【思った以上に複雑?気軽に使っている「改めて」の意味と使い方】

日常的に使用している「改めて」という一言。さまざまな場面で使うことができるため使用頻度も非常に高く、特にビジネスシーンでは別れ際などによく耳にします。
「では後日改めて」や「改めて実感しました」に加え、丁寧語の「ます」が付いた「改めまして」など、言い回しによってそれぞれ意味やニュアンスが異なるため、この記事では、そんな「改めて」の正しい意味と使い方を解説します。

「改めて」の意味

「改めて」には大きく分けて2つの意味があります。
「改めて」は、もともと「変えて」という意味があり、一般的には「また改めて」や「改めて伺います」などと使用します。この場合は「再び」「新しく」「別の機会に」など「後日異なる場を設けて」といった意味となります。
一方「改めて考えると」「改めて知りました」というような使い方をする場合は、「今さらながら」「新たに」と、物事を再確認することを意味しています。

「改めて」の使い方と注意点

「また改めて」や「改めて伺います」など、後日もう一度新しくやり直すという意味で用いる「改めて」は、基本的に明日・明後日と連続することや、すでに日程が決まっていることには使用しません。
例えば、今日行なったことを明日同じように行なう際に「明日も改めて行ないましょう!」とは言わず、「明日も頑張りましょう!」と表現するのが適しています。また、2日後に再訪することが分かっている場合は「2日後に改めて」とは言わず「また2日後に伺います。」で十分です。その時点で次回の日程が決まっていない場合にのみ「改めて」と使用しましょう。

「改めて」を使った例文

【後日異なる場を設けてを意味する「改めて」の例文】
・その件に関しましては後日改めてお伺いし、直接お話させていただこうと思っております。
・ご案内状は改めて送付させていただきますので、ぜひそちらをご確認ください。
・伺いましたがいらっしゃらないようですので、また改めて連絡させていただきます。
【物事の再確認を意味する「改めて」の例文】
・この場をお借りして、両親に改めて感謝を述べたいと思います。
・今回の件で彼の人気を目の当たりにし、改めてその才能のすごさを感じました。
・辛い時期ももちろんありましたが、改めて家族や友人の大切さに気付くことができました。

「改めまして」の意味「改めて」との違い

「改めまして」は「改める」に丁寧語の「ます」をくっつけた表現です。「気を取り直して」「仕切り直して」などの意味合いで、それまでの場面や話題を切り替えて再度開始する時などに使用されます。丁寧語として表現にすることにより、これまでに解説した「改めて」の意味とは異なる意味を持つので、使い方には注意が必要です。

「改めまして」を使った鉄板フレーズ

・改めましてこんにちは、本日皆さまをご案内させていただきます山田と申します。
・この度は、残念ながらこのような結果となってしまいましたことを、改めまして深くお詫び申し上げます。
・さて改めまして皆さま、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。

改めての使い方のおさらい

「改めて」には、「新しく」や「別の機会に」など後日もう一度行うことを表す意味と、「新たに」と物事を再確認するという意味があります。前者は、明日・明後日と同じことが連続することに関しては使用せず、あくまでも次回の日程が決まっていない場合にのみ使用されます。また「改めまして」と丁寧語として使用する場合には、「仕切り直して」など新たに場面や気持ちを切り替えるという意味となり、「改めて」とは全く異なったニュアンスとなるため、しっかりと使い分けるようにしましょう。