乖離は、日常生活ではあまり使わないでしょう。聞いてなんとなくは分かっても、表記や正確な意味を把握していない人も少なくありません。

ここでは、「乖離」の意味、類語やいい換え表現、使い方や、「乖離」の英語表現を解説します。

乖離(かいり)の意味は離ればなれになる事

「乖離」の「乖」は、訓読みでは「そむ-く」と読みます。「離」との組み合わせからわかるように、「乖離」の意味は、そむきはなれる事や、はなればなれになる事をあらわしています。

乖離はもともと密接な関係にあったものが離れてしまったという意味であるため、ネガティブな意味で使われます。実際の物にも使える言葉ですが、人の心や数値に対しても使えるでしょう。

乖離の類語やいい換え表現

「乖離」の類語は、乖離しているものがなにかによってが必要です。

意見や数値の乖離は、「分立」「分離」「離隔」「隔絶」などがあるでしょう。

や人の心であれば、シーンにより「夫婦別れ」「縁切り」「別居」「別離」「離別」などが乖離の類語になります。

「乖離」をいい換える場合、「かけ離れる」「ギャップがある」「大きく異なる」「ズレがある」などの表現が使えるでしょう。

乖離の使い方と例文

「乖離」は、ネガティブな意味で使うことがほとんどです。もともと近かったものが、反対方向に離れていくイメージで、もととはズレや差があることをあらわす使い方をします。

数値で統計をとったときには、乖離率という言葉もよく使われ、それぞれの分野で、乖離率を求める計算式があります。

【例文】
「国民の感じていることと家の説明には乖離があり、納得できない。」
「予想数値と実験の数値が乖離しすぎているように感じる。」
「社長の方針は、今の経営状態と乖離しており、夢物語のようだ。」

乖離の英語表現

「乖離」の英語表現は、の類語を判別するのと同じように、乖離しているものがなにかを考えましょう。

乖離しているものがものや数値であれば、以下のように表現できます。

gap
隔たり・ずれ
detachment
分離・脱離
separation
分離・独立
dissociation
分離

例文は以下の通りです。

There is a huge gap between the CEO’s policy and the actual managing conditions, therefore sounds like a dream.
社長の方針は、今の経営状態と乖離しており、夢物語のようだ。

乖離が人間関係であれば、以下のように表現できます。

estrangement
疎遠、離間、仲たがい
alienation
遠ざけること、疎外
separation
別離、離別

乖離についてのまとめ

  • 「乖離」の意味は、「そむきはなれること」「はなればなれになること」をあらわしています。もともとは近い状態にあった場合に使う言葉で、実際の物だけでなく、人の心や数値に対して使える言葉です。ネガティブな意味で使われます。
  • 「乖離」の類語は、乖離しているのが何かによって使い分けが必要です。「分立」「分離」「離隔」「隔絶」「夫婦別れ」「縁切り」「別居」「別離」「離別」などが類語になります。
  • 「乖離」をいい換える場合、「かけ離れる」「ギャップがある」「大きく異なる」「ズレがある」などの表現が使えるでしょう。
  • 「乖離」は、もともと近かったものが、反対方向に離れていくイメージで、もととはズレや差があることをあらわす使い方をします。
  • 例文としては、「国民の感じていることと政治家の説明には乖離があり、納得できない。」などがあります。
  • 乖離の英語表現には、“gap”(隔たり、ずれ)“detachment”(分離、脱離)“separation”(分離、独立)“dissociation”(分離)“estrangement”( 疎遠、離間、仲たがい)“alienation”(遠ざけること、疎外)“separation”(別離、離別)などがあります。