時代劇などで使用される表現で「あいわかった」という言葉があります。言葉の意味や、語源はなんなのかや、どのような場面で使われるのか疑問点としてあげられます。

「あいわかった」という言葉の意味を理解するために、この記事では以下の3点について解説します。

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・あいわかったの意味・漢字
・あいわかったの語源
・あいわかったの使い方・例文

この記事を読むことで、時代劇をより深く楽しむことができるようになります。

あいわかったの意味と漢字表現

あいわかったという言葉は、よくわかったという意味をあらわしています。

あいわかったの「あい」という表現は言葉を強調させる役割をもち、ただ「わかった」と表現するよりも、重く受け止めたという意志を示します。

あいわかったは、漢字では「相分かった」と書きます。注意するポイントとして、「あいわかった」を「はいわかりました」という意味では捉えないようにする点があげられます。

注意点として、「あいわかった」の「あい」とは、後ろの動詞を強調する役割で使われるため、「はいわかりました」のような、普通の返事として意味を捉えないようにしましょう。

あいわかったの語源は古事記

「あいわかった」の「相(あい)」という表現は、「向かい合う」という意味をもつ「合い」や、「会い」という表現と同じように使用されます。

古事記の中にある歌では、「相」という表現は「ともに」という意味で使われていました。

他にも「あい」という表現は、動詞の前につくことによって動詞を強調する役割をもっています。万葉集の中にある歌では、「相」という表現が「必ず」という意味で使われていました。

あいわかったの使い方と例文

「あいわかった」という表現は昔、サムライ言葉として使われていました。サムライ言葉とは、武士階級で決められた共通の言語です。

時代劇の中の時代では、現代よりも方言が強く使用されていたため、地方の武士と会話するためにサムライ言葉は大切な役割を果たしていました。

時代劇などでも使用されるサムライ言葉としての、あいわかったという表現は以下の通りです。

あいわかった、お任せあれ。
「よくわかりました、お任せください。」という意味で使われます。頼み事をされたときに、了承の意味を示す場面で使用される表現です。
すまぬ、あいわかった。
「申し訳ない、よくわかった。」という意味で使われます。相手に頼み事をした後に、詫びる場面で使用される表現です。

サムライ言葉の他に、候文(そうろうぶん)で「相」という表現が使用されます。候文とは、文語文として使用される文章形体のことです。

もともと「あいわかった」という表現は、「相」という文字からきているため、以下の使い方についても知っておくとよいでしょう。

相願候(あいねがいそうろう)
「強く願います。」という意味をもちます。「相」が後の「願」という文字を強調しています。
相催候(あいうながしそうろう)
「しっかりと執り行います。」という意味をもち、「相」が後の「催」という文字を強調しています。

あいわかったについてのまとめ

  • あいわかったは「よくわかった」という意味です。
  • あいわかったは、漢字で「相分かった」と書きます。
  • あいわかったの「あい」という表現は、強調の役割をもっています。
  • あいわかったは、古事記や万葉集で使用された「相」に由来します。
  • あいわかったは、サムライ言葉として使用されていました。