低徊趣味(ていかいしゅみ)の

低徊趣味とは、世の中の世俗、雑事から離れて自然や趣味、芸術などを楽しむことです。

夏目漱石の書いた文章に原典があるともいわれています。

また、低徊趣味には「低い」という言葉が含まれているのがわかります。よって、大所高所、あるいは上から目線で大仰な趣味を楽しむというより、ごく小さく素朴な楽しみを大切にするといった性質がより強いでしょう。

低徊趣味のシーンでの使い方

ビジネスシーンでは一見使いにくいようにも感じるですが、仕事の合間には趣味やサークル活動の話もするでしょう。

他の人の熱中していることなどを「おっ、いいねえ、低徊趣味というか。」といったように褒めたりすると、いつもとは違った雰囲気で会話が進展している気配が出てきます。

とはいえ「低い」と「徘徊」の「徊」が入った四字熟語です。
口でいう場合はもちろん、メールなど文字で使う場合でも、しっかりと意味を説明しておかないと相手の機嫌を損ねてしまうかも知れません。

また、社会はどうしても実利を求めます。高尚で実益的ではない事情などを皮肉をいうように批判することもできないわけではありません。

低徊趣味の例文

ほほう、最近は囲碁に凝っているのか。いいねえ、僕も学生時代は随分やったけど、やはり盤面に向かい合うのは低徊趣味、仕事や家庭のことを忘れられるから素晴らしいよね。
確かにあの文化事業は有意義だと思う。しかし投資したお金に見合ったリターンがあるわけでもなし、やはり今時、会社という枠内で低徊趣味を追求するのはよくないのではないか。