第一印象は見た目で決まりますが、第二印象は言葉遣いが左右するものです。第二印象は人間性や教養などの目安にされるため、場面にふさわしい言葉遣いを心がけるべきです。

ここでは言葉遣いのマナーと、相手を不快にさせない言葉遣い、社会人と接する時の言葉遣いマナーなどについて解説します。

この記事を読むことで言葉遣いのポイントを押さえることができ、誰にでも失礼のない言葉遣いをできるようになります。

言葉遣いの基本的なマナー

言葉遣いのマナーでは、敬語をうまく使うのが大きなポイントです。一言で敬語といっても、、謙譲語I 、謙譲語II(丁重語)、、美化語の5つに分けられます。

尊敬語は、相手の行為の動詞、名詞、形容詞などに「お」や「ご」を付ける言葉です。

尊敬語と区別しにくい謙譲語Iは、自分がする行為やものごとに対して相手を立てる表現です。「伺う」や「申し上げる」が、代表的な例でしょう。は、主語が常に自分であると覚えておく事が大切です。

謙譲語II(丁重語)は、自分がする行為やものごとなどを丁寧に述べる表現です。「参る」や「申す」などがあります。丁寧語は、主語に関係なく、相手に丁寧に伝える表現です。「です」「ます」や「ございます」なども丁寧語の一部です。

美化語は、「お」や「ご」をつける「お花」や「お酒」などが相当します。しかし、「おビール」というと違和感があるように、公共の施設やカタカナ外来語などは丁寧語にできません。

言葉遣いのマナーでは敬語を使いこなすことも重要ですが、一番に考えるべきなのは相手が不快な思いをしないという心遣いです。シーンにあった言葉遣いで、丁寧すぎず、くだけすぎない円滑なコミュニケーションにつながります。

相手を不快にさせない言葉遣い

学生が使う言葉遣いでは、社会人としては足りない部分もたくさんあるでしょう。相手を不快にさせない言葉遣いのためには、以下の3つのポイントが大切です。

接客でよく使われる敬語は相手を不快にさせない

接客業で使われる敬語は、相手への心遣いがあり、不快にさせない言葉が大切です。接客で使われる敬語の中でも、社会人になれば接客業以外でも使える代表的な言葉には、「いらっしゃませ」「さようでございます」「かしこまりました」などがあります。

いずれも使う機会の多い言葉であるため、スムーズに使えるようにしておくとよいでしょう。

相手を不快にさせる「はぁ?」「マジっすか」などNGな言葉

学生の間では許されても、社会人では相手が不快な言葉を使うのは避けましょう。

相手をバカにしているように響く「はぁ?」や「は?」、疑ったり馬鹿にしたりするように聞こえる「マジですか?」「ほんとですか?」などは、日常的に使っていると反射的に口から出てしまう言葉であるため注意が必要です。

納得していないのが伝わる「まぁ…」や曖昧な「そうですねぇ…」なども失礼な言葉であるため注意が必要です。

相手を不快にさせる若者のアルバイト言葉

よくアルバイトで学生が使う間違った表現が、アルバイト言葉といわれています。

不必要な「~ほう」をつける、「ご注文のほうはお決まりですか?」「こちらのほうから失礼します。」などの表現もアルバイト言葉です。「~ほう」は2つのものを比較しているときだけ使うのが正しい表現です。

メニューなどの確認で、「~でよろしかったでしょうか?」と使われることも多くありますが、今あったことを確認するために過去形を使う必要はありません。正しくは「~でよろしいでしょうか?」が正解です。

会計では「10,000円からお預かりします」という表現をよく耳にしますが、正しくは「10,000円をお預かりします」で、「から」は不要です。

社会人と接するときの言葉遣いのマナー

敬語に気を付けるのが言葉遣いのマナー

社会人でも間違いがちな言葉のひとつに、上から目線言葉があります。似たような2つの表現がある言葉であるため、どちらを使うかで意味が全く違い、失礼になってしまいます。

「お世話になっております。」を使う場面で、「お世話様です。」を使う人もいますが、目上の人に使う言葉ではないため注意が必要です。

目下の相手に対しては、「ご苦労様です」ではなく「お疲れ様です」を使い、目上に対しては「了解です」ではなく「かしこまりました」を使うようにしましょう。

言葉遣いのマナーについてのまとめ

  • 言葉遣いのマナーでは、尊敬語、謙譲語I 、謙譲語II(丁重語)、丁寧語、美化語の5つの敬語をうまく使うのが大きなポイントになります。また、言葉遣いのマナーで一番考えるべきは、相手が不快な思いをしないという心遣いでしょう。
  • 相手を不快にさせない言葉遣いのためには、接客でよく使われる敬語を使いこなすこと、はぁ?マジっすかなどのNG言葉、若者アルバイト言葉は使わないようにしましょう。
  • 社会人と接する時の言葉遣いマナーでは、上から目線言葉を使わないように注意が必要です。