安心立命(あんしんりつめい)の

安心立命とは中国・北宋代に道原によって編纂された禅宗書「景徳伝灯録(けいとくでんとうろく)」を出典とする四字です。

安心は仏教用語であり、信仰によって安らぎを得て心が乱されない事を意味します。立命は儒教用語であり、力の限りを尽くした後は天命に身を任せ、いかなるものにも動じずに落ち着いている事を意味する言葉です。

上記の事から安心立命とは、力の限りを尽くした後は天命に身を任せて落ち着く事や、信仰によって安らぎを得て心を落ち着ける事を意味しています。

安心立命は、「あんじんりつめい」「あんじんりゅうみょう」「あんじんりゅうめい」とも読みます。「立命安心(りつめいあんしん)」とも表記することが出来ます。

類語には、安心決定(あんしんけつじょう)・寂滅為楽(じゃくめついらく)などがあります。

安心立命のビジネスシーンでの

安心立命はビジネス用語ではなく、日常的に使う言葉でもありません。

しかし、ビジネスはストレスが溜まる場面が多いものです。安心立命のように、力の限りを尽くした後は天命に任せる余裕が大切でしょう。

安心立命の例文

安心立命するものを捉えさえしたらいいのだろう。
出典:岡本かの子「食魔」
天下を一つにおさめ、人民を安心立命させるための三十万でした。
出典:陳舜臣「秘本三国志 03 (三)」
今まで仏を信じていなかった彼も、仏に帰依して信仰の道に入った事で安心立命を得る事ができた。