臥龍鳳雛(がりゅうほうすう)の意味とは

臥龍鳳雛とは地に横たわって寝ている龍を意味します。

中空に舞い上がって天高く力強く登って行くからこその龍ですが、龍が今は横になっていて静かで目立たない様子は、本来高い能力や優れた才能を持つ人が、発掘されずに世の中に未だ埋もれたままになっている状態の例えです。

また鳳雛とは、古代中国の宇宙観にある、天地創造の力になった神獣の一つの瑞鳥である鳳凰の雛の事で、豊かな才能・能力によってこれから大きく花開くであろう若者をあらわしています。

ビジネスシーンにおいては、まさに臥龍鳳雛を獲得しようとどの企業も躍起になっているため、臥龍鳳雛を発見することは難しいですが、ひょんなところから臥龍鳳雛が見つけられる場合があります。

例えば、ビロードの歌声で一世を風靡したシンガー、ナット・キング・コールは元はピアニストでした。あるショーで、ボーカルがドタキャンしたため代役でステージに立ったことから歌声が認められました。

臥龍鳳雛の使い方と例文

「あの4番打者は、今年の春キャンプまで1軍どころか、2軍でさえない育成選手だったんだ。まさに臥龍鳳雛だね。」
「君たちは厳しい就職戦線を勝ち抜いて今ここにいるわけですが、わたしは、君たちの中に必ず臥龍鳳雛がいることを確信しています。」
「百姓たちは、盧を出る老龍と、伴われてゆく鳳雛のすがたを、見送っていた。」
出典:吉川英治「剣の君子 柳生石舟斎」
「臥龍か、鳳雛か。そのうちの一人を得給えば、おそらく天下は、掌にあろう。」
出典:吉川英治「三国志 孔明の巻」