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礼楽刑政(れいがくけいせい)の意味
礼楽刑政とは、古代中国において国家の秩序を維持するために必要な以下の4つの要素を意味します。
礼・・・礼儀
楽・・・音楽(娯楽)
刑・・・刑罰
政・・・政令(法律)
楽・・・音楽(娯楽)
刑・・・刑罰
政・・・政令(法律)
社会を形成するのに必須な要素を意味しているともいえるでしょう。古代といわず、近代国家にも必要な条件であるとも考えられますね。
同義語にはあまり近いものはありませんが、「信賞必罰」などが近い意味を持っています。
礼楽刑政のビジネスシーンでの使い方
ビジネスにおいて、組織論を語る場面ではこの熟語は有用な場合があります。
自分たちの会社の企業風土を表現する際など、中身がしっかりしていることをアピールする際に使える余地のある熟語といえるでしょう。
ただし、これを一般的な会話の場で「弊社は礼楽刑政がしっかりしている企業風土でして…」などといっても、伝わりにくいことがあります。使うとするならば、企業のHPや案内書類などの書面で使用する方が、漢字の組み合わせで熟語の意味を悟ってもらいやすいのでいいかもしれません。
言葉よりも文章や書面寄りの熟語であるといえるでしょう。
礼楽刑政の使い方と例文
礼楽刑政其の極は一なり
出典:前漢時代の経書「礼記」より
出典:前漢時代の経書「礼記」より
徂徠の治国平天下の論、礼楽刑政の論は、時の実力者柳沢吉保また将軍吉宗と結びついていたために具体性をもち、また力を以っていた。
出典:唐木順三『無用者の系譜』より
出典:唐木順三『無用者の系譜』より