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この記事では「反故(ほご)」について解説をいたします。「反故」の意味や由来、ビジネスシーンでの使い方を例文、英語表記などをまじえて解説します。
反故の意味は無駄になってしまうこと
「反故」は、無駄になってしまうことや、壊してしまうといった意味を持つ言葉です。
「反故」の「反」は裏返すなどという意味があり、「故」には不要になったものや、使用済みのものなどという意味があります。
使わなくなった紙を「反故紙」などと呼ぶこともあります。元々の予定や、価値などを失わせてしまうことをさして使う言葉です。
反故は約束を破ってしまった場合などに使われる
反故という言葉は、古くは不要になった紙のことをさした言葉でしたが、無用になってしまった物や事など、広い意味でも使われています。
約束を破ってしまった際や、事前に行った取り決めなどをないがしろにされた際などにも用いられ、単に物を無駄に使ってしまった際にも使われます。
反故を使った例文
会食の予定を急な私用によって反故にしてしまった。
結婚の約束を反故にしてしまうほど彼は信用を失った。
清書をか書き上げるために、何枚もの紙を反故にしてしまった。
反故の類義語には「破る」や「壊す」がある
反故の類義語には、「破る」や「壊す」などがあります。
「破る」や「壊す」は、敵意を持って故意に行われたという意味が含まれてしまいます。
「反故」は、事前に決めていた約束などが守られなかったことや、無駄なものにされてしまったという意味であるため、故意であったかどうかという意味は含まれていません。
「反故」はとりたてて相手を責める表現ではありません。
反故の英語表現は「throw away」などがある
反故は英語で、「throw away」や「break one’s promise」などと表現されることがあります。
約束していたことを無効にしたり、破棄する、捨てるなどという意味がありますが、「反故」を正確に意味する英語は存在しないため、前後の文脈や意味によって使われる英語が変わります。
反故についてのまとめ
- 「反故」は「ほご」と読み、無駄になってしまうことや、壊す、破るなどの意味として使われます。
- 「反故」はもともと不要になった紙をさして言う言葉でした。
- 「反故」の類義語には「破る」や「壊す」などの言葉があります。
- 「反故」の英語表現としては「throw away」や「break one’s promise」などが用いられ、文脈によって使われる語句は変わってきます。