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寛仁大度(かんじんたいど)の意味
寛仁大度とは、中国後漢期に編纂された、前漢について記した歴史書「漢書」の高帝紀を出典とする四字熟語です。
寛仁は心が広く、情が深いことを意味する言葉で、大度は度量が大きく、小事にこだわらないことを意味しているため、寛仁大度とは、心が広くて情が厚く、度量が大きいことを意味する四字熟語です。
類語には、「天空海闊(てんくうかいかつ)」「豪放磊落(ごうほうらいらく)」「豁達大度(かったつたいど)」「寛洪大量(かんこうたいりょう)」などがあります。
寛仁大度のビジネスシーンでの使い方
寛仁大度はビジネス用語ではありません。
しかし寛仁大度とは、エゴや自尊心などで失敗を咎めたりしない、ビジネスにおいて理想的な、度量の大きさを表現する四字熟語です。
ビジネスシーンでは失敗がつきものであるため、寛仁大度があらわすように、失敗はお互い様である事を忘れない事が大切です。
寛仁大度の例文
人々に安堵を与えた信長公の寛仁大度には賞讃や感謝を惜しまなかった。
出典:辻邦生「嵯峨野明月記」
出典:辻邦生「嵯峨野明月記」
寛仁大度の皇帝陛下がことごとく罪を宥して反省の機会を与えられた。
出典:徳冨蘆花「謀叛論(草稿)」
出典:徳冨蘆花「謀叛論(草稿)」
彼は寛仁大度だから、絶対に出世する。