あまり細かな指示を出すよりは、大目標を優先したほうがよいということを伝えたほうが効果的です。

 真面目の特徴:納期を守る

真面目な方は、時間や締め切りを忠実にまもるということです。
締め切りまでに、どのようなスケジュールで進めるべきなのかをきちんと考えて仕事に着手するので、進捗状況を正確に把握でき、一緒に仕事をしていても、また仕事を頼むとしてもとても信頼ができます。締め切りよりも早く仕事がおわるように、日々きちんと管理できるので、締め切りに遅れることはありません。スケジュールもスケジュール表やパソコンなどで記録して、わかるようにしています。

ですが、こういった方の負の面としては、きめたことを変えたり、スケジュール変更などをあまりこのまないので、その時々にあわせた行動ができないことがあります。雨がふったので、延期。体調が悪いので日を伸ばす。こういうことを執拗に嫌うこともあります。
ですので、一緒にやっている方にとっては、融通が利かない、無理を言う。というような風に感じることがあるかもしれません。
急な予定変更なども嫌うので、付き合う方は少し方が凝ります。

 真面目の特徴:仕事に対して正確に取り組む

真面目な方は、仕事が正確だということがあります

真面目な方は一点のミスも許さないとか、きちんとしていないと嫌だという性格で、自分にも人にも厳しい面があります。
そのため、仕事でもこの厳密性をとても重視しています。
何度も見直して、ミスなく仕事を仕上げてくれます。

また、間違いがあった時はすぐに訂正し、真摯な態度で対応してくれるので、例えば営業マンの方であれば、顧客からは厚い信頼をえることができる人と感じられることでしょう。
ただ、スピードの点では少し慎重になりすぎて、人よりも仕事に時間がかかることがあります。
通常の人が一度か二度の見直しで終えることを、心配でなんども見直したり、一つの間違いを見つけると他にもあるのではないかと不安になり、どんどん深堀してしまったりと、慎重故に期間がかかることがあります。

そして、真摯であるのは良いことなのですが、自責の念にとらわれたり、なんでこんな失敗をしてしまったのかと自分を責めることもあります。

真面目の特徴:正義感がある

真面目な方は、正義感が強いということもあげられます。
これは、特に正義感が大切な仕事であれば、有効であることが多いです。
弁護士や警察官など司法を守る仕事や、社会正義を重んじる仕事であれば特に良いでしょう。
また、会計や人事など、公正さや平等であることが大切な部署でも真面目な方の性格は有効です。

真面目な上司を上長に持った方は、正義感が強いので、間違いや不正を見逃されませんので、注意しましょう。
一方で、真面目な方は、不正や間違いがすごく気になってしまい、人のそういうところが目に付くというということもあります。
そういう方が周りにいると、監視されているようで少し窮屈に感じたり、息が詰まるというような印象を持たれることもあります。

ミスや間違いばかりしてきされることはないのですが、なんとなくそういう目で見られているように感じで、気軽に仕事ができないと思われて、意識しているわけではないのですが、人に緊張感や圧迫感を与えてしまうこともあります。

真面目との付き合い方

このように真面目な方と一緒に仕事をする場合は、大体は良い面が発揮されるのでそれほど心配はいりませんが次のようなことに気をつけましょう。

ポジティブなアドバイスをする

真面目な方は、逆境や厳しい注意に打たれ弱いです。そのため、ちょっとした注意を深く受け止めすぎてしまい、落ち込んでしまうことがあります。そのため、注意の仕方は叱るよりは、こういう風にした方がいいというような前向きで建設的なアドバイスが効果的です。

予定変更などはあまりしない

真面目な方は予定変更など急なアクシデントで慌てふためいたり、パニックになることがありますので、できるだけ予定変更はしないようにしましょう。もしそのように慌てているのをみたら、冷静にさせるようにしましょう。

やり方に口出ししない

真面目な方は、あまり融通が利かないので、その人のやり方に口出しをすると気分を害したり、めげてしまいます。そのため、大きな目標は言うべきですが、基本的にはあまりこまかなことは言わないほうがいいでしょう。